「今思えば、あの頃が1番可愛くていい時期だった~!!上手くいかない時も、私みたいに子育てで後悔ばかりしないようにするんだよ~」

私の周りには中学生~大学生くらいのお子さんを持つ先輩ママが結構多いのですが、お子さんが小さかった頃に想いを馳せながら、この言葉を聞くことは本当に多いです。

それと同時に、きっと、そのときは、そのときで精一杯子育てをしていたのでしょうけど、「もっと~しとけば良かった」という後悔を耳にすることも多いのです。

 

私自身、将来「私の子育ては、完璧だった!!」なんて、胸を張って言える気はしないので、子供が大きくなって、手が離れた頃、やっぱり、なんだかんだそんな風に後悔しているんだろうなって思いながら。

でも、そうは思いつつも、先輩たちが口をそろえて「いい時期だった」という、幼い息子と過ごす「今」を、なるべく後悔しないように、大切に過ごしたいと思っていることも事実です。

 

では、「今」を大切に過ごすためには、将来後悔しないために、一体どうしたら良いのでしょうか?

というわけで、今日は私が、名著から学んだ、後悔しないために【「今」を大切に過ごす方法】をご紹介したいと思います。

こんにちは。学びママです。連日連夜の子育て、いつも本当にお疲れさまです!!

さて、今日は、私が子育て暗黒期を乗り越えた方法、そして現在の奮闘記を余すところなくお伝えしていくシリーズ「あきらめ子育て論」第9回です。

前回に引き続き、今日も、正しく「あきらめる」ことで、子育てがちょっと楽になった、そんな私の体験談をお届けしていきますね。

 ◆「あきらめ子育て」って何ぞや?と思われた方は

 →《子育てがしんどい時期はいつまで??心が楽になる【あきらめ子育て論】

スポンサーリンク

1.ある本との出会い

あなたはチェックリストというものを使ったことがありますか?

毎日のやるべきことを箇条書きにしたアレです。私も以前、会社で働いていたときは、このリストが手放せませんでした。

そして、このリストと、その中の何から手を付けるかという優先順位づけこそが、時間を有効に使うためにとても大切なのだと信じて疑いませんでした。

でも、ある本に出会って私はこの考え方を覆されることになります。

 

その本とは、人生の哲学書としても有名な『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)という本です。

ベストセラーにもなり、現在も売れ続けている本なので、あなたも目にしたことがあるかもしれませんね。

 

かなり分厚い本なので、買ったものの読もうという気になるまでに半年以上、そして実際に読み切るのにも結構な時間を費やしてしまったのですが、

この本は、私に、とても大切な生き方を教えてくれたました。(もっと早く読んどけばよかった!と本当に後悔しています・・・)

 

人生の哲学書として知られる本でありながら、子育てに活かせる内容も多く、自信を持ってオススメしたい本なので、「ぜひ読んでください!!」と、言いたいところなのですが、

なんせ子育てママは忙しい!!・・・ですよね?

 

ですので、今日は、この本の中から、私が最も影響を受け、特に意識して子育てに取り入れるようにしている部分だけに絞って、サクッとご紹介させていただきたいなと思います。

でも、本音を言うと、サクッじゃ紹介しきれなくて、全部紹介したいくらいの良書なので、良かったらぜひ実際に手に取っていただきたいですし、本はちょっと・・・という方には漫画版もありますので、ぜひ読んでみていただきたいです。

 

   

確かに、本にせよ、漫画にせよ、読むためには、時間やお金、労力が必要になります。

だけど、それで、これからの長い人生が良い方に変わったり、大切なわが子に温かい気持ちで接することができるようになるのであれば、それは良い時間とお金の使い方だなと思うんですよね。

だから、私はそういう気持ちでこういった本を読んで学ぶ時間を、作るようにしているんです^^

 

あ、なんだか熱く語っていたら、前置きが長くなっちゃいましたね(^^;

お待たせしました!!それでは肝心の、私が「今」を大切に過ごすことができるようになった方法をご紹介します♪

 

2.最優先事項を優先する

タイトルが「7つの習慣」というくらいですから、この本では7つの習慣が取り上げられているのですが、私が今日ご紹介したいのその3つめ。

「最優先事項を優先する」という習慣についてです。

 

