【出典:3月のライオン8巻表紙】

3月のライオン8巻 あらすじ感想・ネタバレ含みます。ひなちゃんのいじめ問題がやっと解決した8巻は、なんと言っても、零君VS宗谷名人の記念対局ですね。さらに、もう一枚ぶ厚くなって舞い戻ってきた島田八段と柳原棋匠とのタイトル戦も描かれています。今回は柳原棋匠がかっこいいんですよね。溜息がでるほどに。それでは!!私の独断と偏見のオンパレードをどうぞ(^^♪笑

前巻のあらすじ感想も書いてます→3月のライオン7巻あらすじ感想・【ひなたいじめ解決】名言が響く・・・

※ネタバレも含みますので、これから読まれる方はご注意ください。

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3月のライオン あらすじ感想。

桐山零VS宗谷冬司 二人だけの音のない世界。

この二人の対局はなんとも、静かでキレイ!という形容詞が良くあてはまるなーと思いました。そして、将棋で通じ合う二人が何だか不思議ですごく“差”があるようにみえて、同じ“領域”に居るようにも見える。今度は零君が勝ち進んで、タイトル戦とかで戦ってほしーなーと思います( *´艸`)

【出典:3月のライオン37ページ】

そして、今回宗谷名人最大の秘密が明らかになりました!!
対局を終えて、東京へ戻る際に宗谷名人と同じ新幹線に乗った零君。しかし、その日は台風直撃で新幹線が仙台で止まってしまうのです。そして、なんとなく気になって宗谷名人の席を確認すると、そこには眠っている宗谷名人が…。起こそうたした瞬間に宗谷名人は起きるのですが、零が何を話しかけても、反応はなく…“耳が聴こえていない”という事実を知るのです。

【出典:3月のライオン8巻43ページ】

ここ、衝撃でしたね!だから宗谷名人から“音”が感じられない描写が多かったのかーと合点がいきました。宗谷名人は将棋の神様的立ち位置にいますが、どんな人生を歩んできたのか、どうしてそんなに将棋が強くなったのか、他の棋士たちみたいに明かされていないんですよね。そこには、どんなストーリーがあるのか、楽しみです!

そして、新幹線が動かなくなったので、零君と宗谷名人の二人で仙台に一泊することになるのですが、その道中、零君にそっと着いていく宗谷名人に、途中コンビニによって色々買いこんじゃう零君に、なんか、可愛かった(・∀・)!!笑。

次の日には台風は去り、宗谷名人との対局も、宗谷名人との仙台での道中も“現実感”がまるで無いと感じる零君ですが、宗谷名人と指した将棋の駒音だけが、彼の耳を支配し、東京に戻った後も宗谷名人の棋譜を印刷し持ち歩くほどだったのです。

託す想い、託される想い。

島田八段VS柳原棋匠の棋匠戦5対局は2-2で最終局を迎えます。まず、注目はなんといってもポスター(笑)

【出典:3月のライオン8巻93ページ】

7巻でも物議を醸していた2人のポスターですが、これまた、噴出さずにはいわれない…( *´艸`)笑。卒業アルバムの欠席者みたいと零君がツッコみますが、はずしたら、写真の枠をはずしたで「天国からいつも見守ってるよ感…」(;´Д`)笑。
島田八段たしか、30代のはずなのに!対局中はめっちゃかっこいいのに!なんたる扱い!でも、おもしろかったです♡笑。こういう笑い、大好きです♡

とはいえ、本題は対局ですね。今回は柳原棋匠視線で描かれています。
その中で、私がクーーーーッ(>_<)かっこいー‼と思ったシーンはここです。
島田八段との第5局が始まり、互いに一歩も引かず、粘り合いを続けている最中、島田八段の一手で大きく局面が島田八段に傾きます。そこで、走馬灯のようにw今までを振り返る柳原棋匠。そして出てきた言葉がこれ。

さぁて行こうか 『勝つ事』も―そして「負ける事」すらいつだって
そうは簡単に決まってくれないもんなんだ
今日もまた火だるまになって存分に苦しんでやろうじゃないか

【出典:3月のライオン123ページ】

なんていうんですかね、苦しい局面すら楽しんでいる感が、うわぁぁぁぁぁ、かっこいい。ってなりました。感情をすべて味わう、楽しむって言葉では簡単に言えても、窮地に立たされて苦しい時ってやっぱり“自分”を見失ってしまうと思うんですよね。
それすらも、楽しめてしまう柳原棋匠の経験の深さが、ここに込められているなって思いました。
さらに局面は進み、島田八段がこのまま押し切りそうになり、会場も柳原棋匠本人ですら「負けるのか」と思います。そこで、柳原は思うんです。今まで消えていってしまった仲間たちと自分を重ね、「自分から将棋を取ったら何が残るんだろう…、怖い…」と。

だがしかし!!ここで簡単に負けないんですねー(*‘∀‘)♪今まで託されてきた想いを“たすき”をしっかりと握りしめ、手放してはダメだ!自分がしっかりと届けなくては!と奮起します。

「精一杯頑張った人間が 最後にたどり着く場所が
焼野ヶ原なんかであってたまるものか!!」

【出典:3月のライオン8巻137ページ】

 

島田八段に食らいつきます。その後も激闘を繰り広げ、なんと柳原棋匠がタイトルを死守します。

やー、60年も生きたことないのですが、体力も仲間も“失っていくこと”その中で闘い続けること、生きることの泥臭さっていうか、柳原棋匠の生き様がこの対局に凝縮されていて、思わず涙出ちゃいました。
いつも思うんですが、対局の中で出てくる“人となり”がまた、キャラクター愛を深めるというか、すごく心動かされるんですよね。
柳原棋匠の一言一言が人生訓になりすぎて、心にしみました(笑)

いつものひなちゃんが戻ってきた!

ひなちゃんにやっと笑顔が戻りましたねー(*’ω’*)おばさん、安心(笑)
そして、きたるは3月町の夏祭り。おじいちゃんが和菓子屋さんをやっているので、夏祭りの出店に出す冷やし白玉シロップの味をあかりとひなたで考えます。

白玉って和風のパフェとかでしか食べたことないような…でも、これがすごく美味しそうなのです(^^!食べたい…(´・ω・`)と思っていたら、なんとgoodタイミング‼LOWSONとのコラボで7月24日に「川本家のミルクティー白玉寒天」が発売になるそうなんです‼リンクはコチラ【3月のライオンキャンペーン
この夏にピッタリですね♡早く食べたい…(´・ω・`)♡笑

そして、零君もお手伝いとして招集され、夏祭りが始まります。お店は大盛況で零君とひなた二人でホンワカ終了…♡と思いきや、最後の最後まで白玉シロップを売り切ろうとする川本家なのでした(笑い)

【出典:3月のライオン8巻188ページ】

まとめ

今回は対局メインでしたが、柳原棋匠の生き様がなんともかっこよかったですー(*´ω`*)♪零君は宗谷名人との記念対局を終え、ひなちゃんも笑顔を取り戻し、ひと段落の回でした。
さて、さらに物語はどう動いていくのか…⁉楽しみです♪

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