羊と鋼の森
山崎賢人さん主演の映画が公開され、音楽でも久石譲さんと辻井伸行さん夢の初共演、エンディングテーマが話題になっています。

音楽好きにはたまらない夢のコラボなのです!
今回は久石譲さん×辻井伸行さん『エンディングテーマ』に雑誌月刊ショパンでのインタビュー内容も取り入れてお伝えしたいと思います。

『羊と鋼の森』映画の感想【役者編】はこちら

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大注目!久石譲さんと辻井伸行さんのエンディングテーマ!

ラストのエンディングテーマ!やはりこの映画の楽しみの一つでしたので、最後まで全然気が抜けなかったですね(笑)

音楽雑誌『月刊ショパン』にお二人のインタビューが取り上げられています。

久石譲さん
『綺麗なだけで終わらないように、映画の奥行を出せるように、シビアなミニマル的な部分とメロディアスな部分の交差する曲を作るように意識しました。その曲を辻井くんと一緒に作ることができて嬉しく思います。古典的なスタイルをとりつつ、現代的な曲を作ったのですが、みごとに弾いてくれました。辻井くんは本当に素晴らしいピアニストで、特にリズム感がすごいです。無駄なものがない、きちんとしたリズム。これを活かしたいと思って指揮をしました。演奏をしていて、とても楽しかったです。辻井くんとはまたぜひ一緒に演奏させていただきたいですね』
月刊ショパン24ページ


辻井伸行さん
『久石さんに楽譜をいただいた時に、どのような気持ちで作曲されたのか想像し、また映画のイメージを自分の中で膨らませて、できる限りのことをしようと思って練習し、本番に挑みました。お会いするまでは緊張しましたが、本当にお優しい方で、合わせやすく、またいろいろ勉強させていただきました。この曲は感動的で、美しく、弾いていて本当に楽しかったですし、収録があっという間でした。またぜひご一緒させていただきたいです。』
月刊ショパン24ページ

楽しみにしていたエンディング曲。

動画で一部分何度も聴いていたのでメロディラインはすでに予習済みで行きました(笑)
久石譲さんが語っているリズムというのがその時は見えてこなかったのですが、実際に映画館で全てを聴いてあぁ!なるほど!という感じでした(笑)辻井伸行さんの音楽はよく聴くのですが、私の好みであるというのもあり、辻井さんの優しい音色、タッチが大好きなので、しっとりした曲を多く聴いていました。
ドビュッシーなど最近は多かったでしょうか。月の光、ベルガマスク組曲…など。
この映画の作品の静けさとか、動画で聴いていた一部分を私が勝手に作りあげていた世界だったことを見ごとにぶち壊して下さったというか(笑)

徐々に展開されていくリズムがとても印象に残りました。映画を観て久石譲さんの無駄がない、きちんとしたリズムがまさに活かされている感じダイナミックさもありました。
主題テーマから変奏曲にも似たような感じでどんどんリズム感たっぷりな広がりが静けさとは違う壮大さをイメージする音楽でした。

というか…
ここが久石譲さんが話されているミニマル的な部分かなぁ、そうなのか?と。
変奏曲とかって書いちゃって恥ずかしいのですけど(笑)、ミニマルについてはわりと久石さん語られてるように思います。
最小限の音を同じパターンで反復させ、少しずつずらしていく音楽の手法。
クラシカルな音楽の構造が始まりがあって終わりがある。ミニマルは少しずつずれていって1周したらまた初めに戻りずっと続けられる構造と。

久石譲さんの著書『音楽する日乗』にもこの映画の随分前ですがそれに触れています。

『メロディーが非常に大事だと考えています。20世紀以降の現代音楽は、メロディーラインからの脱却することが、音を構築するうえで、生き延びる道だと思っていたわけです。でも僕が今、考えているのは、そのメロディーラインとミニマルをうまく合体させる道はないかということなのです。調整のあるきれいなメロディのように、本来メロディーが持っている力と、ミニマル自体にあるリズムやハーモニー感を融合させることで、なにか新しい方法を生み出していければと考えています』
音楽する日乗210ページ

音楽の3要素はメロディー、リズム、ハーモニー。
リズムが時間軸、ハーモニーが空間…

あの…ちょ、ちょっと頭がパンパンで(笑)
少しそんなお話を頭に残しつつ、思い出しつつ何度もこの曲を聴いてみたいと思ってます。

家に帰宅した私は、辻井伸行さんのベートーベンソナタやリストのラ・カンパネラ、ショパンエチュードを久しぶりに聴きまくりました。情熱的でドラマチック、またリズミカルな曲を聴いて改めてそういう辻井さんの曲も素敵だなと思い出させて下さいました。
エンディングテーマも素晴らしいのですが、『羊と鋼の森』映画には素敵なクラシックがたくさん使われていますのでそちらの方もまたお伝えしたいと思います。

羊と鋼の森!映画で使われたクラシック曲についてはこちらへ
読んで頂いてありがとうございました。

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