この章では、まず、先に挙げた「チェックリスト」を時間管理の第一世代として、その後、「優先順位づけ」と「価値観の明確化」というものが加わり、第三の世代へと移行してきたというのですが、
(詳しく説明すると長くなってしまうので、ここは省略しますね)

私が皆さんに特に、ご紹介したいのは、その次の第四世代と言われる考え方なんです。

 

この第四世代の時間管理の中心となる考え方を表したマトリックスが、これです。


【緊急であるか/ないか】【重要であるか/ないか】が活動を決める要因となっていて、私たちは基本的に、これら4つの領域のどれからに時間を使っていると筆者は言います。

 

このマトリックスの領域に、子育てママの生活(あくまで私目線なので、人によって分類は異なると思いますし、「仕事」は今回あえて書いていません)を当てはめてみると・・・

※緊急を「やらなければいけないこと」と解釈している部分もあります。

〇第Ⅰ領域(緊急かつ重要)
<子供の体調不良への対応、子供の世話(授乳・おむつ替え・食事・着替え・入浴)、幼稚園保育園への送迎、家事>

 

〇第Ⅱ領域(緊急ではないが重要)
<子供と遊ぶこと、子供の話をきくこと、子供とのスキンシップ、絵本を読んであげること、子育てに関する勉強、夫婦の会話、健康維持、人間関係づくり>

 

〇第Ⅲ領域(緊急だが重要ではない)
<飛び込んでくる雑多な用事(頼まれごと)、友達との付き合い(重要な場合もあります!!)、期限のあるイベント>

 

〇第Ⅳ領域(緊急でも重要でもない)
<テレビを見る、ネットサーフィン、暇つぶしの会話やメール、ストレス発散のための買い物>

 

こんな感じでしょうか?

 

それでですね、私たちは、緊急なことというのは、そんなにやる気を出さなくても、やってしまうようにできているんですね。

これを筆者は「受動的に反応する」と表現しています。

でも、逆に、緊急でないことというのは、例え重要なことであったとしても、意識して自らやろうとしない限り、なかなか行えなかったりするのです。

ですから「能動的に動く」ことが必要になります。

 

私の例を出すと、わが家では寝る前に1、2冊本を読み聞かせすることにしているのですが、

日中予定があったりして、やらなければならない家事に追われ(←第Ⅰor第Ⅲ領域)、疲れ切り、その上布団に入る時間も遅くなり・・・結果的に、「今日は読まないでいい?」と息子に懇願することがあります(^^;

重要性を分かっていてすら、できない日もあります・・・まぁでも、たまには、大目に見てくれ息子よ・・・というところなんですけども。

 

これがもし、「本を読み聞かせる」ということを重要と認識していなかったら、どうでしょう?

 

まずやらないでしょうね。そんなことする前にさっさと電気消して、寝かしつけたいですもん。

だって、それまで眠そうにしてたのに、本を読みだした途端、目をキラキラ輝かせて話しかけてきたりするんですよ~!!

この時間を大切って思ってなかったとしたら、私ならやりません、絵本の読み聞かせ。

 

と、まぁこんな風に、第Ⅱ領域の【重要なことであっても緊急ではないこと】については、緊急であることに追われる中で、ついつい後回しになって手を付けられないことも多いのです。

 

それを、この第Ⅱ領域に注目して、第Ⅲ・第Ⅳ領域の重要ではないことにあてる時間を意識して減らし、この第Ⅱ領域に当てはまる、あなたにとって大切なことにかける時間を増やしていきましょうよ、というのが、この3つめの習慣の主旨なのです。
(思いっきりざっくりですけど(^^;要約するとそんな感じです。)

 

あ、第Ⅰ領域だって重要なことじゃないか!と思われるかもしれないので、補足しておくと、この領域は、緊急なことであり、あまり意識しなくても、半ば自然にやってしまうので、ここでは特に意識しません。

それに、効果的な人々は、できるだけ第Ⅱ領域の活動に時間をかけることで、生活の中で第Ⅰ領域が占める割合を小さくしていくのだそうです。

 

どういうことかというと、例えば、これまたウチの例ですけども、幼稚園への登園拒否・・・入園当初は本当にひどくて毎晩寝る前の1時間、そして翌朝起きてから登園までの数時間、泣く息子をなだめ、なんとか誤魔化して制服を着せ、家から抱っこで登園(←第Ⅰ領域)の日々。

だったわけです。

送り届けて、家に戻る頃には、本当ぐったりだったんですが。

 

そこで、怒鳴っていても、私から離れることへの分離不安が増すだけで逆効果なんですね。

そんなときに効果的なのが第Ⅱ領域に書いたような方法で、とにかく一緒にいる時間は、抱きしめたりスキンシップをとりながら、しっかり愛情を伝えて、楽しく過ごす!!

