能京高校副部長、井浦慶。戦略や練習メニューの考案、後輩指導など能京高校を影の立役者。能京高校の司令塔としてなくてはならない存在です。

今回は、マンガワン内の人気投票で4位、井浦慶のキャラクター紹介・名言・名シーンを徹底的に紹介していきます!

※アニメ派の方は、ネタバレも含んでしまうので、ネタバレが嫌いな方はお気を付けください。

 

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キャラクター紹介

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 1巻 第1話】

井浦慶は私立能京高校に通う高校3年生。能京高校カバディ部の副部長。ポジションは元攻撃手、現在は司令塔。身長は172cm、体重63kg、BMI21.3。パワーもスピードも特徴的な能力はなく、平均的な体格をしており、最後まで戦えるスタミナを持ち合わせています。野生よりは知性で臨む頭脳派タイプであり、試合をしながら作戦や指示をだせたり、集めたデータから相手のフェイントを見抜けたりします。脅迫に近い交渉術も得意であり、宵越竜哉や水澄京平も井浦慶がアメとムチなる交渉術で勧誘されました。練習では、後輩の面倒をみる指導役の一面もあり、練習メニューや壁にぶつかった時の相談など多岐にわたり、サポートしています。

 

裏の顔が怖い!井浦慶の性格とは?!

裏の顔とは

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 1巻 第1話】

学業の成績がとてもよく、過去には「模試荒らし」と呼ばれるほど模試などで上位の成績をたたき出しています。また、元々PCゲームなどが得意であり、PCを使った人脈からミコミコ生放送よ呼ばれる生放送サイトで神生主を使った経歴もちます。そんな頭脳とネットを使った情報収集力を使って策略を練る時の表情は悪だくみを企む顔以外の何物でもないでしょう。

宵越竜哉を勧誘する際は、ミコミコ生放送のナイトレイドであることをばらされたくなければ、体験だけでもしてほしいと脅迫したり、水澄京平を勧誘する時は、中学時代のケンカの動画をネタにゆすったりと交渉方法がかなり悪質です。戦略だけでなく、策略も使いこなすのが井浦慶の真骨頂です。

悪魔のささやき

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 1巻 第1話】

脅迫以外にもアメとムチの交渉術も巧みに操ります。上記は宵越竜哉に勝負を持ち掛けるシーン。井浦慶は得意なネットを使った人脈を用いて、宵越竜哉が使っているナイトレイドの会員数を3桁に増やしました。ミコミコ生放送で神生主になれる可能性をちらつかせた上で、入部をかけた勝負をふっかけている。そのセリフはまるで悪魔のささやきのようです。

それだけ頭が切れる井浦慶は、周りの評判もすこぶるいいです。井浦慶は先生には好感があり信頼できる生徒として、後輩からは優しい先輩として映るようにふるまっています。人間関係の処世術を心得ており、組織でうまく立ち回れるタイプです。だからこそ将来、サークルのリーダー、そして社長になれるのでしょう。

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井浦慶は慕われている?!能京高校の指導役としての一面

後輩への面倒見の良さ

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 7巻 第62話】

先ほどは裏の顔について語りましたが、カバディ部のメンバーはそんな井浦慶を信頼しています。上記シーンは、3校合同合宿帰り、宵越竜哉や畦道相馬の急成長をみた能京高校の人見祐希、関隆太、伴伸賢は落ち込んでいました。そんな彼らをみて、井浦慶が声をかけるシーンです。このシーンからわかるように、井浦慶は後輩の面倒見がとてもいいです。彼らだけでなく、宵越竜哉や伊達真司、王城正人など能京高校メンバー全員とコミュニケーションをすることで、彼らの成長の支えています。こういう指導は自分の役割だと認識しており、自ら率先してやっているのです

井浦慶は、カバディ部だけでなくそれ以外のことにも気を配っています。夏休みの宿題を全く手をつけていなかった宵越竜哉と畦道相馬の様子を見に現れ、一緒に手伝ったり、水澄京平の彼女である早乙女実花のフォローをして、関係性を維持してみたり(笑)と色々な面を配慮できる男なのです。

能京高校における司令塔

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 13巻 第137話】

井浦慶は能京高校にとっての司令塔です。久納栄司コーチは、「コート上で臨機応変に指示をだせるのがあなたの強み」と評価されるほど頭脳面は秀でています。関東大会では、伯麗IS外園丈治のフェイントを調べたデータから予測したり、律心高校の作戦の意図を試合中に把握したりと、戦略面で重要な役割を担っています。能京高校のメンバーに対して攻撃や守備の指示を試合中に出すことができます。

また、試合結果の分析もすることができ、奏和高校との練習試合後には、守備力不足だと分析し、練習メニューを考案していました。久納栄司コーチが来る前までは主に井浦慶が練習メニューを考案していた。

 

王城正人と幼なじみ?!王城正人との絆とは!

