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宮城県の方言一覧100選|かわいい・よく使う方言の意味と例文

宮城県の方言には、「めんこい」「おしょすい」のようなかわいい言葉や、「いずい」「たごまる」など、標準語ではひと言にしにくい表現があります。「ジャス」「だから」も、宮城では意外な意味で使われることがあるんです。

仙台弁を中心に、挨拶やよく使う方言、昔ながらの言葉を100選で紹介します。意味・使う場面・短い例文を、種類別にまとめました。

言葉から探す(50音順)

宮城のかわいい言葉・親しみのある方言10選

「かわいい」を表す言葉と、響きに親しみのある言葉を集めました。

1. めんこい

地域:宮城・東北各地など

意味:かわいい、愛らしい。

使う場面:子どもや動物のしぐさに心が和んだとき。

例文:前足そろえて、めんこい猫だね。→ 前足をそろえて、かわいい猫だね。

2. おしょすい

地域:仙台周辺など

意味:恥ずかしい、照れくさい。

使う場面:人前で褒められたり、注目されたりしたとき。

例文:写真を大きく飾られると、おしょすいな。→ 写真を大きく飾られると、照れくさいな。

「しょすい」とも言います。

3. えらすこい

地域:仙台・名取周辺など

意味:かわいらしい。

使う場面:子どもの表情や姿を褒めるとき。

例文:その帽子かぶると、えらすこいねえ。→ その帽子をかぶると、かわいらしいねえ。

「えらすけえ」という言い方もあります。

4. わらす

地域:仙台・名取周辺など

意味:子ども。

使う場面:近所の子どもや家族の話をするとき。

例文:わらすたち、庭で雪だるま作ってるよ。→ 子どもたちが庭で雪だるまを作っているよ。

「わらすこ」も同じ仲間の言い方です。

5. おぼこ

地域:宮城県内など

意味:赤ちゃん。

使う場面:生まれたばかりの子を見たり、あやしたりするとき。

例文:おぼこ、やっと眠ったね。→ 赤ちゃん、やっと眠ったね。

6. やろっこ

地域:仙台・名取周辺など

意味:男の子、息子。

使う場面:家族や近所の男の子の話をするとき。

例文:隣のやろっこ、もう中学生なんだね。→ 隣の男の子、もう中学生なんだね。

7. じゃんこ

地域:仙台・名取周辺などの幼児語

意味:幼児が足を前に出して座ること。

使う場面:小さな子に座ってもらうとき。

例文:絵本読むから、ここでじゃんこしよう。→ 絵本を読むから、ここで座ろう。

8. じゃっぽ

地域:仙台・名取周辺などの幼児語

意味:お風呂。

使う場面:小さな子をお風呂に誘うとき。

例文:じゃっぽに入ったら、パジャマ着ようね。→ お風呂に入ったら、パジャマを着ようね。

9. べご

地域:宮城・東北各地など

意味:牛。

使う場面:牧場や農家で牛の話をするとき。

例文:あのべご、こっち見てるよ。→ あの牛、こちらを見ているよ。

