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京都弁・方言一覧100選|かわいい言葉・悪口・怖い・面白い言葉の意味と例文

京都弁・京都の方言には、「はんなり」「かいらしい」のようなかわいい言葉から、「いけず」などの悪口、強く聞こえる怖い表現、響きが面白い言葉まであります。「にぬき=ゆで卵」「なおす=片付ける」のように、意味を知ると会話がつながる言葉もありますね^^

この記事では、京都の言葉を100項目にまとめ、意味・使う場面・例文・標準語訳を紹介します。

京都市街の京ことばを中心に、関西共通の語や伝統的な言い回しも含めています。丹波・丹後など京都府全域で同じように使う、という一覧ではありません。語尾も数に含め、別表記や活用形は一つにまとめました。

言葉から探す(50音順・100項目)

京都弁の挨拶・よく聞く言い回し15選

1. おおきに

意味:ありがとう。

使う場面:してもらったことへのお礼。

例文:傘を貸してくれて、おおきに。助かったわ。→ 傘を貸してくれて、ありがとう。助かったよ。

2. おこしやす・おいでやす

意味:いらっしゃいませ、ようこそ。

使う場面:来客を迎えるとき。

例文:おこしやす。お連れさんは奥にいてはります。→ いらっしゃいませ。お連れの方は奥にいらっしゃいます。

歓迎の挨拶。「初めての客か常連か」で必ず使い分けるとは限りません。

3. ごめんやす

意味:ごめんください、失礼します。

使う場面:訪問先で声をかけるとき。

例文:ごめんやす。お願いしてた品、受け取りに来ました。→ ごめんください。頼んでいた品を受け取りに来ました。

昔ながらの丁寧な挨拶です。

4. おやかまっさん

意味:お邪魔しました。

使う場面:訪問先を辞去するとき。

例文:話し込んでしもて、おやかまっさんどした。→ 話し込んでしまって、お邪魔しました。

「おやかましゅうございました」を縮めた昔ながらの表現。

5. はばかりさん

意味:ご苦労さま、お手数をかけました。

使う場面:相手の手間や働きをねぎらうとき。

例文:二階まで運んでもろて、はばかりさん。→ 二階まで運んでもらって、お手数をかけました。

6. おきばりやす

意味:頑張ってください。

使う場面:仕事や用事に向かう人への声かけ。

例文:明日はお店の初日どすな。おきばりやす。→ 明日はお店の初日ですね。頑張ってください。

7. おたのもうします

意味:お願いします。

使う場面:仕事を頼むときや、改まって挨拶するとき。

例文:着物の仕立て、今回もおたのもうします。→ 着物の仕立てを、今回もお願いします。

花街などでも聞かれる丁寧な言い回しです。

8. おいない

意味:おいで、来なさい。

使う場面:親しい相手を招くとき。

例文:縁側、風が通るしこっちへおいない。→ 縁側は風が通るから、こちらへおいで。

9. おあがりやす

意味:召し上がってください。

使う場面:食事やお茶菓子を勧めるとき。

例文:焼きたてどすし、熱いうちにおあがりやす。→ 焼きたてですから、熱いうちに召し上がってください。

10. かんにん

意味:ごめん、許して。

使う場面:失敗や行き違いを謝るとき。

例文:日にちを一日間違えてた。かんにんな。→ 日にちを一日間違えていた。ごめんね。

11. ほな

意味:それでは、じゃあ。

使う場面:話を切り上げたり、次の行動に移ったりするとき。

例文:ほな、橋の手前で待ち合わせしよか。→ じゃあ、橋の手前で待ち合わせしようか。

12. さいなら

意味:さようなら。

使う場面:帰り際の挨拶。

例文:今日はこれで失礼します。さいなら。→ 今日はこれで失礼します。さようなら。

13. おはようおかえり

意味:いってらっしゃい。早く無事に帰ってきてね。

使う場面:出かける家族を見送るとき。

例文:雨が強うなる前に、おはようおかえり。→ 雨が強くなる前に帰ってきてね。いってらっしゃい。

帰宅した人への「おかえり」ではなく、送り出す挨拶です。

14. 〜どす

意味:〜です。

使う場面:物事を丁寧に伝えるとき。

例文:こちらが今月の新作どす。→ こちらが今月の新作です。

伝統的な京ことば。現在は花街や接客、年配者の会話などで聞かれます。

15. 〜はる

意味:〜なさる、〜される。

使う場面:相手や話題の人の動作に敬意を添えるとき。

例文:先生、次の展示も見に来はるそうやで。→ 先生は、次の展示も見にいらっしゃるそうだよ。

京都のかわいい言葉・やわらかな表現15選