そうすることで、(もちろん、幼稚園への慣れもあるのですが)登園拒否も少しずつ落ち着いていきました。

こういうのが第Ⅱ領域にかける時間を意識的に増やすことで、第Ⅰ領域が減るということです。

 

登園拒否がひどかった頃に費やしていた、朝晩3時間の愚図りタイム(+それに対する精神疲労、抱っこの肉体疲労)がなくなって、息子の精神状態も落ち着くって考えたら、

第Ⅱ領域頑張ろ!!って気にもなるってもんです。(笑)

健康のために普段から時間を割くことで、病気になって通院する(第Ⅰ領域)リスクを減らすというのも、そうですよね。

 

第Ⅱ領域の行動に時間をかけることが、いかに大切か、伝わったでしょうか?

ですから、「今」を大切に過ごすために、あなたにも、ぜひ、この習慣を取り入れていただき、緊急なことに追われるのではなく、あなたにとって大事なことを大事にできる生活を手に入れて欲しいなと思うのです。

 

3.もう1つの大事な習慣


さて、ここまで、7つの習慣のうちの3つ目の習慣についてお話してきたのですが、実は、ひとつその前提として、やらなければならないことがあります。

今回のテーマは、後悔しないために今やるべきこと、ということでしたよね?

 

そのやらなければいけないことというのは、後悔しない(後悔を減らす)ためにも、ぜひ時間を捻出してでもやっていただきたいことでもあるのですが、

「自分にとって、今、何が本当に大切なのかを考える」

これを、まず最初にやってみていただきたいのです。できれば、忘れないように紙や携帯にメモしておいてほしいと思います。

 

あなたにとっての第Ⅱ領域が何かハッキリしない段階では、3つの習慣は機能しないのです。

 

他の領域に関しては、筆者が言っていたように、受動的であっても自然とできてしまうので、もちろん書き出してみても良いですが・・・

私自身、実践してみて、他の領域に関しては、このマトリックスの構成だけ覚えておいて、普段の生活の中で、「あ、これ、緊急でも重要でもないのにダラダラやってるなぁ」とか気づいたときに減らしていけば良いのではないかと思います。

 

それに、そういう重要ではない時間に関しては、重要な事にあてる時間を増やすことを意識していると、自然と減っていくものなのです。

本当に大事なことが自分の中で分かっていると、何か選択が必要になったとき、自然と自分にとって大切なものを選べることが増えてくるなぁと、実体験として感じています。

無理矢理、重要じゃないことを減らさなきゃって思わなくても、なんだかそうしたいって思えてくるんですよね、不思議と。

 

というわけで、そう遠くない未来に、後悔しないために「今」を大切に過ごす方法をまとめると・・・

①あなたにとって「今」大事なことが何かを考える(←あなたにとっての第Ⅱ領域を知る)

②第Ⅱ領域にかける時間を意識的に増やしていく

 

以上です!!(スッキリ^^)

 


 

今日お伝えしたことを実践しても、完璧に後悔がゼロになるわけではないかもしれません。

 

でも、目的もなく、ただやるべきことに追われて毎日を過ごした過去よりも、自分が、そのとき大切だと信じたことを、大切にできたと自信を持って言える過去の方が、

例え足りなかったことがあったとしても、振り返ってみて良い時間だった、一生懸命だったと思えるんじゃないでしょうか。

 

後悔しない「今」を過ごすために、本当に忙しい毎日の中だとは思いますが、ほんの少しでも立ち止まって、今あなたが大切にしたいことを考える習慣、意識してそれに時間をかけていくという習慣を作ってみていただければと思います。

 

私の学びが、ちょっとでも、あなたの子育てに向き合う「今」を楽しく温かいものに変えるヒントとなりますように。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク