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長崎県の方言一覧100選|かわいい・面白い言葉・あいさつ・語尾を種類別に紹介【意味と例文】

長崎県の方言には、「みじょか」のようなかわいい言葉や、「つ=かさぶた」といった面白い表現があります。「ばい」「たい」の語尾や、あいさつの意味も気になりますよね^^

長崎市・諫早・大村周辺の言葉を中心に、昔ながらの言い回しも含めた100選を種類別に紹介します。各項目で、意味・使う場面・短い例文を確認できます。

言葉から探す(50音順)

長崎のかわいい方言・親しみのある言葉8選

愛らしさや好意を伝える言葉に加え、子どもとの会話に出てくる呼び方も集めました。

1. みじょか

五島・県北など

意味:かわいい、愛らしい

使う場面:小さな動物や子どもに目を細めるとき

例文:あの子猫、みじょかね。→ あの子猫、かわいいね。

「みぞか」ともいいます。

2. 好いとる(すいとる)

長崎市周辺など

意味:好きである

使う場面:人や物への好意を伝えるとき

例文:私はこの店のパンば好いとる。→ 私はこの店のパンが好きだ。

恋愛だけでなく、食べ物や場所の好みにも使えます。

3. よか

長崎市周辺など

意味:よい、いい

使う場面:誘いに応じたり、物をほめたりするとき

例文:その色、よかね。→ その色、いいね。

「よかよ」は承諾にも、文脈によっては「もう結構」の意味にもなります。

4. こまか

長崎市周辺など

意味:小さい

使う場面:小物や小さな生き物について話すとき

例文:こまか貝殻ば見つけた。→ 小さい貝殻を見つけた。

「こまんか」「こみんか」などの形もあります。

5. ねぶたか

諫早周辺など

意味:眠たい

使う場面:眠気を伝えるとき

例文:まだ九時やけど、ねぶたか。→ まだ九時だけど、眠たい。

6. あもじょ

諫早・大村周辺など/幼児語

意味:お化け

使う場面:子どもとの会話や昔話の中で

例文:絵本にあもじょの出てきた。→ 絵本にお化けが出てきた。

「あもよ」ともいいます。怖い対象を表しますが、ここでは子ども向けの呼び方として紹介しています。

7. だあだ

大村周辺/昔ながらの幼児語

意味:馬

使う場面:小さな子どもに馬を指して話すとき

例文:だあだの草ば食べよる。→ お馬さんが草を食べている。

8. ちいけん

大村周辺/子どもの言葉

意味:じゃんけん

使う場面:遊びの順番を決めるとき

例文:ちいけんで順番ば決めよう。→ じゃんけんで順番を決めよう。

長崎のあいさつ・お礼と別れの言葉5選

9. おおきん

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:ありがとう

使う場面:親切や贈り物にお礼を言うとき

例文:届けてくれて、おおきん。→ 届けてくれて、ありがとう。

「おうきん」の形もあります。壱岐の勝本では「おおきに」というお礼も聞かれます。

10. あいばの

諫早周辺

意味:それでは、さようなら

使う場面:話を終えて別れるとき

例文:あいばの。また寄るけん。→ それじゃあね。また寄るから。

11. どげんしとっと

大村周辺など

意味:どうしているの、調子はどう

使う場面:近況を尋ねるとき

例文:最近、どげんしとっと?→ 最近、どうしているの?

「どがん」など、地域によって言い方が変わります。

12. はよごんした

諫早/昭和初期の挨拶として記録

意味:朝早くから精が出ますね

使う場面:朝から働く人に声をかけるとき

例文:はよごんした。畑仕事ですか。→ 朝早くから精が出ますね。畑仕事ですか。

現在の日常挨拶というより、昔の暮らしの中の言葉です。

13. さんばにゃ

諫早/昭和初期の子どもの挨拶

意味:さようなら、またね

使う場面:遊び終えた子ども同士の別れ際

例文:さんばにゃ。また明日。→ さようなら。また明日。

「さんばね」の形も記録されています。

長崎弁の語尾・会話をつなぐ表現12選

14. 〜ばい

長崎市周辺など

意味:〜だよ、〜だぞ

使う場面:気づいたことや判断を相手に伝えるとき

例文:もうバスの来たばい。→ もうバスが来たよ。

15. 〜たい

長崎市周辺など

意味:〜だよ、〜なんだ

使う場面:自分の考えや事情を説明するとき

例文:これは父の弁当たい。→ これは父のお弁当だよ。

「ばい」と意味が重なる場合もありますが、いつでも同じように入れ替えられるわけではありません。

16. 〜と?

