こんチコは〜(^^)チコちゃん大好き!風子です。今日も、今週(2021年4月24日)の放送内容、問題、ゲスト出演者をお伝えしていきます。
今週もまたチコちゃんが問います。「たわしはなぜ亀みたいな形なの?」これは予想外! いつもだけど(笑)。さぁ、答えはいかに!?
今回の別テーマはこちら
・チコちゃんに叱られる!犬の種類の謎?!【問題と答え】犬の歴史がすごい!!内容まとめ!
ゲスト出演者・回答者・語り・MC
【ゲスト】東野幸治さん、田中美佐子さん
【回答者】老舗たわしメーカー社長 西尾智浩(にしおともひろ)さん
【語り】森田美由紀アナウンサー
【MC】岡村隆史さん、チコちゃん
今週の問題と答え
問題:なぜ たわしは亀みたいな形なの?
答え:妻が障子のサンを掃除したから!
そうなんです!
奥様が障子のサンを掃除していたのが発端の、心温まる夫婦の物語があったんです。
『たぶんこうだったんじゃないか劇場』が詳し〜く教えてくれますよ。
演じるのは、橋本じゅんさんと石田ひかりさんです。
放送内容:たわしにも物語があった!
ゲスト田中美佐子さんが質問にチャレンジ
この日、二つ目の質問です。
チコちゃん「ねぇねぇ、岡村。この中で一番、お掃除が上手できれい好きな大人ってだーれ?」
岡村さんが気を利かせて、さっと美佐子さんにふってくれたんですが、
田中「最近汚いですけどいいですか?(汗」
そういう進行なんで、いいんですよ美佐子さん(笑)
チコちゃん「じゃぁみちゃみちゃは、ガンコな汚れをゴシゴシ落としたいときは何を使う?」
ここでテーマの”たわし”を出してほしいチコちゃん。
なのに、
田中「重曹を使ってます(真顔)」
チコちゃん「(スタジオとともに笑)洗剤の方はね。手に持つのはなんでしょう?」
田中「え?あ、あの〜」
ちょっぴりあたふた美佐子さん。あれ、台本は?(笑)。
岡村さんと東野さんが横から助け舟で「金だわしみたいな、ね?」
田中「え?あぁ、金だわし。」
チコちゃんうなずいて「金だわし。もしくは?」
田中「え?え?まぁあの、スポンジの硬いやつ」
なかなかたどりつかない美佐子さんに、ついにチコちゃん「たわしって言えや!」
だから進行なんですってば美佐子さん(笑)
回答者は老舗たわしメーカー社長の西尾智浩さん
チコちゃんが画面に出てきたたわしの画像を指して問います。
「なんでたわしは、亀みたいな形をしているの?」
美佐子さん、がんばりますよ。
たわしって元々は一本の棒状の道具だったと推測。でも棒のまま洗うの大変だから棒をギュッと曲げて端っこを留めたら、きれいな亀の形になったうえにお風呂の隅とかに具合がいいと、そういうことじゃないかなと。
はい、チコちゃん「ボーッと生きてんじゃねぇよ!!」
語り「今こそすべての日本国民に問います。なぜたわしは亀みたいな形?」
問われたお掃除好きそうな方々の推測は、「亀は万年とかいうから長く使えるように」とか「たわしとしてそういう形が作りやすかったなんじゃない?」とかいろいろですが・・・。
チコちゃん「たわしが亀みたいな形をしているのは」
ドドン!!
チコちゃん「妻が障子のサンを掃除したから!!」
「たわしのことまで知ってるなんて、さすがチコちゃん、今日もコメントに磨きがかかってるね」
と話してくださるのは、東京都北区にある創業113年の老舗たわしメーカーの社長 西尾智浩(にしおともひろ)さん。
あれ? たわしメーカーの社長というイメージとはちょっと違うロックなお姿・・・と思っていたら、10年前に会社を継ぐまではプロのミュージシャンだったそうです。
たわしと10年付き合ってもキャラがブレない社長、素晴らしい!
そんな西尾社長の曽祖父である西尾正左衛門さんこそが、亀の形のたわしの発案者だったそうです。
たぶんこうだったんじゃないか劇場
『タワシの女房 〜亀の子たわし誕生物語〜』
今から100年以上前の明治40(1907)年ごろのこと。
西尾正左衛門(役者:橋本じゅん)は、貧乏生活ににうんざりしていました。なんとかして金持ちになってやる!と日夜、ひっしに知恵をしぼっていました。。
一方、気立ての良い妻、西田やす(役者:石田ひかり)はいつも明るくおおらか。こうしてご飯を食べられるのもあなたががんばってくれるおかげだと、笑顔を絶やさず家事にいそしみます。
そんなある日正左衛門は、御釜にこびりついた米粒を一生懸命こすり落とそうと奮闘しているやすを見ていて、あるアイデアを思いつきました。
明治40年といえば、人々の生活がどんどん西洋風に変化していた頃です。以前から正左衛門は、そんな時代に合った何か新しいものを作り出して特許を取れればきっと儲かるだろうと確信していました。
そのころ正左衛門が作っていたのは、主に生垣を束ねる際に使われるシュロの縄。
そこから、シュロを針金で巻いて作る靴拭きマットを思いついたのです。
当時、人々が草履より靴を履くようになっていたので、靴拭きマットは大ヒットしました!