10. びっき

地域:仙台・名取周辺など

意味:カエル。

使う場面:田んぼや庭でカエルを見つけたとき。

例文:葉っぱの裏に、びっきいたよ。→ 葉っぱの裏に、カエルがいたよ。

宮城の挨拶・返事・お願いの方言10選

11. おばんです

地域:宮城・東北各地など

意味:こんばんは。

使う場面:夕方から夜に人と会ったとき。

例文:おばんです。今夜の集まり、ここですか。→ こんばんは。今夜の集まりはここですか。

12. ありがとうござりす

地域:仙台弁の丁寧な表現

意味:ありがとうございます。

使う場面:親切にしてもらったお礼を伝えるとき。

例文:荷物、届けてもらってありがとうござりす。→ 荷物を届けてもらって、ありがとうございます。

13. んでまず

地域:宮城県内など

意味:それでは、またね。

使う場面:会話や用事を終えて別れるとき。

例文:んでまず、駅に着いたら連絡するね。→ それでは、駅に着いたら連絡するね。

「ほでまず」などの言い方もあります。

14. おみょうにづ

地域:仙台・名取周辺などの昔ながらの挨拶

意味:また明日。

使う場面:翌日も会う相手に、夜の別れの挨拶をするとき。

例文:今夜はこの辺で。おみょうにづ。→ 今夜はこの辺で。また明日。

15. あがいん

地域:仙台・名取周辺など

意味:食べてください、おあがりなさい。

使う場面:用意した食べ物を相手に勧めるとき。

例文:焼きたてのパンだよ。あがいん。→ 焼きたてのパンだよ。食べてね。

16. 〜けさいん

地域:仙台周辺など

意味:〜してください、〜をください。

使う場面:何かを頼んだり、物をもらったりするとき。

例文:もう一度、ゆっくり話してけさいん。→ もう一度、ゆっくり話してください。

「けさい」「けせ」「けらいん」など、地域や話し手によって形が変わります。

17. ございん

地域:仙台・名取周辺など

意味:来てください、いらっしゃい。

使う場面:家や催しに人を招くとき。

例文:日曜日、うちさございん。→ 日曜日、うちにいらっしゃい。

18. んだ

地域:宮城・東北各地など

意味:そうだ、そのとおり。

使う場面:質問に答えたり、相手の話に同意したりするとき。

例文:「集合は九時?」「んだ、九時だよ」→ 「集合は九時?」「そう、九時だよ」

19. だから

地域:仙台周辺など

意味:そうだよね、本当にそう。

使う場面:相手の感想に強く共感するとき。

例文:「この坂、見た目より長いね」「だから、まだ先あるね」→ 「この坂、見た目より長いね」「そうだよね、まだ先があるね」

理由を続ける「だから」ではなく、相づちとして使う場合があります。

20. なじょ

地域:仙台・名取周辺など

意味:どう、どのように。

使う場面:様子や方法を尋ねるとき。

例文:急に黙って、なじょした?→ 急に黙って、どうしたの?