16. はんなり

意味:品のある、明るく華やかな様子。

使う場面:着物や色合いなどの印象を話すとき。

例文:淡い桃色の帯で、はんなりした装いやね。→ 淡い桃色の帯で、上品で華やかな装いだね。

17. かいらしい

意味:かわいらしい。

使う場面:小物や動物などを愛らしいと思ったとき。

例文:その鳥の箸置き、丸うてかいらしいな。→ その鳥の箸置きは、丸くてかわいらしいね。

18. あまえた

意味:甘えん坊。

使う場面:身近な人や動物の甘える様子を話すとき。

例文:うちの猫、抱っこしてほしい時だけあまえたになるねん。→ うちの猫は、抱っこしてほしい時だけ甘えん坊になるんだ。

19. おぼこい

意味:あどけない、まだ世慣れていない。

使う場面:人の顔つきや雰囲気を話すとき。

例文:制服着ると、まだおぼこい感じが残ってるな。→ 制服を着ると、まだあどけない感じが残っているね。

20. おっちん

意味:座ること、おすわり。

使う場面:幼い子に座ってもらうとき。

例文:絵本読むし、ひざにおっちんして。→ 絵本を読むから、ひざに座って。

21. おべべ

意味:着物、衣服。

使う場面:子どもの服や着物について話すとき。

例文:お祝いに着るおべべ、用意しといたえ。→ お祝いに着る服を、用意しておいたよ。

「べべ」ともいう、昔ながらの呼び方です。

22. おいど

意味:お尻。

使う場面:体の部分や座り心地を話すとき。

例文:長いこと座ってたし、おいどが痛いわ。→ 長く座っていたから、お尻が痛いよ。

23. ややこ

意味:赤ちゃん。

使う場面:乳児のことを話すとき。

例文:隣のおうちに、ややこが生まれたんやって。→ 隣の家に、赤ちゃんが生まれたんだって。

24. ぬくい

意味:暖かい、温かい。

使う場面:気温や物の温かさを伝えるとき。

例文:この湯たんぽ、朝までぬくかったわ。→ この湯たんぽは、朝まで温かかったよ。

25. あて

意味:私。

使う場面:自分のことを指すとき。

例文:あては、もう少しここで待ってます。→ 私は、もう少しここで待っています。

主に女性の伝統的な言い方で、今では古風に響きます。

26. かまへん

意味:構わない、気にしなくていい。

使う場面:頼みを受け入れたり、相手の遠慮を解いたりするとき。

例文:返すのは来週でもかまへんよ。→ 返すのは来週でも構わないよ。

27. だんない

意味:大丈夫、差し支えない。

使う場面:心配する相手を安心させるとき。

例文:少し遅うなっても、だんないえ。→ 少し遅くなっても、大丈夫だよ。

昔ながらの言い方です。

28. よろしおす

意味:いいです、結構です。

使う場面:選んだ物や提案を丁寧に肯定するとき。

例文:お包みは、その薄紫の紙でよろしおす。→ 包み紙は、その薄紫の紙でいいです。

「よい」を丁寧にした伝統的な表現。

29. 〜え

意味:〜よ。

使う場面:知らせたり、やわらかく念を押したりするとき。

例文:お茶、ここに置いといたえ。→ お茶を、ここに置いておいたよ。

30. 〜ておくれやす

意味:〜してください。

使う場面:相手に丁寧に頼むとき。

例文:お名前を、こちらに書いておくれやす。→ お名前を、こちらに書いてください。

昔ながらの丁寧な言い回しです。

京都の悪口・怖い言葉15選|強い意味を持つ表現

からかいや非難を含む言葉と、脅しにもなる強い表現をまとめています。

31. いけず

意味:意地悪、意地悪な人。

使う場面:わざと困らせる言動を評するとき。

例文:場所を知ってるのに教えてくれへんなんて、いけずやな。→ 場所を知っているのに教えてくれないなんて、意地悪だね。

32. いちびる

意味:調子に乗ってふざける。

使う場面:ふざけすぎる人をたしなめるとき。

例文:いちびって人の帽子かぶらんといて。→ ふざけて人の帽子をかぶらないで。

33. いらち

意味:せっかち、気が短い人。

使う場面:待つのが苦手な性格を話すとき。

例文:あて、いらちやし、返事来る前に支度してしまう。→ 私はせっかちだから、返事が来る前に支度してしまう。

34. しぶちん

意味:けちな人、出し惜しみする人。

使う場面:金品を出したがらない態度を評するとき。

例文:紙袋の一枚まで惜しむなんて、しぶちんやな。→ 紙袋の一枚まで惜しむなんて、けちだね。

35. どくしょうな

意味:ひどい、むごい、悪らつな。

使う場面:相手の仕打ちなどを強く非難するとき。

例文:預かった品を勝手に売るなんて、どくしょうな話や。→ 預かった品を勝手に売るなんて、ひどい話だ。