長崎市周辺など

意味:〜の?

使う場面:相手の行動や予定を尋ねるとき

例文:明日もここに来ると?→ 明日もここに来るの?

「何しよっと?」は「何をしているの?」という聞き方です。

17. 〜けん

長崎市・諫早周辺など

意味:〜から、〜なので

使う場面:理由を添えるとき

例文:傘のあるけん、大丈夫。→ 傘があるから、大丈夫。

18. ばってん

長崎市・諫早周辺など

意味:けれども、でも

使う場面:前の話に対して別の事情を続けるとき

例文:遠かばってん、行ってみたか。→ 遠いけれど、行ってみたい。

語尾ではなく、文をつなぐ言葉です。

19. 〜げな

長崎市・諫早周辺など

意味:〜だそうだ、〜らしい

使う場面:人から聞いた話を伝えるとき

例文:あの店、日曜も開いとるげな。→ あのお店、日曜も開いているそうだ。

20. 〜ごたる

諫早周辺など

意味:〜のようだ

使う場面:様子から推測したり、似たものにたとえたりするとき

例文:向こうは雨の降りよるごたる。→ 向こうは雨が降っているようだ。

21. 〜らす

諫早周辺など

意味:〜なさる、〜ていらっしゃる

使う場面:相手を立てて、その人の動作を話すとき

例文:先生が話しよらす。→ 先生がお話ししていらっしゃる。

「しとらす」のような形で使われる敬語表現です。

22. 〜しんしゃい

諫早周辺など

意味:〜しなさい

使う場面:家族などに行動を促すとき

例文:先に準備しんしゃい。→ 先に準備しなさい。

23. 〜たか

長崎市周辺など

意味:〜たい

使う場面:自分の希望を伝えるとき

例文:今日は海まで歩きたか。→ 今日は海まで歩きたい。

「たい」と音が似ていますが、こちらは希望を表す形です。

24. 〜さん

長崎市周辺など

意味:〜へ、〜のほうへ

使う場面:行き先や方向を示すとき

例文:港さん行ってくる。→ 港へ行ってくる。

人名に付ける敬称の「さん」とは別の使い方です。

25. 〜しこ

長崎市周辺など

意味:〜だけ、〜分の量

使う場面:必要な分量を伝えるとき

例文:使うしこ持っていってよかよ。→ 使う分だけ持っていっていいよ。

「あるしこ」は「あるだけ」という意味です。

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26. さるく

長崎市周辺など

意味:歩き回る、ぶらぶら歩く

使う場面:町歩きや散歩について話すとき

例文:夕方、川沿いばさるこう。→ 夕方、川沿いを歩こう。

観光用の造語ではなく、もともとの暮らしの言葉です。

27. なおす

長崎市・大村・諫早周辺など

意味:片付ける、しまう

使う場面:使った物を元の場所に戻すとき

例文:その皿、棚になおしといて。→ そのお皿、棚にしまっておいて。

修理の意味とは文脈で区別します。

28. からう

長崎市・大村・諫早周辺など

意味:背負う

使う場面:荷物を背中に掛けるとき

例文:両手ば空けるために、かばんばからう。→ 両手を空けるために、かばんを背負う。

29. はわく

長崎市周辺など

意味:ほうきで掃く

使う場面:玄関や庭を掃除するとき

例文:落ち葉ばはわいてから出かける。→ 落ち葉を掃いてから出かける。

30. きびる

長崎市周辺など

意味:ひもなどで結ぶ

使う場面:袋の口や荷物を縛るとき

例文:袋の口ばきびっとこう。→ 袋の口を結んでおこう。

31. さばく

長崎市周辺など

意味:髪をくしでとかす

使う場面:身支度をするとき

例文:髪ばさばいて、写真ば撮ろう。→ 髪をとかして、写真を撮ろう。

料理の「魚をさばく」とは違う意味です。

32. うっちょく

長崎市・大村周辺など

意味:そのままにしておく、放っておく

使う場面:後で使う物を置いておくとき

例文:その箱は、そこにうっちょいて。→ その箱は、そこに置いておいて。

「いっちょく」ともいいます。人について使うと「置き去りにする」の意味にもなります。

33. あせがる

長崎市周辺など

意味:慌てる、急ぐ

使う場面:急いで失敗しそうな人に声をかけるとき

例文:まだ間に合うけん、あせがらんで。→ まだ間に合うから、慌てないで。

34. きつか

長崎市周辺など

意味:疲れてつらい、だるい

使う場面:体力的・精神的なしんどさを話すとき

例文:坂ば上ったら、きつかね。→ 坂を上ったら、しんどいね。

35. きゃーなえる

長崎市周辺など

意味:ひどくくたびれる

使う場面:体を動かして疲れ切ったとき

例文:引っ越しの手伝いで、きゃーなえた。→ 引っ越しの手伝いで、すっかりくたびれた。

「きつか」がつらい状態を広く表すのに対し、こちらは疲れ切る感じを表します。

36. ふとか

長崎市周辺など

意味:大きい

使う場面:物の大きさや人の成長について話すとき

例文:この封筒じゃ入らん。ふとかと、ある?→ この封筒では入らない。大きいのはある?

人に使う場合は、体格・身長などのどれを指すかが文脈で変わります。

37. いじ

長崎市周辺など

意味:とても、すごく

使う場面:程度の強さを伝えるとき

例文:あの映画、いじ面白かった。→ あの映画、すごく面白かった。

「いじで」と強める形もあります。

38. よーけ

長崎市周辺など

意味:たくさん

使う場面:量や人数の多さに触れるとき

例文:今日は客のよーけ来たね。→ 今日はお客さんがたくさん来たね。

39. いっちょん

長崎市周辺など

意味:全然、少しも

使う場面:否定の言葉と組み合わせるとき

例文:その話はいっちょん知らん。→ その話は全然知らない。

「いっちょん分からん」のように、後ろに否定が続きます。

40. しょんなか

長崎市・大村・諫早周辺など

意味:仕方がない、しょうがない

使う場面:予定変更などを受け入れるとき

例文:船の欠航なら、しょんなかね。→ 船の欠航なら、仕方がないね。

「しよんなか」とも表記されます。

41. ぴしゃっと

長崎市周辺など

意味:きちんと、しっかり

使う場面:身なりや仕事の仕上がりを話すとき

例文:書類ばぴしゃっとそろえた。→ 書類をきちんとそろえた。

42. のーなる

長崎市周辺など

意味:なくなる

使う場面:物が見当たらなくなったとき

例文:さっきまであった鍵の、のーなった。→ さっきまであった鍵が、なくなった。

43. まぎる

長崎市周辺など

意味:曲がる

使う場面:道順を説明するとき

例文:次の角ば左にまぎって。→ 次の角を左に曲がって。

ここでは道を曲がる使い方です。

44. まっぽし

長崎市周辺など

意味:真正面、まともに、ちょうど

使う場面:物の位置や当たり方を話すとき

例文:玄関のまっぽしに木のある。→ 玄関の真正面に木がある。

45. かずむ

長崎市・諫早周辺など

意味:においを嗅ぐ

使う場面:香りを確かめるとき

例文:この花のにおいばかずんでみて。→ この花のにおいを嗅いでみて。

46. えすか

諫早周辺など

意味:怖い、恐ろしい

使う場面:恐怖を感じたとき

例文:真っ暗な階段は、えすか。→ 真っ暗な階段は、怖い。

47. なして

諫早周辺など

意味:なぜ、どうして

使う場面:理由を尋ねるとき

例文:なして今日は休みになったと?→ どうして今日は休みになったの?