「なじょすっぺ」なら「どうしよう」の意味になります。

宮城でよく使う方言・日常の動作20選

21. おだづ

地域:宮城県内など

意味:ふざける、調子に乗る。

使う場面:はしゃぎすぎた相手をたしなめるとき。

例文:廊下でおだづなよ。花瓶あるから。→ 廊下でふざけるなよ。花瓶があるから。

「おだつ」とも表記します。

22. ごしゃぐ

地域:仙台・名取周辺など

意味:怒る、叱る。

使う場面:注意されたことや、怒っている人の話をするとき。

例文:約束忘れて、おじいちゃんにごしゃがれた。→ 約束を忘れて、おじいちゃんに叱られた。

「ごっしゃぐ」とも言います。

23. なげる

地域:宮城・東北各地など

意味:捨てる。

使う場面:不要な物を処分するとき。

例文:その封筒、中を確かめてからなげてね。→ その封筒は、中を確かめてから捨ててね。

24. うるかす

地域:宮城・東北各地など

意味:水に浸してふやかす。

使う場面:豆を戻したり、こびりついた汚れを落としたりするとき。

例文:鍋は少しうるかしてから洗うよ。→ 鍋は少し水に浸してから洗うよ。

25. たごまる

地域:仙台・名取周辺など

意味:布が一か所に寄る。ひもなどが絡まる。

使う場面:重ね着の袖や靴下がもたついたとき。

例文:上着の中で袖がたごまった。→ 上着の中で袖が一か所に寄ってしまった。

26. ちょす

地域:宮城・東北各地など

意味:触る、いじる。

使う場面:物を触ったり、勝手に操作したりするとき。

例文:乾くまで、その絵ちょさないでね。→ 乾くまで、その絵を触らないでね。

27. こしぇる

地域:仙台・名取周辺など

意味:作る。

使う場面:料理や道具などを作る話をするとき。

例文:余った板で棚こしぇたんだ。→ 余った板で棚を作ったんだ。

28. かしぇぐ

地域:宮城県内など

意味:働く。

使う場面:仕事や作業に取り組む様子を話すとき。

例文:午前中かしぇいだから、ここで休もう。→ 午前中働いたから、ここで休もう。

「かしぐ」とも言い、収入を得る意味だけに限りません。

29. まざる

地域:仙台・名取周辺など

意味:仲間に入る、参加する。

使う場面:遊びや作業に加わるとき。

例文:次のゲーム、私もまざっていい?→ 次のゲーム、私も仲間に入っていい?

30. まる

地域:仙台・名取周辺など

意味:立ち寄る。

使う場面:帰り道などに、どこかへ寄るとき。

例文:帰りに店さまっていくね。→ 帰りに店に寄っていくね。

31. のさる

地域:宮城県内など

意味:乗る。

使う場面:車やバスなどに乗るとき。

例文:こっちの車にのさっていこう。→ こちらの車に乗っていこう。

「ぬさる」という言い方もあります。

32. まがす

地域:仙台・名取周辺など

意味:こぼす。

使う場面:飲み物や容器の中身をこぼしたとき。

例文:机にお茶まがした。布巾ある?→ 机にお茶をこぼした。布巾はある?

