大阪の方言には、面白い言葉やかわいい言葉が沢山ありますよね^^「おおきに」「なんでやねん」といった有名な方言や、「なおす=片付ける」「さら=新品」のように、意味を知らないと難しい言葉もあります。
この記事では、大阪府の方言や言い回しを100個紹介します。すべてに意味・使う場面・例文・標準語訳を付けたので、気になる分類から確認してください。
大阪弁には地域差・世代差があり、関西や西日本で共通する言葉も多く含まれます。ここでの100選は単語・慣用句・語尾を合わせた数です。同じ語の別表記はまとめ、昔ながらの言い方には補足を付けています。
言葉から探す(50音順・100項目)
- あかん
- あて
- あほ
- あめちゃん
- あんじょう
- いがむ
- 行きしな
- いけず
- いちびる
- いっちょかみ
- いてる
- いぬ
- いらう
- いらち
- いんじゃん
- ええ
- ええかっこしい
- えらい
- おいど
- おおきに
- おこうこ
- おっちん
- おぼこい
- おもろい
- かいらしい
- かしわ
- かなん
- かまへん
- がめつい
- かやくご飯
- かんにん
- 菊菜(きくな)
- きずし
- きばる
- ぎょうさん
- ぐねる
- けったい
- げら
- こそばい
- ごっつい
- コマ
- こまい
- ごんた
- 〜さかい
- さぶいぼ
- さら
- しがむ
- しばく
- しぶちん
- 自分(じぶん)
- しゃあない
- シュッとしてる
- しゅむ
- しょうもない
- しんどい
- 好きやねん
- すんまへん
- せや
- せんど
- 炊いたん
- ちゃう
- つぶれる
- つめる
- 〜で
- 〜てまう
- てれこ
- でんする
- どない
- どんつき
- なおす
- なんきん
- なんでやねん
- なんぼ
- にぬき
- ぬくい
- ねき
- はよ
- 〜はる
- 必死のパッチ
- べべ
- 〜へん
- ほかす
- ほたえる
- ぼちぼち
- ほな
- ほんま
- まいど
- むいむい
- めっちゃ
- めばちこ
- モータープール
- 〜や
- 〜やろ
- 〜やん
- やんぴ
- よせて
- よばれる
- レイコー
- わや
- 〜んといて
大阪府の方言一覧|挨拶・日常会話でよく使う20選
1. おおきに
意味:ありがとう。感謝を伝える言葉。
使う場面:お店でのやり取りや、お世話になった人へのお礼。
例文:荷物運んでくれて、おおきに。→ 荷物を運んでくれて、ありがとう。
2. まいど
意味:いつもどうも、いつもありがとうございます。商売の挨拶。
使う場面:なじみのお客さんや取引先に声をかけるとき。
例文:まいど。今日は何にしましょ?→ いつもどうも。今日は何にしましょう?
標準語の「毎回」という意味とは別に、挨拶として使います。
3. ほな
意味:それでは、じゃあ。話や行動を次へ進める言葉。
使う場面:別れるときや、次の予定へ移るとき。
例文:ほな、改札の前で待っとくわ。→ じゃあ、改札の前で待っているね。
「ほんなら」という形もあります。
4. ほんま
意味:本当、本当に。
使う場面:事実を確かめたり、気持ちを強めたりするとき。
例文:この写真、ほんまに昨日撮ったん?→ この写真、本当に昨日撮ったの?
5. せや
意味:そうだ、そのとおり。
使う場面:相手の話を肯定するとき。
例文:せや、その青い箱に入ってる。→ そうだよ、その青い箱に入っている。
「せやな」は「そうだね」、「せやねん」は「そうなんだ」に近い返事です。
6. ちゃう
意味:違う。
使う場面:勘違いを訂正したり、別のものを指したりするとき。
例文:それちゃうで、隣の袋やで。→ それじゃないよ、隣の袋だよ。
文末の「〜ちゃう?」は「〜じゃない?」という確認にも使います。
7. あかん
意味:駄目、いけない、うまくいかない。
使う場面:禁止を伝えるときや、調子がよくないとき。
例文:ここに自転車置いたらあかんで。→ ここに自転車を置いたら駄目だよ。
8. ええ
意味:いい、よい。
使う場面:相手をほめたり、許可したりするとき。
例文:その色、今の服に合っててええな。→ その色、今の服に合っていていいね。
「もうええ」は「もう十分」「もういらない」になることも。前後の会話で判断します。
9. なんぼ
意味:いくら。値段や数量を尋ねる言葉。
使う場面:買い物などで金額を確認するとき。
例文:この小さいほうの鉢、なんぼですか?→ この小さいほうの鉢は、いくらですか?