ところが、喜びもつかの間、すぐにこのマットは大量に返品されて来るようになったのです。
実際に使ってみると、シュロの繊維は柔らかくて、靴で何度か踏むうちすぐにへたってくるのでした。
家の中は返品された靴拭きマットで足の踏み場もないほどに。
正左衛門(橋本じゅん)「どれだけ返品してくるんだ。いいかげんにシュロ!」(渾身)
その年の年末。
気落ちした様子でいる正左衛門に、大掃除中だったやすは障子のサンをこすりながら、また来年、何かいいものを思いつきましょうよと励まします。
ぼんやり顔を上げた正左衛門、やすがサンをこするのに使っていたたわしを見て驚きました。
「やす、その手に持ってる物・・・」
「え?これですか?」
やすは、返品されてきたマットの一部を折り曲げて作った、現在のたわしに似た形の物を握っていました。
なかなか良く汚れが落ちるとお気に入りの様子。
正左衛門は思わず駆け寄って、やすの手ごとたわしを握りしめました。
「そうか!手に持って使うものなら、靴で踏むほどには毛が簡単に潰れる心配もない。いけるぞ!」
成功を確信した正左衛門は、再び元気を取り戻して新商品の開発に乗り出しました。
女性に使いやすいようにと妻の手を参考に、繊維の長さや持ったときの感触など何度も試作を繰り返し、ついに明治40(1907)年、女性にぴったりのたわしが誕生したのでした。
さっそく御釜にこびりついたお米をこすってみると、あ〜ら不思議、お米が簡単に剥がれ落ちていきます。
これまでのたわしと洗浄力の差は歴然。
仕事が楽になったと、やすは大喜びです。
さらに、母の歓声に駆け寄ってきた息子が、
「なんかそれ、亀みたいだね!」
なるほど!と父もうなずいて、汚れ落ちは抜群だし可愛い亀のような形で大ヒット間違いなし、と自信を深めました。
ところが、最初は全然売れなかったのです。
初めてこのたわしを見た人々は、奇妙な見た目にただただ怖がったのでした。
西尾社長「見たことがないものなので、使い方にもみんな直結しなかったみたいですね。」
正左衛門は、たわしの印象をもっと良いものに変えるためにあれこれ知恵を絞り、最終的に針金で20個ほどまとめて吊るして売るということになりました。
西尾社長「床になんとなく置いてあるよりは、こういう風に針金で吊っていると可愛く見える。これが売れた要因の1つだろうと思います。」
語り「1つだとちょっと異様にも見えましたが、20個まとめてぶら下げると、まるで木になる栗のよう。」
(1個だけでも怖いのに、20個まとめたら可愛くなると思えた明治の人の発想力がスゴイです・・・)
こうしてようやくたわしは人々に受け入れられるようになり、売り上げも伸びていったのでした。
たわしはその後も靴洗い用やお風呂場での体洗い用など様々に商品展開していって、今や海外でも大ヒット商品になっています。
誕生から100年以上経ちましたが、この会社では今も1つ1つ職人が大切に手作業で作っています。
西尾社長も納得&満足
毎回大人気の『たぶんこうだったんじゃないか劇場』。
今回の「タワシの女房 〜亀の子たわし誕生物語」も素晴らしかったですね!
ご覧になった西尾社長も大変満足されたそうで、
「非常にすばらしいと思います。家宝にしたい。」
と笑顔でおっしゃってくださいました。良かったぁ!!
ということで、
質問:たわしが亀みたいな形なのはなぜ?
答え:妻が障子のサンを掃除したから!・・・でした!
西尾社長「チコちゃんが磨きをかけたいものってなにかな?」
チコちゃん「5歳っぽさ。」
うん、がんばって!(笑)
たわしの誕生秘話まとめ・次回放送日
誰もが知っている身近なたわしにも、こんな素敵な物語があったのですね。
西尾正左衛門さんの、なんとしてでも貧乏から這い上がるという強い決意と納得のいく製品ができるまであきらめずに試作を続けた忍耐強さ。
そんな夫を常に明るく励まし、援助を惜しまなかった奥様のやすさん。
風子も今までは美佐子さんのようにスポンジ派だったんですが、これからは西尾ご夫妻のことを思い出しながら、ときどきたわしも使ってみたいと思います☆
次回の放送予定日は
5月7日(金) NHK総合1 午後7:57〜8:42(45分)
タイトル:ガッツポーズの謎▽駅から○分▽お肉の色の秘密
ゲスト:土田晃之さん、芳根京子さん
ではでは、来週も楽しみですね!!