カルスト台地秋吉台とともに年間約50万人が訪れる、わが山口県の誇る有名な観光地・秋芳洞(あきよしどう)。
小さいころに訪れて、自然が作り出した素晴らしい芸術品に心奪われたわたし。
あれから30年・・・子どもたちにもこの山口県の宝を見せておきたいと思い、夏休みに入った初日の休日、観光客でにぎわう秋芳洞に行ってきました!
今回は秋芳洞観光の見どころ、注意点、駐車場情報などをしっかりとお伝えします。

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秋芳洞とは

秋吉台国定公園内にある天然記念物・秋芳洞は、日本3大鍾乳洞のひとつで東洋屈指の規模を誇ります。
現在わかっている鍾乳洞の総延長は10.7キロ。日本の鍾乳洞で第2位の長さです。そのうちの約1キロが一般公開されています。

秋芳洞観光の見どころポイント

秋芳洞商店街・秋芳洞入口までの風情を楽しむ

秋芳洞正面入り口へは、昭和な風情のあるお土産屋さんが立ち並ぶ通りを歩きながら、ゆっくりと入口へ進みます。

この日は暑かったので、お土産屋さんの陰を歩きました。
店内を見てみると、なかなか面白いものがたくさん。こんな大理石や鍾乳石、どんな人が買っていくんだろう。興味津々です。

秋吉台名物・河童そば、ごぼう麺が食べられるお土産店も。

河童そばは麺にワサビが練りこんであるそうで、ずっと気になっていたのですが、ちょうど食事の時間が終了していました(15時まで)。残念でした~・・・

ご当地ソフトクリーム・秋芳梨味

このお土産屋さんの通りは長く、駐車場から秋芳洞入り口までけっこう距離があります(10分以上はかかったかと思います)。
もうこの暑さの中歩けない・・・もうダメ~!と子どもたちがバテ始めたところへ、ご当地ソフトクリームのお店が!!ここまでくるともう入口は目の前なのですが、せっかくなので景気づけに食べていきました。

お店の前は人だかり。こんなに暑いと、みんな冷たいものが食べたくなりますね。
ご当地ソフトクリームは秋芳梨ソフトと夏みかん。やっぱりここはご当地ソフトクリームを食べたい!ということで、秋芳梨ソフトと夏みかんミックスを並んで購入しました。

こちらは梨ソフトクリーム。暑いのでどんどん溶ける(;’∀’)
爽やかなお味でおいしかったです^^
夏みかんソフトクリームは、写真を撮る前に子どもが「溶けるから」と食べてしまいました・・・。
さあ、食べて元気が出たところで、やっとお目当ての秋芳洞へ!

秋芳洞入口

入場券を購入して一歩ゲートに進むと、いままでとは違う景色が広がり、さっと空気も変わります。
歩道のそばを流れるきれいな水、美しい緑の木々。水に遊ぶアゲハチョウ、トンボ。一気に自然あふれる景色に囲まれます。
これまでに感じなかった、ひんやりとした冷たい空気が肌に触れ、気持ちいい。
この景色の変わりように、いよいよあの秋芳洞に近づいているんだ、という期待感でわたしも子どもたちも自然と気持ちが高まります!

ついに入口です!小さいころに見た景色と一緒。相変わらず美しい・・・

洞窟の入り口に近づくにつれ、子どもたちとのおしゃべりが聞き取れないくらい大きくなる水音。そして、エメラルドグリーンの美しい水の色にうっとり。
入口付近の景色と得も言われぬ水の色にもう満足・・・いえいえ、本番はこれからです^^

洞内・自然が作り出した美しい造形

進むにつれて次第に暗くなっていく足もと。体感温度はぐっと下がり、肌寒いくらい。
洞内の温度は年間でおよそ17度と一定なので、夏場は涼しく、冬場は暖かく感じられるのです。

目が暗さに慣れてくると、そこには、自然が数億年をかけてつくりあげた洞窟の美しい世界が広がっていました。

思わず息をのむ。見とれてしまう。
写真ではそのスケールの大きさ、空気、湿度、明るさ、素晴らしさがお伝え出来ません・・・。
洞窟内の静かにわたしたちを包み込むような空間のなかにいると、さっきまでの日常の喧騒を忘れてしまいます。
ほんとに一度は実際に来て、見て、感じていただきたい、山口県の宝物です。

(百枚皿)
洞内にはたくさんの名所があり、見る人を飽きさせません。
鍾乳石は3センチ伸びるのに約200年かかると言われています。これだけの洞窟、洞内の美しい景観を作り出すのにどれだけの年月を要したか、そして見学している今も静かにほんの少しずつ形を変えているのだと思うと、感動で胸がいっぱいになります。