他の地方にもある言葉ですが、諫早でも使われます。

48. いんま

諫早周辺

意味:今のうち

使う場面:今ならできることを話すとき

例文:雨の降らんいんまに帰ろう。→ 雨が降らない今のうちに帰ろう。

49. でけん

諫早周辺など

意味:できない、だめだ

使う場面:できないことを伝えるとき

例文:今日は一人じゃでけん。→ 今日は一人ではできない。

50. あったらか

大村周辺など

意味:惜しい、もったいない

使う場面:まだ使える物を捨てようとするとき

例文:まだ使えるとに、あったらか。→ まだ使えるのに、もったいない。

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51. つ

長崎市・諫早周辺など

意味:かさぶた

使う場面:傷が治る途中の状態を話すとき

例文:膝の傷に、つのできた。→ 膝の傷に、かさぶたができた。

一音で意味が通じる、短い方言です。

52. びっしゃぐ

長崎市周辺など

意味:押しつぶす

使う場面:箱や空き缶をつぶすとき

例文:空き箱ばびっしゃいで捨てる。→ 空き箱をつぶして捨てる。

「びっしゃげる」は、つぶれることを表します。

53. じゅっくい

長崎市周辺など

意味:びっしょり、ずぶぬれ

使う場面:雨や汗で服がぬれたとき

例文:急な雨で、上着がじゅっくい。→ 急な雨で、上着がびっしょり。

54. ずんだれ

長崎市・大村周辺など

意味:だらしない状態や格好

使う場面:着崩れなどを指摘するとき

例文:シャツの出とる。ずんだれになっとるよ。→ シャツが出ている。だらしない格好になっているよ。

55. きゃーぶる

長崎市周辺など

意味:格好をつける

使う場面:いつも以上に気取っている人について話すとき

例文:今日はえらいきゃーぶっとるね。→ 今日はずいぶん格好をつけているね。

「きゃーぶり」は格好をつける人を指します。

56. ちょいちょい

長崎市周辺など

意味:それ見たことか、いい気味だ

使う場面:親しい相手をからかうとき

例文:水ばかけて自分もぬれたと? ちょいちょい。→ 水をかけて自分もぬれたの? それ見たことか。

標準語の「時々」とは別の意味。相手の失敗をあざける響きがあります。

57. あいたす

長崎市・諫早周辺など

意味:あっ、痛い

使う場面:急に痛みを感じたとき

例文:あいたす、机に肘ばぶつけた。→ あっ、痛い。机に肘をぶつけた。

「あいたー」「あいたーす」と伸ばす言い方もあります。

58. はぶてる

長崎市周辺など

意味:すねる、ふてくされる

使う場面:不満を表情や態度に出しているとき

例文:順番が最後で、はぶてとる。→ 順番が最後で、すねている。

大村の記録には「はぶつる」の形もあります。

59. はらかく

長崎市・諫早周辺など

意味:怒る、腹を立てる

使う場面:怒っている人の様子を話すとき

例文:約束ば忘れられて、はらかいとる。→ 約束を忘れられて、怒っている。

60. がられる

長崎市・諫早周辺など

意味:叱られる

使う場面:注意された出来事を話すとき

例文:廊下ば走って、先生にがられた。→ 廊下を走って、先生に叱られた。

「おごられる」ともいいます。

61. こすか

長崎市周辺など

意味:ずるい

使う場面:不公平なやり方に不満を言うとき

例文:自分だけ先に選ぶとは、こすか。→ 自分だけ先に選ぶのは、ずるい。

62. せからしか

長崎市周辺など

意味:うるさい、面倒くさい

使う場面:騒音や煩わしさを言い表すとき

例文:何度も呼ばんで。せからしか。→ 何度も呼ばないで。うるさいよ。

相手に直接言うと、強く突き放す言い方になります。

63. ほげる

長崎市周辺など

意味:穴が開く

使う場面:衣類や袋に穴を見つけたとき

例文:買ったばかりの靴下に穴のほげた。→ 買ったばかりの靴下に穴が開いた。

自分で穴を開ける場合は「ほがす」といいます。

64. ねずむ

長崎市周辺など

意味:つねる

使う場面:皮膚を指でつまむ動作を話すとき

例文:腕ばねずまんで。→ 腕をつねらないで。

「ねづむ」とも表記されます。

65. おえかぶる

諫早周辺

意味:髪が伸び放題になる

使う場面:散髪前の髪の様子を話すとき

例文:しばらく切らんかったら、おえかぶった。→ しばらく切らなかったら、髪が伸び放題になった。

66. ぞーたんのごと

諫早周辺など

意味:冗談じゃない、とんでもない

使う場面:予想外の要求などに驚くとき

例文:今から全部やり直し? ぞーたんのごと。→ 今から全部やり直し? 冗談じゃないよ。

67. ちんちょか

