【出典:3月のライオン7巻表紙】
3月のライオン7巻、あらすじ感想・ネタバレ含みます。新人王となった零君、ひなたのいじめは解決するのか、どんどん面白さにハマっていく7巻になっております。
6巻のあらすじ感想はこちらから⇒【3月のライオン6巻あらすじ感想!ひなたのいじめ問題解決への過程・・・】
※ネタバレも含みますので、これから読まれる方はご注意ください。
3月のライオン7巻あらすじ感想
巻頭からの名言にシビレル!
3月のライオン7巻――――(*´ω`*)♪と思ってページを開いた瞬間の、
最初のページ目の言葉からグッと心を持っていかれたのが、この私です(笑)
「信じれば夢は叶う」それはたぶん本当だ。
但し一文が抜けている
「信じて努力を続ければ夢は叶う」―これが正解だ【出典:3月のライオン7巻7ページ】
はわわわわ(;´Д`)厳しい。だけど、本質をついているこの言葉にもっていかれてしまいました。そして、この後の文もあって、
「さらに言えば信じて『他のどのライバルよりも1時間長く毎日努力を続ければある程度までの夢は、かなりの確率で』叶うーだ。」
そう、そうそうそう。そうですよねー。って、返す言葉もございませんってなりました(笑)
“好きこそものの上手なれ”と言いますが、好きだからこそ長時間やれる。好きだからこそ努力を努力と思わずにやれる。だから人よりも毎日1時間長い努力が続けられて、プロになれたり、それを職業とできる人になれたりするのかなと思った今日この頃でした。
でも、零君や二階堂はちょっと背景が違いますよね。“将棋しかなかった感”ありますよね。それもまた、道を極めるまでの一つの在り方なんでしょーなぁ(-_-)
いじめがついに終息へ。
ひなちゃんへのいじめ。5巻、6巻と読み進める中でどうなってしまうのか…と読者の誰もが思ったことでしょう。ここでついにいじめに終止符が打たれます。というのも、修学旅行を終えてから、いじめの対象はひなたから“担任の先生”へと矛先がまた変わったのです。チョークがなかったり、授業に必要な資料を隠されたり。それも見過ごしていた担任の先生でしたが、ついに、壊れるときが。
ひなたが担任の先生が困っているのを助けようとしたときに、いじめの主犯格高城が「点数稼ぎ」とつぶやき、それにひなたが言い返します。見かねた担任の先生は「もうやめて!」と堰を切ったように話し続け、そのまま倒れてしまったのです。
担任の先生は入院し、二度と学校に戻ることはありませんでした。そこで学校側は本格的にいじめ解決に向けて介入してくることとなったのです。
だがしかし。
学校側の介入により、保護者との面談が予定されることに。あかりは面談日にいじめた側の高城の母親と遭遇し、「うちの娘が(イジメを)やった証拠は⁉」と責め立てられます。うろたえてしまうあかり。そこへひなたが「姉は具合が悪いようなので中断してもいいですか?」と保健室へ。あかりをいたわりながら「―こんな所何があったって生きてさえ卒業すれば私の勝ちだ」と強く語ります。
【出典:3月のライオン7巻105ページ】
うん。ひなちゃん、やっぱり強いですよね。物事を冷静に見ているというか、そもそもイジメてきている人たちを相手にしている感がまるでない。起こる出来事にひたすら怒りを持っている。そんな感じですよね。
そして、この学年主任の先生が、ちょこっとしか出てこないのに素敵すぎるというか、いいいキャラしるんですよー!