昔ながらの表現。舞鶴・福知山・京田辺などにも用例があります。

36. しんきくさい

意味:じれったい、もどかしい。

使う場面:物事が進まず、いらだつとき。

例文:話が行ったり来たりで、しんきくさいなあ。→ 話が行ったり来たりで、もどかしいなあ。

37. じゅんさいな

意味:いい加減な、態度がはっきりしない。

使う場面:あやふやな返答や無責任な態度を評するとき。

例文:昨日と今日で話が違うし、じゅんさいな返事やな。→ 昨日と今日で話が違って、いい加減な返事だね。

古風な言い方です。

38. どんくさい

意味:動作が鈍い、要領が悪い。

使う場面:手際の悪さや不器用さを話すとき。

例文:切符買う列を間違えるなんて、あて、どんくさいわ。→ 切符を買う列を間違えるなんて、私、要領が悪いな。

39. あほ

意味:ばか、愚かなことや人。

使う場面:失敗へのぼやきや、人の行動への非難。

例文:鍋を火にかけたつもりで、別のコンロつけてた。あほやなあ。→ 鍋を火にかけたつもりで、別のコンロをつけていた。ばかだなあ。

40. しばく

意味:たたく、殴る。

使う場面:けんかや暴力的な言い方について話すとき。

例文:「しばいたろか」なんて言われて、口論になった。→ 「殴ってやろうか」なんて言われて、口論になった。

41. どやす

意味:強く殴りつける。

使う場面:乱暴な行動や強い威嚇を表すとき。

例文:「どやすぞ」なんて、大きな声出さんといて。→ 「殴りつけるぞ」なんて、大きな声を出さないで。

山科・醍醐などにも用例がある強い表現です。

42. いぬ・いね

意味:帰る、立ち去る。「いね」は「帰れ」。

使う場面:帰ることを伝えるときや、相手を追い払うとき。

例文:「はよいね」なんて言わんでも、もう帰るわ。→ 「早く帰れ」なんて言わなくても、もう帰るよ。

「いぬ」は古風な動詞。命令形の「いね」は強い言い方になります。

43. きずい

意味:わがまま、気まま。

使う場面:自分の都合ばかり通そうとする様子を話すとき。

例文:自分の好きな店しか行かへんなんて、きずいやな。→ 自分の好きな店にしか行かないなんて、わがままだね。

昔ながらの言い方です。

44. あらくたい

意味:手荒い、乱暴な。

使う場面:物の扱いや動作の荒さを指すとき。

例文:引き出しを蹴って閉めるなんて、あらくたいな。→ 引き出しを蹴って閉めるなんて、乱暴だね。

45. しょうもない

意味:つまらない、くだらない。

使う場面:期待外れの内容や些細なことを話すとき。

例文:しょうもない意地張って、謝るの遅なったわ。→ くだらない意地を張って、謝るのが遅くなったよ。

京都の面白い言葉・響きが印象的な方言15選

46. けったい

意味:妙だ、変わっている。

使う場面:見慣れない物や不思議な出来事に驚いたとき。

例文:持ち手が三つもある、けったいな急須やな。→ 持ち手が三つもある、変わった急須だね。

47. ほたえる

意味:ふざけて騒ぐ、じゃれ合う。

使う場面:はしゃぐ子どもなどの様子を話すとき。

例文:布団の上でほたえて、枕がどっか飛んでった。→ 布団の上でふざけて、枕がどこかへ飛んでいった。

48. てんご

意味:いたずら、悪ふざけ。

使う場面:人を困らせるふざけた行動を話すとき。

例文:靴を隠すてんごは、もうおしまいにしよ。→ 靴を隠すいたずらは、もうおしまいにしよう。

49. わらける

意味:思わず笑ってしまう。

使う場面:話やしぐさがおかしくて笑うとき。

例文:猫が箱からはみ出して寝てるの、わらけるな。→ 猫が箱からはみ出して寝ているのは、思わず笑っちゃうね。

50. わや

意味:めちゃくちゃ、台無し。

使う場面:段取りや物の状態が乱れたとき。

例文:番号札が混ざって、席順がわやになった。→ 番号札が混ざって、席順がめちゃくちゃになった。

51. でぼちん

意味:おでこ、額。

使う場面:顔の部分について話すとき。

例文:帽子脱いだら、でぼちんに跡ついてたわ。→ 帽子を脱いだら、おでこに跡が付いていたよ。

52. さぶいぼ

意味:鳥肌。

使う場面:寒さや感動などで鳥肌が立ったとき。

例文:川の水に足入れた途端、さぶいぼ出た。→ 川の水に足を入れた途端、鳥肌が立った。

53. いがむ

意味:ゆがむ、曲がる。

使う場面:物の形や位置がずれたとき。

例文:箱のふた、いがんでて閉まらへん。→ 箱のふたがゆがんでいて、閉まらない。

54. てれこ

意味:あべこべ、入れ違い。

