子育ては、体力勝負!!子供が成長するに従って、痛感するこの言葉の意味・・・
大きくなるにつれ、走るスピードも速くなり、蹴るボールの威力も強くなり・・・相手をするだけで疲れ果て、公園から帰るとぐったり。
でも、ご飯は作らなきゃいけないし、そんな状況で、夕方眠くなって増してくる「イヤイヤ」に笑顔で対応する余裕なんて、私には、ありませんでした。
自分の体力のなさが情けない。子供と一緒にアスレチックにのぼり、公園を走り回れるパワフルなお母さんにどれほど憧れたことか。
そんなとき、3人のお子さんをもつ先輩パパさんに教えてもらった子育て法に、「そうか、それで良いんだ」って、私の心は、ずいぶん軽くなったのです。
こんにちは。学びママです。いつも子育て、本当にお疲れさまです!!
さぁ、今日は、私が子育て暗黒期を乗り越えた方法、そして、現在の奮闘記を余すところなくお伝えしていくシリーズ『あきらめ子育て論』第2回をお届けします。
◆「あきらめ子育て」って何ぞや?と思われた方は
→《あきらめ子育て論① しんどい心が楽になる「あきらめ子育て」実践記》
2回目の今日は、前回の記事の最後にお伝えさせていただきました通り、私が子育てに不可欠とも言える「体力」のなさという悩みから解放された考え方と、タイプ分類別のお子さんへの声かけの話をさせていただこうと思います。
1.体力がなくても大丈夫
子供のときから、自律神経の弱さやアレルギーが原因で、お世辞にも「元気な子」とは言えなかった私。
そんな私が母親となって、やっぱりぶち当たったのは「体力」の壁でした。
睡眠不足などでのめまいは、しょっちゅうですし、おまけに紫外線アレルギーまで発症して、お日様に当たるだけでグッタリ。
もし、私が、他のママたちみたいに元気なお母さんだったら、息子はどんなに楽しい毎日が送れただろうって、いつも考えてました。
ある先輩パパから疲れない公園遊びの秘訣を聞いたのは、そんなときでした。
それまで、週末になると遊びたい盛りの小学生2人を公園に連れて行って遊んであげて、子煩悩な方だなぁと思っていたのですが、
その方は、なんと「公園に遊びに連れていくとは言っても、いつも、いかに自分が楽に遊ばせることができるかを考えている」と言うのです。
例えば、腕時計のストップウォッチで、どれだけ速く走れるかタイムをはかったり。子供が動けて、自分が動かなくて良い方法を考えるのだそうです。
それを聞いたとき、「なんて、頭がいいんだ!!」って思いました(笑)
というか、「そんなんでもいいんだ!!」って、私の肩の力が抜けた瞬間でした。
この一言は、結構私にとっては衝撃で、これをきっかけに、「何も子供と同じように遊ぶことだけが、子供を楽しませる方法ではない」と考えられるようになったのです。
それまで、とにかく同じ目線で一緒に遊ぶことに囚われすぎていたんですよね。
そんな理想を取っ払って探してみると、大人が体力使わなくても子供が楽しめる遊びって結構あるんです。
例えば、
〇縄跳び(まわしたりニョロニョロさせるだけ)
〇砂場(たまに水くみを手伝うだけ)
〇かくれんぼ(隠れてじっとしとけばOK/ぶらぶら「どこかな~?」とか言いながら探しにいけばOK)
〇まりつきしながらボールをとらせる遊び(サッカーみたいに走らなくてよくて、でも、子供は結構楽しそう!)
〇宝さがし(ビービー弾を探します、私もハマってます(笑)これなんか今まで無意識だったけど、子供と同じ目線で楽しめてますね!)
うちの息子は数字が大好きなので、走ったりストライダーで1周コースを回ってくるタイムを測るというのも、とても楽しいようで、よくやってます。
そりゃぁ全力で子供と遊べるお母さんって、素敵ですし、今でも憧れますけど・・・持って生まれた体力だって個人差があります。
公園で少々遊びに手を抜かれたって、疲れて帰ってイライラガミガミされるより、子供にとってはずっといい。そう思いません?
そもそもの体力が違うのだから、パワフルママになろうとすることは、いさぎよく諦めちゃえば良かったんですよね。というか、そういう理想のママ像こそが、私を1番苦しめていたのだと、今では思います。
子供は遊びの天才と言いますが、楽しむことの天才でもあると思います。その楽しむ力を、私はみくびっていたのかもしれません。
親が与えなくても、子供はそこにあるものに楽しさを見出せるんですよね。
そして、私がきっと楽しいはずと思い込んでいることが、子供にとっても楽しいとは限らないということ。
そういえば、絶対気に入るだろうと思ってプレゼントしたおもちゃは、すぐに飽きてしまって、ゴミに出そうと思っていたラップの芯とか段ボールの方が、楽しそうに遊んでいたり、そんなこともありました(^^;
だから、全力で一緒に遊ぶ(しかも、そのあと疲れて不機嫌な母というオマケつき(笑))ことが子供にとっての最善かなんて、分からないよなぁって。
きっと、子供にとっての1番の喜びは、ママと笑いあって、その時間を共有できることだと思うから。
ヘトヘトになるより、笑える余裕があるくらいの、手抜き遊びでも良いじゃないかって、今の私は、思えるようになりました。
テレビや育児書で、子育てについて、いろんな人がいろんなことを言いたい放題ですけど、親にも子供にも個性があって、違いがあるし、最近はあまりそういうものも気にしなくなりました。
子供をなんとしてでも東大に!!とか、スポーツ選手に!!とかそういう目標がある場合は、それ相応の接し方、育児法が必要になってくるのでしょうけど。
私は、この子の自然な形で、この子らしく大きくなってくれたら良いなぁと考えているので。
私がご機嫌で、息子もご機嫌なら、それでいいかなぁと思えるようになってきました。
もちろん、危険なことや、公共の場でのマナーだったり、お友達の気持ちを考えることだったり、生きていく上で大切にしてほしいと思うことは、伝えるようにしていますし、叱ることもあります。(ついでに言うと、イライラして「もういい加減にして!」って感情的に怒ってしまうことだって、まだまだありますけど(^^;)
でも、神様じゃないんだから、子育てしながら常に微笑んでいることなんて、なかなかできないですよね。
毎日こんなに頑張って子供と向き合ってるんだから、ちょっとやそっと怒ってしまったって、十分に愛情は子供に伝わっていると信じましょう!!
どうやって子供と遊んだら良いか悩むなんて、もう、その時点で、愛に溢れているじゃないですか!!
楽できるところは、自分を責めずに楽していきましょう♪
なんて、楽するのが苦手な私が、自分に言い聞かせながら、書いていますけど(笑)
そろそろ、今日のメインテーマの2つ目、タイプ別の声かけの話にうつっていきたいと思います♪
2.みんなちがって、みんないい。
「みんなちがって、みんないい。」これは、金子みすずさんの『わたしと小鳥とすずと』という詞の中の有名な一節なんですけれども。
前回、少しタイプ分類の話をさせていただいたんですが、私はそういうものを学んでいく中で、まさに、「あー、みんなちがって、みんないい」んだなぁって自然とそう思えるようになったんですよね。
自分の体力のなさや苦手なことも認めて、じゃあ反対に、私が他のママよりもできることだってあるはずだ(別に勝つ必要はないんですけど)って。私の良いところを探して、子育てに活かしていけば良いじゃないかって考えられるようになって、本当に気持ちが楽になりました。
ですから、今日は、私が最初にタイプ分類を学ぶきっかけになった「サイグラム」について、あなたにも少し学びのおすそ分けができたらと思います。
サイグラムとは、サイコロジー(心理学)とダイアグラム(図式)を重ね合わせた「個人の心理的図式」という意味がある造語で、行動パターン分析学という位置づけが定着しているそうです。
生年月日を元に、人の意志決定の傾向性を以下のような3グループ(6タイプ)に分類し、
●感覚優先のF(フィーリング・グループ) [Aに近いタイプ/Mに近いタイプ]
●行動優先のA(アクティブ・グループ) [Mに近いタイプ/Fに近いタイプ]
●思考優先のM(マインド・グループ) [Fに近いタイプ/Aに近いタイプ]
さらに、人の環境・対人対応の傾向性を《楽観派/慎重派》の2タイプに分類した計12タイプに分けて、その傾向性を見ていきます。
