子供のピアノが上達するために必要なことっていくつかありますが、
譜読みが苦手だったり、できないと、練習もなかなかはかどりませんよね。

譜読みでつまずいて、好きで始めたピアノが続かない。
嫌になる。
そんなこともよく聞くお話です。

「どうしたら音符が読めるようになるのかな」

何事も最初が肝心と言いますか(笑)
まずは習い始めの子供、幼い子供たちの譜読みのコツから。

今回は実際に子供たちが先生に
「こうやったら譜読みが早くできるようになるよ!」
と教わったとっておきの方法をお届けしたいと思います!

・練習時間についてはこちら
・先生の選び方についてはこちら
・憧れの曲についてはこちら

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音符カードを作る

習い始めの幼児の頃はピアノを弾くことだけでなく、
まずは音符の認識をするためにカードを作って、子供と一緒にドレミを覚えました。

どんなことも楽しみながら(笑)

一緒に画用紙に音符を書くことから当時は始めましたが
(ほぼ親の作業…(笑))
今ではとても便利になっていました!!

ダウンロード(笑)

これは有難い!!

昔を懐かしく思いながら一人チョキチョキとカードを切って作ってみました。
子供と一緒にチョキチョキも楽しいかもしれませんね。

どうしても小さいうちは親のサポートが必要になります。
ほったらかしにしておいて、1人でピアノに向かい練習することはまずありません。

 
それを我慢!我慢!と思ってやるのか、

それともどうせなら楽しんでしまえ!(笑)
何なら私も一緒に上手になってしまえ!(笑)

と取り組むのか…

 
私は全てゲームのようにしてしまおう!!

お稽古!習い事!と堅苦しく捉えないで、

一つの遊びとしてしまおう!と

そんな気持ちで一緒に取り組んでいました。

 
この音符カードもその一つですね。
さぁ。音符カードの完成ですよ。

ト音記号とヘ音記号ができました。

真っ白な用紙に私は全部印刷してしまったのですが…
まだ習い始めの小さいお子さんならば、

ドは赤色の紙、レは黄色の紙、ミは緑色…

など色があると、最初のうちはより楽しくわかりやすく取り組めていいかもしれません。

そしてまずは簡単なト音記号を並べていきますね。

ドレミの音階で並べるのではなくて、このように適当に並べて下さいね。

子供だけが音符カードの練習をするのではなくて、親も交代でするといいですよ。
親は脳トレ、老化防止訓練です(笑)

メトロノームに合わせて音符読みゲーム

そしてもう一つ大切なのがメトロノームです。

最近は電子メトロノームもありどちらでも構いませんが、私はなんだかんだ目でハッキリわかるこのメトロノームが好きです(笑)

少し見にくいかもしれませんが、テンポ40の一番上にメトロノームを合わせています。

このメトロノームのカチコチに合わせて、左から順に音符を読んでいきます。
右まで読んだら今度は反対から、右から左へ読んでいきます。

間違えたらチャンスはもう一度だけ(笑)
それでも間違えたら、音符カードをまた並べ替えます。

音符ゲームのテンポを上げていく

先程のテンポ40がクリア出来たら、少しずつ数字をあげていきます。

こちらはテンポ60になっています。

毎日この音符ゲームをしていると少しずつ速いテンポについていけるようになります。

そしてメトロノームのシール票を作ってもいいでしょう!
40でできたらシールを貼って…

毎日シールを貼ることも、
毎日シールが増えていくことも
子供は嬉しくて夢中でやってましたよ。

楽しみながら練習の習慣をつけていく工夫が大切ですよね。

ヘ音記号のカードもありますが、まずはト音記号がしっかり読めるようになってからでじゅうぶんです。
ト音記号が読めるようになってから、少しずつ取り入れるといいと思いますよ。

幼児・小学低学年の時は、以前こちらに練習時間についても触れていますが
集中力もまだまだない頃です。

椅子にじっと座っていることも、まだまだ難しいことです。
またピアノを弾くことだけがピアノ練習でもないなと私は思っています。

 
特に小さいうちはピアノに触れる時間は少しで、
音符カードで遊んだり
一緒に音楽を聴いたり
歌ったり
そんな時間の方がたくさんあったと思います。

 
この音符カードで娘たちも、そして同じ教室の子供さんたちも、
多少の個人差はあれど
なんだかんだすんなりと譜読みができていったように思います。

短い曲をたくさん

さて、音符カードと併用しながら、ピアノも弾いていくわけですが
最初は短い数小節の曲にたくさん触れていきました。

これはピアノのお教室の先生が上手に教本を与えて下さるでしょう。

楽譜の音符を色分けしたり、ドレミを楽譜に書き込んだり。
そういうことも最初から一切せずにカードのおかげで譜読みができました。

 
この譜読みが上手くできないと『わからない…』
そして譜読みを諦める…
ピアノが弾けず面白くない…
レッスンが嫌になる…
そんなつまづきの原因になりがちなのです。

 
音符カードや、短い曲を楽しみながら練習に向かううちに
自然と根気とか集中力とか我慢強さとか身についていきます。

なんだか嬉しいですよね(笑)

楽しみながらそういうことが身についていくのなら!!

 
ピアノって親が習わせたいお稽古の上位にあがってくるのですが、
それはこういうメリットがあるからなのかもしれませんね。

それでもやはり何度も書くように、
幼いうちは親のサポートなく練習することはなかなかできません。

 

子供の根気を育てるために、
親の根気も試される感じではありますが、
好きで始めたピアノです。

 

私はいつもどうやったら
この好きなピアノを楽しめる練習に変えていけるのだろうか??
何なら自分も一緒に楽しめるのだろうか?
と考えていたように思います(笑)

 

そんな娘たちが成長し、どんな風になったかといえば、
今日くらい練習辞めたらいいのにーと思うようなテスト中でも受験中でも
日常にピアノの練習はあり、むしろストレス発散になるようですね。

 
レッスン曲に限らず、
好きなアーティストの楽譜をネットで購入し
(便利ですね(笑)いっぱい買っちゃいます!)
好きなように弾いてる様子に当時の音符カードを懐かしく思い出させてくれました。

 
『なかなか音符がスラスラ読めなくって…』

と悩まれている子供のサポーターである方に
この譜読みのコツがお役にたてたら嬉しいなと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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