使う場面:対になる物や順番が入れ替わったとき。

例文:二人分の名札、てれこになってるえ。→ 二人分の名札が、入れ違いになっているよ。

55. べべた

意味:最下位、いちばん最後。

使う場面:競争や順位について話すとき。

例文:今年の福引きの順番、うちの班がべべたやった。→ 今年の福引きの順番は、私たちの班が最後だった。

56. かたくま

意味:肩車。

使う場面:子どもを肩に乗せることを話すとき。

例文:小さいころ、お父さんにかたくましてもろたな。→ 小さいころ、お父さんに肩車してもらったね。

昔ながらの呼び方です。

57. ちょちょこばる

意味:かがむ、体を小さく縮める。

使う場面:狭い所などで身をかがめるとき。

例文:低い枝の下、ちょちょこばって通った。→ 低い枝の下を、身をかがめて通った。

58. きさんじな

意味:気楽な、気苦労のない。また、快活な。

使う場面:気楽な暮らしぶりや明るい人柄を話すとき。

例文:用事も済んで、今日はきさんじな一日や。→ 用事も済んで、今日は気楽な一日だ。

古風な京ことばです。

59. せつろしい

意味:忙しい、気ぜわしい。

使う場面:用事に追われて落ち着かないとき。

例文:開店と配達が重なって、朝からせつろしいわ。→ 開店と配達が重なって、朝から気ぜわしいよ。

60. きずつない

意味:申し訳ない、気が引ける。

使う場面:相手に負担をかけて恐縮するとき。

例文:車まで出してもろて、きずつないわ。→ 車まで出してもらって、申し訳ないよ。

「きずい=わがまま」とは別の言葉です。

意味を知ると分かりやすい京都の日常語25選

61. なおす

意味:片付ける、しまう。

使う場面:使い終わった物を収納するとき。

例文:客用の湯のみ、上の棚になおしといて。→ 客用の湯のみを、上の棚にしまっておいて。

62. ほかす

意味:捨てる。

使う場面:要らない物を処分するとき。

例文:破れた包み紙だけ、ほかしとこか。→ 破れた包み紙だけ、捨てておこうか。

63. いらう

意味:触る、いじる。

使う場面:物に手を触れることを話すとき。

例文:そのつまみ、いらうと音が大きなるえ。→ そのつまみをいじると、音が大きくなるよ。

64. さら

意味:新品、新しい物。

使う場面:まだ使っていない品について話すとき。

例文:お客さん来るし、さらのふきん出しとこ。→ お客さんが来るから、新しいふきんを出しておこう。

「さらぴん」ともいいます。

65. ねき

意味:そば、すぐ近く。

使う場面:物や人の位置を伝えるとき。

例文:鍵は花瓶のねきに置いたはずや。→ 鍵は花瓶のそばに置いたはずだ。

66. あがる

意味:北へ進む。

使う場面:京都市街で道順を説明するとき。

例文:この通りを少しあがると、右に郵便局があるえ。→ この通りを少し北へ進むと、右に郵便局があるよ。

67. さがる

意味:南へ進む。

使う場面:京都市街で目的地への行き方を伝えるとき。

例文:橋を渡ってから、川沿いをさがってな。→ 橋を渡ってから、川沿いを南へ進んでね。

68. ろーじ

意味:家と家の間などの細い通路、路地。

使う場面:住宅の場所や通り道について話すとき。

例文:表の通りから、ろーじを入った二軒目や。→ 表の通りから、路地に入った二軒目だ。

69. どんつき

意味:突き当たり。

使う場面:道や建物の中を案内するとき。

例文:階段上がって、どんつきの部屋に集まって。→ 階段を上がって、突き当たりの部屋に集まって。

70. すいば

意味:お気に入りの場所、自分にとって居心地のよい場所。

使う場面:よく行く所や、とっておきの場所を話すとき。

例文:雨の日は、窓際の読書席があてのすいばや。→ 雨の日は、窓際の読書席が私のお気に入りの場所だ。

71. しんどい

意味:疲れてつらい、負担が大きい。

使う場面:体の疲れや大変さを伝えるとき。

例文:一日じゅう荷ほどきして、腰がしんどいわ。→ 一日中荷ほどきをして、腰がつらいよ。

72. ほっこりする

意味:疲れが出て、一息つく。

使う場面:ひと仕事を終えて力が抜けたとき。

例文:片付けが終わったら、急にほっこりして座り込んだ。→ 片付けが終わったら、急に疲れが出て座り込んだ。

京ことばでは「癒やされる」だけでなく、疲れた後の安堵にも使います。

73. なんぼ

意味:いくら。

使う場面:値段や数量を尋ねるとき。

例文:この布、あと一メートル足したらなんぼになる?→ この布は、あと一メートル足したらいくらになる?