私が参加した、こちらのサイグラムを元にした子育てセミナーで、とても印象深かったのは講師の方が教えてくれた、「3グループそれぞれの子どもに響く声かけの違い」のお話でした。
例えば褒めるとき、
●感覚優先のFタイプの子供には、気持ちベースで伝えると良い。「ママ嬉しいな」など気持ちを伝えてあげる。
●行動優先のAタイプの子供には、とにかく「すごい!」「えらい!」という言葉が響く。ストレートに分かりやすく表現してあげる。
●思考優先のMタイプの子供には、理由を伝えてあげることが大切。「~してくれて、ありがとう」など理由を説明する。
という感じに響く声かけが異なるというのです。これは、叱るときにも応用できそうですよね^^
ちなみに私はA(行動優先)タイプで、両親と弟はM(思考優先)タイプなんですが、この話を聞いたときにハッとしたことがあったんです。
実は、私は以前から、両親に対して、「頑張っても褒めてくれなかった」という想いを抱えていたんです。でも、そんなに差をつけられることもなく、同じように育てられたはずの弟は「結構褒められてた」というんです。両親も、私に対して、「それなりに褒めていたと思う」と言っていたんですけど。
ずっとこの弟との認識の違いが、なぜなのだろうと疑問だったのですが、このタイプ分類を知って、もしかして、両親の褒め方が、同じタイプだった弟の心にはダイレクトに響いて、違うタイプだった私の心にはあまり響かなかったのではないか、と思ったのです。
確かに、うちの両親は、あまり喜怒哀楽を表に出さないタイプで、満面の笑みで「すごいじゃん!!」ってわかりやすく褒められることが、なかったんですよね。
もしかすると、私はそんな褒められ方を心のどこかで望んでいたのかもしれません。
そんな風に、褒め方、叱り方一つとっても、(生年月日で見た時に、お子さんがどのタイプかということ以前に)自分にとって最も響く伝え方が、お子さんにも響くとは限らないという認識を持っておくこと。
「自分とは違うかもしれない」という、その意識を持っておくことが、とっても大事だなぁと思ったのでした。
と、そんな私の実体験もお伝えしたかったわけですが、こちらではサイグラムについて詳しいところまでお伝えすることが、できないので、私の周りのママ友にも好評だった本を1冊、ご紹介させていただきますね。
《『サイグラム 史上最強のコミュニケーション・メソッド』/吉井伯榮》
こちらの本には、1926年~2021年の誕生日ごとの分類表もついていますので、ご自分や身近な方の分類を知りたいという場合にはおすすめです。
あくまで誕生日ごとの分類も、そういう傾向が強い(確率が高い)ということであって、例外なくきっちりあてはまるということではないと思いますし、子育て専用の本ではないので、子育てに活かすときにはアレンジが必要になるかなと思いますが、
もし、お子さんの行動パターンが「まったく理解できない!!」とお悩みの場合には、あなたとお子さんのタイプが違うという可能性もありますよね。ですので、そういう場合は、なにかお子さんを理解するヒントが得られるかもしれません。
実際、私も息子が、ザ・マインドグループ!!な感じの子なのですが、結構なんでも勢いで即決してしまう私とは対照的に、お菓子を選ぶにも、くじを引くにも、考え込んでしまうんです。
そんなつい、イライラしてしまいそうな場面でも、この違い(の可能性)を理解しているおかげで、その悩んでいる時間も、息子の特性として尊重して、だいぶ待つことができるようになったかなと思っています。
子育て以外でも、人間関係で悩んでいるときや、保険の営業(生年月日が分かるので)の際に役立てられているという方もいるそうですし、
個人的には、誕生日が分からなくても、相手のタイプによって、こういう傾向が強いから、もしかするとこういう言葉が響くのでは?みたいな予測にも使えるかなぁと思います。
ご興味を持たれた方は、良かったら参考にしてみてくださいね。
さて、というわけで、今日は、「楽チン外遊びのススメ」と、「サイグラム」について書かせていただきましたが、楽しんでいただけたでしょうか?
私の学びが、少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです^^
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。
次回は、息抜きするにも、なんだか罪悪感を感じてしまうというときのための、新たな「あきらめ」をお届けしたいと思っています♪