33. もじゃぐる

地域:宮城県内など

意味:紙などをくしゃくしゃに丸める。

使う場面:紙をつぶして丸めるとき。

例文:その紙、もじゃぐらないで取っておいて。→ その紙は、くしゃくしゃにしないで取っておいて。

34. はがいぐ

地域:仙台・名取周辺など

意味:仕事や作業がはかどる。

使う場面:作業が順調に進むとき。

例文:二人でやると、はがいぐね。→ 二人でやると、はかどるね。

35. までに

地域:仙台・名取周辺など

意味:丁寧に、念入りに。

使う場面:手間をかけて仕上げるとき。

例文:角のところも、までに拭いてくれたね。→ 角のところも、丁寧に拭いてくれたね。

「までえに」とも言い、期限の「〜までに」とは別の意味です。

36. ねっぱす

地域:仙台・名取周辺など

意味:貼る、くっつける。

使う場面:紙やシールを貼るとき。

例文:目印のシール、箱の横にねっぱして。→ 目印のシールを、箱の横に貼って。

37. ねまる

地域:仙台・名取周辺など

意味:座る、腰を下ろす。

使う場面:休憩のために座るとき。

例文:窓のそばにねまって、少し話そう。→ 窓のそばに座って、少し話そう。

38. ぬだぐる

地域:仙台周辺など

意味:塗りつける、べたべた塗る。

使う場面:塗料などを厚く塗る様子を話すとき。

例文:そんなにのりをぬだぐると、紙がよれるよ。→ そんなにのりをべたべた塗ると、紙がよれるよ。

39. かます

地域:仙台・名取周辺など

意味:かき混ぜる。

使う場面:料理や飲み物を混ぜるとき。

例文:底のほうから、ゆっくりかまして。→ 底のほうから、ゆっくりかき混ぜて。

「かんます」などの形もあります。

40. たがぐ

地域:仙台・名取周辺など

意味:持ち上げる、運ぶ。

使う場面:大きな荷物などを持ち上げるとき。

例文:その箱、二人でたがごう。→ その箱は、二人で持ち上げよう。

気持ち・状態を表す宮城の方言20選

41. いずい

地域:宮城・東北各地など

意味:しっくりこない、収まりが悪くて気になる。

使う場面:服や靴、体の一部などに違和感があるとき。

例文:靴の中で中敷きがずれて、いずい。→ 靴の中で中敷きがずれて、収まりが悪くて気になる。

42. がおる

地域:仙台周辺など

意味:疲れたり弱ったりして、元気をなくす。

使う場面:疲労でぐったりしているとき。

例文:引っ越しの片付けで、すっかりがおった。→ 引っ越しの片付けで、すっかり疲れてしまった。

43. こわい

地域:宮城・東北各地など

意味:疲れた、体がだるい。

使う場面:働いた後や、長く歩いた後の疲労を伝えるとき。

例文:階段を何度も上がって、足がこわい。→ 階段を何度も上がって、足がだるい。

「こえ」「こい」などとも言い、恐怖を表す場合とは文脈で区別します。

44. やばつい

地域:仙台・名取周辺など

意味:濡れていて気持ちが悪い。

使う場面:服や靴下が湿って肌に触れるとき。

例文:袖口がやばついから、着替えるね。→ 袖口が濡れて気持ちが悪いから、着替えるね。

45. はかはかする

地域:仙台・名取周辺など

意味:息が上がる、胸がどきどきする。

使う場面:運動や緊張で呼吸・鼓動が速くなったとき。

例文:改札まで走って、はかはかしてる。→ 改札まで走って、息が上がっている。

46. あいや

地域:仙台・名取周辺など

意味:しまった、あら。

使う場面:忘れていたことなどに気づいたとき。

例文:あいや、買った牛乳を冷蔵庫に入れてなかった。→ しまった、買った牛乳を冷蔵庫に入れていなかった。

47. むつける

地域:宮城・東北各地など

意味:すねる、機嫌を悪くする。

使う場面:思いどおりにならず不機嫌になったとき。

例文:先に帰ったら、弟がむつけちゃった。→ 先に帰ったら、弟がすねてしまった。

48. やんだ

地域:仙台・名取周辺など

意味:嫌だ。

使う場面:気が進まないことや嫌なことを伝えるとき。

例文:この雨の中、歩くのはやんだな。→ この雨の中、歩くのは嫌だな。

49. あんべ

地域:宮城・東北各地など

意味:具合、調子。

使う場面:体調や物の使い心地を確かめるとき。

例文:新しい椅子のあんべ、どう?→ 新しい椅子の座り心地はどう?

50. ゆるぐね

地域:宮城県内など

意味:楽ではない、つらい。

使う場面:仕事や状況の大変さを伝えるとき。

例文:この暑さでの草刈りは、ゆるぐねな。→ この暑さでの草刈りは、楽ではないな。

51. じょさね

地域:仙台・名取周辺など

意味:簡単だ、たやすい。

使う場面:手間なくできることだと伝えるとき。

例文:この留め具なら、取り外しもじょさね。→ この留め具なら、取り外しも簡単だ。

52. しずね

地域:仙台・名取周辺など

意味:うるさい、わずらわしい。

使う場面:音や落ち着かない様子を煩わしく感じたとき。

例文:戸ががたがた鳴って、しずねな。→ 戸ががたがた鳴って、うるさいな。

53. まつぽい

地域:仙台・名取周辺など

意味:まぶしい。

使う場面:強い光が目に入ったとき。

例文:窓を開けたら、朝日がまつぽい。→ 窓を開けたら、朝日がまぶしい。

54. せまこい

地域:宮城県内など

意味:狭い。

使う場面:場所の狭さを話すとき。

例文:荷物を置くと、この通路せまこいね。→ 荷物を置くと、この通路は狭いね。

55. しばれる

地域:宮城・東北・北海道など

意味:厳しく冷え込む。

使う場面:冬の強い寒さを表すとき。

例文:今夜はしばれるね。窓が凍りそうだ。→ 今夜は厳しく冷え込むね。窓が凍りそうだ。

56. しゃっこい

地域:仙台・名取周辺など

意味:冷たい。

使う場面:水や物に触れて冷たさを感じたとき。

例文:この石、日陰にあったからしゃっこい。→ この石は日陰にあったから冷たい。

57. ほどまる

地域:宮城県内など

意味:温まる。

使う場面:冷えた体が温かくなったとき。

例文:風呂に入って、ようやくほどまった。→ 風呂に入って、ようやく温まった。

58. あっぺとっぺ

地域:仙台・名取周辺など

意味:ちぐはぐ、とんちんかん。

使う場面:話や行動のつじつまが合わないとき。

例文:順番を飛ばして話すから、あっぺとっぺになった。→ 順番を飛ばして話すから、ちぐはぐになった。

59. いぎなり

地域:仙台周辺など

意味:とても、すごく。

使う場面:程度の強さに驚いたとき。

例文:この箱、いぎなり軽いね。→ この箱、とても軽いね。

この用法では「突然」という意味ではありません。

60. らずもね

地域:宮城県内など

意味:とんでもない、並外れている。

使う場面:量や程度の大きさに驚いたとき。

例文:らずもね量の雪が積もったな。→ とんでもない量の雪が積もったな。

身近な物・暮らしを表す宮城の方言15選

61. ジャス

地域:宮城県内の地域語

意味:ジャージーの運動着。

使う場面:学校の体育着などの話をするとき。

例文:明日の体育、ジャス忘れないでね。→ 明日の体育のジャージー、忘れないでね。

世代や学校によって馴染みの差があります。

62. おはよう靴下

地域:宮城の一部で使われる呼び方

意味:穴が開いて、指などが見える靴下。

使う場面:靴下の穴に気づいたとき。

例文:あ、片方だけおはよう靴下になってる。→ あ、片方だけ靴下に穴が開いて指が見えている。

誰にでも通じる呼び名ではありません。

63. どんぶく

地域:宮城県内など

意味:綿入れの半纏。

使う場面:寒い日に羽織る衣類の話をするとき。

例文:椅子に掛けてあるどんぶく、貸して。→ 椅子に掛けてある綿入れの半纏を貸して。

64. かぐす

地域:仙台・名取周辺など

意味:ポケット。

使う場面:服のポケットを探すとき。

例文:鍵なら、上着のかぐすに入れたよ。→ 鍵なら、上着のポケットに入れたよ。

65. かさっこ

地域:仙台・名取周辺など

意味:かさぶた。

使う場面:傷の跡の話をするとき。

例文:肘のかさっこ、小さくなってきたね。→ 肘のかさぶたが、小さくなってきたね。

「かさこ」「かさぴた」とも言います。

66. あぐど

地域:仙台・名取周辺など

意味:かかと。

使う場面:靴擦れや足の状態を話すとき。

例文:靴が当たって、あぐどが痛い。→ 靴が当たって、かかとが痛い。

67. しじゃかぶ

地域:仙台・名取周辺など

意味:膝。

使う場面:膝の位置や痛みの話をするとき。