74. ぎょうさん

意味:たくさん。

使う場面:人や物の多さを伝えるとき。

例文:昨日の写真、ぎょうさん送ってもろたわ。→ 昨日の写真を、たくさん送ってもらったよ。

「ようけ」「たんと」なども、量の多さを表す別の言い方です。

75. せんど

意味:何度も、ずいぶん。

使う場面:同じことを繰り返したり、十分にしたりしたとき。

例文:せんど探したのに、かばんの底に入ってた。→ 何度も探したのに、かばんの底に入っていた。

76. せんぐり

意味:順々に、次から次へと。

使う場面:人や物の動きが続くとき。

例文:焼けた分から、せんぐり箱に詰めていこ。→ 焼けた分から、順々に箱に詰めていこう。

77. えんばんと

意味:あいにく、折悪しく。

使う場面:都合が合わないことを伝えるとき。

例文:えんばんと、その日は店を休んでおります。→ あいにく、その日は店を休んでおります。

古風な言い方で、「えんばと」ともいいます。

78. あんじょう

意味:うまく、具合よく。

使う場面:仕事や作業の仕上がりを話すとき。

例文:破れたところ、あんじょう縫うてもろた。→ 破れたところを、うまく縫ってもらった。

79. そーろと

意味:ゆっくりと、そっと。

使う場面:静かに慎重に動くとき。

例文:寝てるし、戸はそーろと閉めてな。→ 寝ているから、戸はそっと閉めてね。

「そろっと」など、表記に揺れがあります。

80. やらこい

意味:柔らかい。

使う場面:食べ物や物の手触りを伝えるとき。

例文:この革、思うてたよりやらこいな。→ この革は、思っていたより柔らかいね。

81. ひやこい

意味:冷たい。

使う場面:水や物に触れた冷たさを話すとき。

例文:井戸の水で冷やしたん、ひやこくておいしいわ。→ 井戸の水で冷やした物は、冷たくておいしいよ。

82. ねぶる

意味:なめる。

使う場面:飴などを口の中でなめるとき。

例文:歩きながら、もろた飴をねぶってた。→ 歩きながら、もらった飴をなめていた。

83. まどす

意味:弁償する。

使う場面:壊したり失くしたりした物の埋め合わせを話すとき。

例文:借りた皿を欠かしてしもたし、まどさせて。→ 借りた皿を欠けさせてしまったから、弁償させて。

昔ながらの言い方です。

84. やどがえ

意味:引っ越し、住まいを移すこと。

使う場面:住居を替える予定を話すとき。

例文:来月やどがえするし、本を整理してるんや。→ 来月引っ越すから、本を整理しているんだ。

「やどがい」ともいう古風な言葉です。

85. おくどさん

意味:かまど。

使う場面:昔の台所や炊事道具の話をするとき。

例文:この家、おくどさんが今も残ってるんやね。→ この家は、かまどが今も残っているんだね。

食べ物・食卓にまつわる京都の言葉15選

86. ぶぶ・おぶう

意味:お茶。

使う場面:お茶をいれたり勧めたりするとき。

例文:ぶぶをいれたし、ひと息つこか。→ お茶をいれたから、ひと息つこうか。

87. にぬき

意味:ゆで卵。

使う場面:食事や弁当の中身について話すとき。

例文:明日の弁当に入れるし、にぬき二つ作っとこ。→ 明日の弁当に入れるから、ゆで卵を二つ作っておこう。

88. むしやしない

意味:小腹を満たす軽い食事や間食。

使う場面:食事までのつなぎに少し食べるとき。

例文:晩ご飯は遅なるし、おにぎりでむしやしないしよ。→ 夕食は遅くなるから、おにぎりで小腹を満たそう。

89. おばんざい

意味:家庭で日常的に作るおかず、惣菜。

使う場面:毎日の食卓の料理を話すとき。

例文:冷蔵庫の野菜で、おばんざいを二品作った。→ 冷蔵庫の野菜で、普段のおかずを二品作った。

90. おかい

意味:お粥。

使う場面:食事の献立について話すとき。

例文:朝は梅干し添えて、おかいにしよか。→ 朝は梅干しを添えて、お粥にしようか。

91. ごんぼ

意味:ごぼう。

使う場面:材料の下ごしらえや買い物のとき。

例文:ごんぼ、細う切って水にさらしといて。→ ごぼうを細く切って、水にさらしておいて。

92. おしたじ

意味:しょうゆ。

使う場面:料理の味付けや食卓で調味料を頼むとき。

例文:仕上げに、おしたじをほんの少し足すんや。→ 仕上げに、しょうゆをほんの少し足すんだ。

女房ことばに由来する昔ながらの呼び名です。

93. おこうこ

意味:たくあん。

使う場面:漬物を切ったり食卓に出したりするとき。

例文:おこうこも切ったし、ご飯よそって。→ たくあんも切ったから、ご飯をよそって。

「こうこ」ともいいます。

94. どぼづけ

意味:ぬか漬け。

使う場面:漬物の漬かり具合を話すとき。

例文:きゅうりのどぼづけ、今朝は浅めに出した。→ きゅうりのぬか漬けを、今朝は浅めに取り出した。

95. おまん

意味:まんじゅう。

使う場面:茶菓子を選んだり勧めたりするとき。

例文:今日のお茶菓子は、栗の入ったおまんや。→ 今日のお茶菓子は、栗の入ったまんじゅうだよ。

昔ながらの呼び名です。

96. おせん

意味:せんべい。

使う場面:おやつや茶菓子について話すとき。

例文:缶の中に、胡麻のおせんが入ってるえ。→ 缶の中に、胡麻のせんべいが入っているよ。

昔ながらの呼び名です。

97. おすもじ

意味:寿司。

使う場面:ちらし寿司などの献立を話すとき。

例文:お祝いの日やし、おすもじに錦糸卵を飾ろ。→ お祝いの日だから、お寿司に錦糸卵を飾ろう。

女房ことばに由来する古風な表現で、「すもじ」ともいいます。

98. まむし

意味:うなぎの蒲焼。また、それを使ったご飯。

使う場面:うなぎ料理の注文や献立の話をするとき。

例文:今日は奮発して、まむしをよばれよか。→ 今日は奮発して、うなぎ料理をいただこうか。

関西の昔ながらの料理の呼び方です。

99. まったり

意味:とろりと丸みがあり、穏やかな口当たり。

使う場面:料理や菓子の味わいを評するとき。

例文:この胡麻豆腐、まったりして口に残るな。→ この胡麻豆腐は、とろりとした穏やかな味わいが口に残るね。

100. よばれる

意味:ごちそうになる、食事をいただく。

使う場面:勧められた料理を受けるとき。

例文:ええ匂いやな。あても少しよばれてええ?→ いい匂いだね。私も少しいただいていい?

まとめ

聞いたことのある言葉や、意外な意味の方言は見つかりましたか?私は、やわらかな挨拶だけでなく、「むしやしない」のように暮らしが浮かぶ京都の言葉も面白いなと思います^^

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