小学校からの付き合い

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 巻 第168話】

王城正人とは小学校以来の付き合いであることがわかっています。小学校の時に王城正人からカバディやろうと誘われてから、カバディをやり始めました。それから6年間、カバディで全国大会制覇を目指して、王城正人と共にカバディに取り組んできました。カバディやり始めた当初は感動があったものの、いつの間にか嫌なことが半分以上になってしまっていました。でも未来の自分が「面白かった」と笑えるようにとカバディを続けていましたが、王城正人がいなかったら、やめていたと語っています。井浦慶のお姉さんとも親交があり、まーくんと呼び、慕っていることから、お姉さんともよく遊んでいたと思われます。

6年間を経て

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 6巻 第47話】

長年、井浦慶は王城正人と共にカバディを追い続けてきました。「他の世界組と違う学校でカバディに集中できればいい」という王城正人の希望を汲んだりと王城正人とともにやってきました。幼いころからカバディをやってきて、嫌いな思い出の方が多いけれども、まだここでカバディしたいと語っています。上記シーンは、夏休み、昨年とは違う夏にしみじみ感じている2人です。昨年は、1回戦敗退だったので、もっと早く夏休みが終わっていました。あの時とは違い、仲間が増え、そして関東大会3回戦進出できた。その喜びを味わっている2人の背中がたまらない。

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井浦慶の名言・名シーン

その1「お前の夢が!!俺たちの目標が終わるんだ!!!」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 3巻 第18話】

上記シーンは、能京高校が奏和高校との練習試合のハーフタイム。王城正人が前半戦の早いタイミングで登場したため、体力も削られ、カウンターも早めに使われたため、相手が動きに慣れてきていました。王城正人は身体が華奢なため、けがする危険性が高まっていました。カバディはアメフト並みに危険なスポーツであり、けがで選手生命を絶たれた人もいます。しかし、王城正人はカバディのベテランであり、攻撃を恐れていませんでした。そんな王城正人をみて、今王城正人がけがしたら、関東大会が終わってしまう。井浦慶と王城正人との夢が終わってしまうことを恐れろと訴えたかった井浦慶の迫真の言葉です。この言葉に私は鳥肌が立ちましたね。

 

その2「カバディが面白れーからなんだろう。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 3巻 第19話】

奏和高校との練習試合、後半終了間際。奏和高校部長六弦歩の攻撃。この攻撃で奏和高校が勝利するか否かが決まる瞬間。2点のストラグルを実施した六弦歩は、宵越竜哉と王城正人が引き留めている中、自陣のコートまで10数cmまでの距離でした。倒れれば、自陣に帰ることができ、点数が入る状態です。指さえ届けば、仲間のために諦めないともがいていた六弦歩。しかし、そんな六弦歩の思考を読んでいたのが井浦慶でした。作戦、仲間、両手、自分の全てをかけて臨んだのに、六弦歩の腕1本しか止められない。実力の差を痛感させられ、凡人の自分がなぜもがくのかと疑念がわく。そんな中、自分が気づいたのはカバディが面白いという事実でした。井浦慶の苦労と喜びが垣間見えて、とても温かくなりました。

 

その3「俺は、攻撃手だった。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 15巻 第168話】

関東大会3回戦、後半ラスト数秒。高谷煉の攻撃は能京高校の負けを決定づけるほど粘りをみせました。点数は2点差。残り1秒の中、能京高校の攻撃手である王城正人と宵越竜哉は、相手のコートまでいくのに1m以上でした。時空を遡り、2秒前、井浦慶はとっさに動き出していた。相手の作戦がみえていたから、過去のデータから予測したから、そういうことではありませんでした。

周りは司令塔井浦慶を称えてくれています。でも、攻撃手としては認めてくれていませんでした。自分は凡人で、期待の新人が攻撃手としてあんなに成長していたら、仕方がないと思っていました。でも完全に諦めきれませんでした。その気持ちがなかったら、この攻撃にはつながらなかっただろう。関東大会前のあの練習がここにつながるとは思わず、感動しまくりでした。

 

その4「割りに合わねぇなぁ・・・」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 15巻 第168話】

その3と続くシーン。井浦慶の最後の攻撃。井浦慶はストラグル2点を獲得し、意地だけで攻撃を成功させました。奏和高校となんとか同点にし、延長戦に持ち込みました。下手したら、能京高校はここで終わりの可能性が高かった瞬間。この井浦慶のプレーには派手な技とかは一切ありませんでした。でも6年間歩んできた井浦慶というプレーヤーの全てがつまっていました。この試合をみていた律心高校亜川公継コーチは、ただ走っただけに近い特質すべき事のない平凡な攻撃だったが、値千金の攻撃だと評しています。未来の自分が少しでも面白かったと笑えるように頑張りましたが、出血するまでやって同点でした。本当に割りに合わないなとしみじみ感じています。

 

まとめ

井浦慶について語りました。井浦慶は能京高校の司令塔であり、相手の戦略にあった指示をだせるのはこの男しかいないと改めて感じずにはいられませんでした。今後の試合も井浦慶の指示やファインプレーに期待したいです。そして、今後も灼熱カバディの魅力的なキャラクターや熱くなる試合などを伝えていきます。

読んでくださり、ありがとうございました。

 

※今後も追記予定です!