(クラゲの滝登り)
2017年11月、20年ぶりに新空間が発見された秋芳洞。
この秋芳洞の上の層にも、迷路のように洞窟が張り巡らされているそうです。
探検家や研究者が命がけで探り、暗闇の中に見出す驚異の空間。
その空間を発見した時いったいどんな思いを抱いたのか想像すると、洞内の景観を観ながら胸にこみあげてくるものがありました。

(黄金柱)
こんな素晴らしい自然の芸術品たち、何度見ても感動だらけです。ぜひみなさんにも、ご覧になってほしいです!

秋芳洞の全体像と所要時間、注意点

秋芳洞の出入り口は3か所あります。
今回わたしが入場したのは、正面入り口です。入口の素晴らしい景観や商店街の雰囲気も楽しめ、多くの方がこの正面入り口から入場します。バスで来られる場合も、秋芳洞バスセンターは正面入り口側になります。

秋芳洞の正面入り口から反対側には、黒谷口という出入口があり、こちらは下りコースとなっています。

また、洞内の中ほどにある黄金柱あたりに、黒谷支洞とエレベーター口との分岐点があります。エレベーターに乗ると秋吉台カルスト展望台の近くにあるエレベーター口に出ることができます。

エレベーター口から展望台までは徒歩5分なので、秋芳洞観光の途中にカルスト台地観光もできます
なお、カルスト台地観光後、エレベーター口で入場券を提示すると洞内に再入場できます。

服装等の注意点、所要時間

どの入り口から入場しても、車を駐車している場所に戻るには、洞内を往復して元の場所に戻る必要があります。
ですが、土日祝日には秋芳洞循環バスが出ていますので、黒谷口から秋芳洞バスセンター(正面入り口方面)をバスで移動することもできます。本数が少ないので、時刻表をご確認ください。

秋芳洞全体を見学すると、往復で1時間以上かかります。
正面入り口から入った方は黄金柱で引き返す方が多かったです。所要時間も長く、階段もありますので、途中で引き返したり、出口まで行ってバスを利用するなどされてください。特に夏場は途中にあるベンチで休憩したり、水分をしっかりとって見学することをおすすめします。

また洞内は薄暗く、地面は濡れています。安全のためにもはきなれた滑りにくい靴で見学ください!!うちの娘はサンダルで行くと言い張り、見事に滑って尻もちをつきました・・・(-_-;)。ほんと、けががなくてよかったです!ある程度、動きやすい服装で行かないといけませんね!!

駐車場・トイレ

公営の駐車場は、商店街入口から少し離れた広い市営駐車場(一日400円、トイレあり、営業時間8:30~16:30)が2か所(地図のP1、P2)あります。

市営駐車場のほかに、お土産屋さんが経営する駐車場が道沿いに4~5か所あり、おばさんたちが車を誘導しようと大きな身振りで手招きしています。
こちらの駐車場は、秋芳洞商店街入口に近いと400円、場所が離れるにしたがって300円、200円、100円・・・と値段が下がります。
市営駐車場あたりの場所になると、料金100円。少し停めにくいですが、空いているときには市営駐車場よりもこちらの駐車場がいいかもしれませんね。

こんな感じで駐車場の看板が出ています。

また、黒谷口とエレベーター口の駐車場は無料です。
ですが、入口の景観や観光の雰囲気を考えると、洞窟の入場は正面入り口をおすすめします。

洞内にはトイレがありません
市営駐車場、商店街の途中にあるふれあい広場、チケット売り場にトイレがあります。黒谷口、エレベーター口にもあります。洞内に入る前にご利用下さい。

特別天然記念物 秋芳洞 
〒754-0511  山口県美祢市秋吉台秋吉広谷  ℡0837-62-0304
営業時間  8:30~17:30(3月から11月)
      8:30~16:30(12月から2月)
料金(個人)   大人、高校生 1200円
        中学生     950円
          小学生     600円
そのほかの詳細はこちらの公式サイトでご確認ください。

秋芳洞へのアクセス情報まとめ記事はこちら
カルスト台地秋吉台の感想記事はこちら
秋吉台周辺の宿泊まとめ記事はこちら

まとめ

秋芳洞観光の見どころ、洞内の様子、注意点などをお伝えしました。
この記事が少しでも、秋芳洞やカルスト台地観光のお役に立てたら幸せます^^
ぜひ実際に、自然の作り出した絶景を観に山口県へおいでくださいませ。お待ちしております。

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