宝石の中でもっとも希少価値が高いものといえば、ダイヤモンドですね。
ダイヤモンドは価値が高いこともあって偽物も多く出回っており、一般人には本物と偽物の見分けがつかないもの。
持っているダイヤモンドをわざわざ鑑定に出すほどでもないし、でもちょっと気になる・・・。
そんな時に、自分でダイヤモンドを見分け方を知っていると安心ですよね。
そこで今回は、自宅で簡単にできるダイヤモンドの見分け方を調べてみました。
偽物か本物か?ダイヤモンドの見分け方
角を見る方法
ダイヤモンドは天然物質の中で最高クラスの硬さを誇ります。
そのため、本物のダイヤモンドは角が摩耗して丸まることはありません。
偽物はそこまで硬度が高くないため、角が摩耗して丸くなってきます。
ご自宅のダイヤモンドの角がとがっているかどうか、虫メガネで確認してみてはいかがでしょうか。
水を使う方法
水を使った方法は2通りあります。
水に沈める方法
本物のダイヤモンドを水に落とすと、水の中に沈んでいきます。
これはダイヤモンドの密度が高いためです。
しかし、偽物の場合は浮いたり、ゆっくりと沈んだり、底まで沈まずに真ん中あたりで止まってしまいます。
水を垂らす方法
ダイヤモンドは水を弾く性質を持っています。
そのため、本物のダイヤに水を垂らすと丸く水滴状になって弾きますが、偽物の場合は水が平べったくなって垂れてきます。
冷蔵庫に入れる方法
ダイヤモンドは熱伝導率が高いので、息を吹きかけてもすぐに曇りが取れます。
または、冷蔵庫に入れたダイヤモンドを取り出すと、すぐに曇りが取れるのが本物です。
偽物だと曇りが取れるのに3~4秒の時間がかかります。
油性ペンを使う方法
油性ペンで線を書くという方法もあります。
ダイヤモンドは油脂を弾かない性質を持っているので、油性ペンで字が書けてしまうんです。
一方、偽物は油を弾くためペンで字が書けません。
ダイヤモンドは親油性が高いので、身に着けているうちに皮脂がついてツヤがなくなってしまいます。
そんな時には中性洗剤で洗うと、もとの輝きが戻りますよ。
ラインテスト
この方法は以前、テレビでも紹介されていた方法です。
黒い線の上にダイヤモンドを乗せます。
ダイヤモンドを通して下の黒い線が見えなかったら本物。見えたら偽物です。
本物のダイヤモンドは屈折率が2.42と高いので、内部で全反射が起こりやすく下の線が見えないのです。
まとめ
ご自宅でできるダイヤモンドの見分け方をご紹介しました。
ご紹介した方法は、あくまでも簡易的な方法です。
近年では、本物のダイヤモンドと見分けがつかない人工ダイヤモンドが出回っていたりしますので、自分で調べてみても心配な場合は、やはり専門家に鑑定してもらうのがいちばんです。
上記の方法は、ちょっと安心できる簡単な方法として試してみてくださいね。