例文:毛布、しじゃかぶまで掛けようか。→ 毛布を膝まで掛けようか。

68. まなぐ

地域:宮城・東北各地など

意味:目。

使う場面:目の様子や顔つきの話をするとき。

例文:まなぐに、ごみ入ったみたい。→ 目にごみが入ったみたい。

69. でろ

地域:宮城県内など

意味:泥。

使う場面:雨上がりの道や服の汚れを話すとき。

例文:自転車のタイヤ、でろだらけだ。→ 自転車のタイヤが泥だらけだ。

70. たっぺ

地域:仙台・名取周辺など

意味:踏み固められ、凍って滑りやすくなった雪の路面。

使う場面:冬の道の状態を話すとき。

例文:日陰の坂がたっぺになってる。→ 日陰の坂が凍った雪で滑りやすくなっている。

71. じぬ

地域:仙台・名取周辺などの昔ながらの言葉

意味:お金。

使う場面:代金や持ち合わせの話をするとき。

例文:じぬは小さい袋に分けてあるよ。→ お金は小さい袋に分けてあるよ。

72. かばねやみ

地域:仙台周辺など

意味:怠け者、面倒くさがり。

使う場面:働くのを面倒がる様子を話すとき。

例文:掃除を後回しにして、今日はかばねやみだな。→ 掃除を後回しにして、今日は怠け者だな。

相手を責める響きがあるため、ここでは自分を評する例にしています。

73. ねほれ

地域:仙台・名取周辺など

意味:寝言。

使う場面:眠っている人の言葉について話すとき。

例文:さっき、ねほれで名前呼んでたよ。→ さっき、寝言で名前を呼んでいたよ。

74. はしっくら

地域:仙台・名取周辺など

意味:かけっこ、走る競争。

使う場面:子どもの遊びなどを話すとき。

例文:公園ではしっくらしてきたんだ。→ 公園でかけっこをしてきたんだ。

75. きどころ寝

地域:宮城県内など

意味:着替えずに、そのまま寝てしまうこと。

使う場面:普段着のまま眠ってしまったとき。

例文:帰って横になったら、きどころ寝してた。→ 帰って横になったら、着替えずに寝てしまっていた。

食べ物・料理を表す宮城の方言15選

76. ぺろ

地域:宮城県内など

意味:うどんなどの麺類。

使う場面:家で麺料理を食べる話をするとき。

例文:今日のお昼、温かいぺろにしようか。→ 今日のお昼は、温かい麺料理にしようか。

77. おごご

地域:仙台・名取周辺など

意味:漬物、おしんこ。

使う場面:食卓に漬物を出すとき。

例文:おごご、もう少し小皿に出すね。→ 漬物を、もう少し小皿に出すね。

78. とみぎ

地域:仙台・名取周辺など

意味:とうもろこし。

使う場面:収穫や夏の食べ物の話をするとき。

例文:とみぎ、三本ゆでておいたよ。→ とうもろこしを三本ゆでておいたよ。

「とうみぎ」とも言います。

79. ささぎ

地域:仙台・名取周辺など

意味:インゲン豆。

使う場面:野菜の収穫や料理の話をするとき。

例文:ささぎは、ごまあえにしよう。→ インゲン豆は、ごまあえにしよう。

80. まま

地域:仙台・名取周辺など

意味:ご飯。

使う場面:家で食事を用意したり、勧めたりするとき。

例文:まま、茶碗に半分くらいでいいよ。→ ご飯は、茶碗に半分くらいでいいよ。

「おまま」とも言います。

81. やぎめす

地域:名取周辺などの昔ながらの言葉

意味:おにぎり。

使う場面:持っていくご飯や軽食の話をするとき。

例文:畑に持っていくやぎめす、包んだよ。→ 畑に持っていくおにぎりを包んだよ。

焼いたものに限らず、おにぎりを指す用法があります。

82. やっこい

地域:宮城・東北各地など

意味:柔らかい。

使う場面:食べ物や素材の柔らかさを話すとき。

例文:この大根、箸で切れるくらいやっこい。→ この大根は、箸で切れるくらい柔らかい。

83. かだこい

地域:仙台・名取周辺など

意味:硬い。

使う場面:食感や物の硬さを確かめるとき。

例文:このせんべい、思ったよりかだこいな。→ このせんべいは、思ったより硬いな。

84. さつまかん

地域:名取周辺の昔ながらの言葉

意味:干し芋。

使う場面:昔ながらのおやつの話をするとき。

例文:さつまかん、少しあぶって食べよう。→ 干し芋を、少しあぶって食べよう。

85. きぐ

地域:仙台・名取周辺など

意味:タラの白子。