大村周辺

意味:珍しい、変わっている

使う場面:見慣れない物の形に触れるとき

例文:ちんちょか形の石ば拾った。→ 変わった形の石を拾った。

人に向けると「おかしい」という評価にもなる言葉です。

68. ひようげる

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:おどける

使う場面:冗談めいたしぐさで笑わせるとき

例文:弟がひようげて、みんな笑った。→ 弟がおどけて、みんな笑った。

69. ちゃあほい

大村周辺/昔ながらの掛け声

意味:せーの

使う場面:力を合わせて物を持つとき

例文:ちゃあほい、机ば持ち上げよう。→ せーの、机を持ち上げよう。

70. しちゃくわちゃ

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:めちゃくちゃ

使う場面:順序や状態が大きく乱れたとき

例文:風で紙の順番がしちゃくわちゃ。→ 風で紙の順番がめちゃくちゃ。

食べ物・天気・生き物を表す長崎の方言15選

71. ぬっか

長崎市・大村・諫早周辺など

意味:暖かい、暑い

使う場面:気温や体感を話すとき

例文:日なたはぬっかね。→ 日なたは暖かいね。

寒暖の程度や季節によって訳し方が変わります。

72. ねまる

長崎市・諫早周辺など

意味:腐る、食べ物が傷む

使う場面:食品の状態を話すとき

例文:昨日の煮物がねまっとる。→ 昨日の煮物が傷んでいる。

東北などの「座る」という意味とは異なります。

73. すいか

諫早周辺など

意味:酸っぱい

使う場面:果物などの味を言うとき

例文:この実、まだすいかね。→ この実、まだ酸っぱいね。

果物の「スイカ」ではなく、味を表す言葉です。

74. ひやか

諫早周辺など

意味:寒い

使う場面:風や空気の冷たさを感じるとき

例文:朝の港はひやか。→ 朝の港は寒い。

75. ほめく

大村周辺

意味:蒸し暑い

使う場面:湿気の多い暑さについて話すとき

例文:雨の前で、今日はほめくね。→ 雨の前で、今日は蒸し暑いね。

76. ずざんか

大村周辺

意味:うすら寒い

使う場面:少し肌寒く感じるとき

例文:窓ば開けたら、ずざんか。→ 窓を開けたら、うすら寒い。

77. ぼうぶら

大村周辺など

意味:カボチャ

使う場面:畑や料理の話をするとき

例文:ぼうぶらば半分もらった。→ カボチャを半分もらった。

78. なば

大村周辺など

意味:キノコ

使う場面:汁物や山の食べ物を話題にするとき

例文:今夜の汁には、なばば入れよう。→ 今夜のお汁には、キノコを入れよう。

79. ずーし

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:汁のあるご飯、雑炊の類

使う場面:温かいご飯物の話をするとき

例文:今日はずーしにしようか。→ 今日は雑炊にしようか。

80. ひらがり

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:昼食

使う場面:昼の食事に誘うとき

例文:ひらがりの用意ができたよ。→ 昼食の用意ができたよ。

「ひらがい」の形もあります。

81. いけどき

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:休憩、休憩時のおやつ

使う場面:仕事の合間に一息つくとき

例文:そろそろ、いけどきにしよう。→ そろそろ、おやつ休憩にしよう。

82. どんく

大村・諫早周辺など

意味:カエル

使う場面:田んぼなどの生き物について話すとき

例文:田んぼでどんくの鳴きよる。→ 田んぼでカエルが鳴いている。

83. がね

大村周辺など

意味:カニ

使う場面:川などで見た生き物を指すとき

例文:石の下にがねのおった。→ 石の下にカニがいた。

84. だぐま

大村周辺

意味:川にいるテナガエビ

使う場面:川の生き物について話すとき

例文:この川には、だぐまのおる。→ この川には、テナガエビがいる。

85. へんぶ

大村周辺

意味:トンボ

使う場面:空を飛ぶ虫を指すとき

例文:へんぶの竿にとまった。→ トンボが竿にとまった。

昔の暮らしに根づく長崎の方言15選

86. かんげ

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:髪の毛

使う場面:髪の長さや身支度を話すとき

例文:かんげの伸びたね。→ 髪の毛が伸びたね。

87. むこづら

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:額、おでこ