あかりVS高城母ののち、高城母と学年主任の面談があって、うちの子がいじめなんてする訳ない、いじめられた側が嘘をついているのでは?と猛抗議しだします。そこで、一喝。「いじめではね、証拠がないのが当たり前なんですよ」と。そして、「川本(ひなた)が嘘をついているっていう証拠は?」と詰め寄ります。
【出典:3月のライオン7巻 106ページ】
こんなに逞しくて、かっこ良い先生世の中に居ます⁉出会ったことありますか⁉っていうか、こんな先生がいたら世の中の“いじめ”なんて蔓延しませんよね。
ここまでのかっこよさはなくとも、ひなちゃんみたいな強さもなくとも、いじめはイカンと堂々と言える大人でありたいなーと思う瞬間でした。
そして、学校側の介入があったことで、生徒たちにも変化がみられます。遠巻きにながめて、そっと無視をしていたクラスメイト達がひなたに謝り、仲直りするんです。一緒にクッキーを作って、仲直りして。あぁぁぁぁ、良かった‼‼おばさん思いました(笑)
さらに、何がいいってちほちゃんからも「ひなちゃんに会いたい」ってお手紙が来るんです。この手紙の内容が涙、涙で(/_;)いじめが終息し、ちほちゃんも解決に向かい、学校問題はひとまず終了ですね。
でね、川本家を訪れた零君はひなちゃんがうたた寝している姿をみて“空気がやわらかい…、なんか光っている”って感じ取るんですよ。そして、ひなたからいじめが解決に向かっていることを聞き、その光か。と腑に落ちます。同時に、「僕は何もできなかった」とそのままひなたにしゃべりだしたら、そんなことない‼って怒られるんですが(笑)ひなたが元気になって、また、零の手を引きながら笑顔で話す姿をみて零はまた誓いを立てます。
どんなに泣いても 苦しくても 決して意志を曲げなかった
この小さな勇者に 心の中でもう一度 小さく忠誠を誓った
【出典:3月のライオン7巻141ページ】
良かったなーと思いつつ、この忠誠って恋?またはお兄ちゃん的な立ち位置からなんですかね?笑。二人の関係もどうなっていくのやら…おばさん見逃せません(*´ω`*)笑。
零君の学校生活に光が。
学校といえば、零君の学校生活にも変化が起きます。5巻で放課後将棋科部略して「将科部」ができましたよね。そこで、新人王を取った零君を部員たちがお祝いしてくれるんです‼うれしくて、眩しすぎて、トイレで泣いちゃう零君。
手に入れたものは急に消えちゃうかもしれないって、忘れないようにって、、、何を思ったのか日記を購入するんです(笑)ええええええ。日記?笑。ってどうして、そうなって日記?笑。っておもいましたが、大事なメモリーズを取っておいていただけたらと思います♡
【出典:3月のライオン7巻51ページ】
宗谷名人との記念対局。
新人王を取った零君は、な、な、なんと‼宗谷名人との記念対局が設定されることに。しかもタイトル戦並みに盛り上げていくと会長に言われます。史上5人目のプロ棋士である零君と宗谷名人との対局は話題性がある…というのは表向きの理由で(笑)
棋匠戦が柳原棋匠VS島田八段というなんとも地味な面々(笑)が予想されスポンサーが減らないようにとの配慮だったのです。それでも、会長から「頼りにしている」と言われた零は、なんだか嬉しくなるのでした。
そして、迎える宗谷名人との記念対局。零は新幹線に乗って盛岡へ。対局会場に着き、部屋で一人落ち着かなくなったり、前夜祭であわあわしたりと忙しい零君でしたが、宗谷名人が登場し、宗谷名人の異質さに息をのみます。取材の応答が変でも、ワインがかかっても微動だにせず答え続ける様も、将棋が強ければそれが“正道”とされる世界にただ、ただ、おどろく零君なのでした。
そして、対局はどうなるのか…⁉というところで今回の7巻は終わります。
【出典:3月のライオン7巻174ページ】
まとめ
今回もまた、涙腺崩壊だった私ですが(笑)いじめはこういう形で終わらせるんですね‼と羽海野先生の描き方にまた、納得しながら読み終えて、読後感としては胸をなでおろすって感じでした。
そして、今度は気になる宗谷名人VS零君‼この対戦はどうなっていくのか、気になりますね。
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