使う場面:魚屋や冬の料理の話をするとき。

例文:今夜の鍋には、きぐも入れるよ。→ 今夜の鍋には、タラの白子も入れるよ。

86. ねる

地域:仙台・名取周辺など

意味:煮える。

使う場面:鍋の中の食材に火が通ったか確かめるとき。

例文:芋がねたら、火を止めてね。→ 芋が煮えたら、火を止めてね。

眠る意味の「寝る」と同じ音でも、料理の場面では意味が変わります。

87. あまこい

地域:仙台・名取周辺など

意味:甘い。

使う場面:お菓子や果物の甘さを伝えるとき。

例文:この梨、あまこいね。もう一切れ食べよう。→ この梨は甘いね。もう一切れ食べよう。

88. ごっつぉ

地域:宮城・東北各地など

意味:ごちそう。

使う場面:食事を振る舞ってもらったとき。

例文:こんなにごっつぉ並べてもらって、うれしいね。→ こんなにごちそうを並べてもらって、うれしいね。

食後の挨拶では「ごっつぉさん」と言います。

89. け

地域:仙台・名取周辺など

意味:食べなさい、食べろ。

使う場面:親しい相手に食べ物を勧めるとき。

例文:まだ皿にあるから、遠慮しないでけ。→ まだ皿にあるから、遠慮しないで食べなさい。

短くても、親しい間柄での食事の勧めに使われます。

90. おつよ

地域:仙台・名取周辺など

意味:味噌汁。

使う場面:食卓で汁物を用意するとき。

例文:おつよ、豆腐を多めに入れたよ。→ 味噌汁は、豆腐を多めに入れたよ。

宮城の語尾・会話の短い表現10選

91. 〜だっちゃ

地域:仙台周辺など

意味:〜だよ、〜でしょう。

使う場面:自分の考えを伝えたり、相手に確かめたりするとき。

例文:予約したのは、明日だっちゃ。→ 予約したのは、明日だよ。

言い方や文脈によって、説明にも確認にもなります。

92. 〜べ・〜すぺ

地域:仙台・名取周辺など

意味:〜だろう、〜しよう。

使う場面:見込みを話したり、相手を誘ったりするとき。

例文:準備できたら、出発すっぺ。→ 準備ができたら、出発しよう。

「明日は晴れるべ」のように、推量にも使います。

93. 〜だでば

地域:仙台・名取周辺など

意味:〜なんだよ、〜だってば。

使う場面:話したことを強めて伝えるとき。

例文:それ、私の傘だでば。→ それは私の傘なんだよ。

94. 〜さ

地域:宮城・東北各地など

意味:〜に、〜へ。

使う場面:行き先や場所を表すとき。

例文:午後は図書館さ行くよ。→ 午後は図書館に行くよ。

95. 〜ば

地域:仙台・名取周辺など

意味:〜を。

使う場面:動作の対象を表すとき。

例文:その袋ば、こっちに置いて。→ その袋を、こちらに置いて。

96. 〜がすて

地域:仙台・名取周辺など

意味:〜だからか、〜のせいで。

使う場面:理由を考えながら状況を話すとき。

例文:風が強いがすて、戸が鳴るな。→ 風が強いせいで、戸が鳴るな。

97. 〜ごだ

地域:仙台・名取周辺など

意味:〜なこと、〜だねえ。

使う場面:見たり聞いたりしたことに感嘆するとき。

例文:庭の花、きれいだごだ。→ 庭の花が、きれいだねえ。

98. 〜しゃ

地域:仙台・名取周辺などの丁寧な話し方

意味:〜ですよ、〜ですか。

使う場面:相手に伝えたり、尋ねたりするとき。

例文:次に受付するのは、だれっしゃ?→ 次に受付するのは、誰ですか?

99. 〜な

地域:仙台・名取周辺など

意味:〜のもの。

使う場面:物が誰のものかを表すとき。

例文:この手袋は、おらなだよ。→ この手袋は、私のものだよ。

100. わがんね

地域:仙台・名取周辺など

意味:分からない。してはいけない。

使う場面:不明なことを伝えたり、行動を止めたりするとき。

例文:その棚、まだ動かしてわがんねよ。→ その棚は、まだ動かしてはいけないよ。

禁止の意味で使う場合は、単に「知らない」と言っているわけではありません。

まとめ

知っていた言葉や、初めて聞いた宮城の方言はありましたか? 「いずい」の絶妙な感覚も、「だから」で気持ちが通じる会話も面白いですよね。私は「おしょすい」の、照れた気持ちが伝わる響きが好きです^^

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