使う場面:額についた汚れなどに気づいたとき

例文:むこづらに墨のついとる。→ おでこに墨がついている。

88. ひざんかっぽ

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:膝頭

使う場面:膝の位置や衣服の汚れを話すとき

例文:ひざんかっぽの所が汚れとる。→ 膝頭のところが汚れている。

89. こずく

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:咳をする

使う場面:咳が出る様子を伝えるとき

例文:さっきから、こずきよるね。→ さっきから、咳をしているね。

90. からすまがり

大村周辺など

意味:こむら返り

使う場面:ふくらはぎがつった出来事を話すとき

例文:夜中にからすまがりになった。→ 夜中にこむら返りになった。

91. うしつる

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:捨てる

使う場面:不要な物を処分するとき

例文:この紙は、もううしつってよか?→ この紙は、もう捨てていい?

92. うったつ

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:よそ行きに着替える

使う場面:外出に向けて身支度するとき

例文:祭りに行くけん、うったとう。→ お祭りに行くから、よそ行きに着替えよう。

93. うっかかる

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:もたれかかる

使う場面:体を壁などに預けるとき

例文:疲れて柱にうっかかった。→ 疲れて柱にもたれかかった。

94. こっぱまる

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:座り込む

使う場面:その場に腰を下ろすとき

例文:玄関にこっぱまって、靴ば磨く。→ 玄関に座り込んで、靴を磨く。

95. しょて

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:以前は、もとは

使う場面:昔との違いを話すとき

例文:しょては、ここに店のあった。→ 以前は、ここにお店があった。

96. すためる

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:水などを最後まで流し切る

使う場面:容器に残った水を切るとき

例文:桶の水ばすためておこう。→ 桶の水を最後まで流しておこう。

97. ぞろびく

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:裾などを地面に引きずる

使う場面:衣服が長すぎるとき

例文:裾ばぞろびいて歩きよる。→ 裾を引きずって歩いている。

98. とえる

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:取り入れる、しまう

使う場面:洗濯物などを屋内に入れるとき

例文:洗濯物ばとえてから出よう。→ 洗濯物を取り入れてから出よう。

99. ひょけらんと

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:ひょっこりと

使う場面:思いがけず人が現れたとき

例文:友達がひょけらんと顔ば出した。→ 友達がひょっこり顔を出した。

100. どりろこいろ

大村周辺/昔ながらの言葉

意味:どうにかこうにか

使う場面:苦労しながらも終えたとき

例文:どりろこいろ、夕方までに終わった。→ どうにかこうにか、夕方までに終わった。

長崎県の方言の種類・地域による違い

長崎市周辺の言葉と、佐世保・県北、島原、五島、壱岐、対馬の言葉には違いがあります。同じ地域でも、世代や集落によって使う語や発音は変わります。

たとえば「かわいい」を表す「みじょか」は五島・県北などの言葉。「ありがとう」には大村の「おおきん」、壱岐・勝本の「おおきに」といった違いがあります。この一覧は長崎県内の言葉を集めたもので、100項目すべてが県内どこでも通じるという意味ではありません。

まとめ

知っている言葉や、意味を聞いて意外に感じた方言はありましたか? 短い「つ」にも、歩く様子が浮かぶ「さるく」にも面白さがありますね。私は「みじょか」の親しみのある響きが好きです^^

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