10. ぎょうさん
意味:たくさん。
使う場面:数や量の多さを伝えるとき。
例文:庭の木に実がぎょうさんなったで。→ 庭の木に実がたくさんなったよ。
「ようさん」「ようけ」ともいいます。
11. ぼちぼち
意味:少しずつ、そろそろ、まあまあ。文脈で意味が変わる。
使う場面:無理せず進めるときや、頃合いを伝えるとき。
例文:荷ほどきは、ぼちぼちやったらええよ。→ 荷ほどきは、少しずつやればいいよ。
「ぼちぼち帰ろか」なら「そろそろ帰ろうか」です。
12. しゃあない
意味:仕方がない、どうしようもない。
使う場面:予定変更や失敗を受け止めるとき。
例文:今日は休みか。しゃあない、別の店行こ。→ 今日は休みか。仕方ない、別のお店へ行こう。
13. かんにん
意味:ごめん、許して。
使う場面:親しい相手に謝るとき。
例文:名前、聞き間違えてたわ。かんにんな。→ 名前を聞き間違えていたよ。ごめんね。
14. いてる
意味:いる。人や動物の存在を表す。
使う場面:誰かがその場所にいるか確かめるとき。
例文:受付に誰かいてる?→ 受付に誰かいる?
15. めっちゃ
意味:とても、すごく。
使う場面:程度や感情を強めるとき。
例文:この坂、見た目よりめっちゃ長いな。→ この坂、見た目よりすごく長いね。
今は関西以外でも広く聞かれます。「むっちゃ」も近い言い方です。
16. どない
意味:どう、どのように。
使う場面:状態や方法を尋ねるとき。
例文:この大きい荷物、どないして運ぼか?→ この大きい荷物を、どうやって運ぼうか?
「どないしたん?」なら「どうしたの?」です。
17. はよ
意味:早く。
使う場面:行動を急ぐときや、早い時間を指すとき。
例文:明日は、はよ起きて弁当作ろ。→ 明日は、早く起きてお弁当を作ろう。
18. すんまへん
意味:すみません。謝罪や呼びかけ。
使う場面:軽く謝ったり、相手に声をかけたりするとき。
例文:すんまへん、落とした手袋そちらにありませんか。→ すみません、落とした手袋はそちらにありませんか。
昔ながらの響きがある形です。普段は「すみません」「すんません」と言う人もいます。
19. ごっつい
意味:とても、すごく。また、大きい・いかつい。
使う場面:程度の強さや物の大きさを伝えるとき。
例文:この毛布、ごっついぬくいな。→ この毛布は、すごく暖かいね。
副詞のように使う「ごっつ」も関連する形です。
20. きばる
意味:頑張る、力を入れて取り組む。
使う場面:仕事や練習などで踏ん張るとき。
例文:発表まであと一日やし、もうひと息きばろか。→ 発表まであと一日だから、もうひと頑張りしようか。
大阪の昔ながらの言い方の一つです。
大阪の面白い方言15選|会話が浮かぶ言葉
21. おもろい
意味:面白い、楽しい。
使う場面:話や出来事を楽しんだ感想を伝えるとき。
例文:その発想おもろいな。続きも聞かせて。→ その発想は面白いね。続きも聞かせて。
22. なんでやねん
意味:どうしてそうなるの、そんなわけないでしょう。
使う場面:相手の冗談や筋の通らない話に突っ込むとき。
例文:「集合、朝の三時な」「なんでやねん、まだ寝てるわ」。→ 「集合は午前三時ね」「どうしてそうなるの、まだ寝ているよ」。
23. いちびる
意味:ふざける、調子に乗る。
使う場面:ふざけすぎている人をたしなめるとき。
例文:いちびってんと、集合写真撮るで。→ ふざけていないで、集合写真を撮るよ。
そうした人を「いちびり」とも呼びます。
24. けったい
意味:変わっている、妙だ。
使う場面:見慣れないものや不思議な出来事について話すとき。
例文:昨日、階段が空に続くけったいな夢見てん。→ 昨日、階段が空に続く変な夢を見たんだ。
25. しょうもない
意味:つまらない、くだらない。
使う場面:些細なことや、期待外れの内容を評するとき。
例文:しょうもないことで言い合いになってもうた。→ 些細なことで言い合いになってしまった。
26. わや
意味:めちゃくちゃ、台無し。
使う場面:手順や状況が混乱してしまったとき。
例文:順番のメモ消してもうて、段取りがわやや。→ 順番のメモを消してしまって、段取りがめちゃくちゃだ。
27. いらち
意味:せっかちな人、気の短い人。
使う場面:待つのが苦手な性格などを話すとき。
例文:うち、いらちやから、早めに着いてまうねん。→ 私はせっかちだから、早めに着いてしまうんだ。
28. いっちょかみ
意味:何にでも口を出したり、関わろうとしたりする人。
使う場面:話の途中に入りたがる様子を評するとき。
例文:その話にも入ってくるん?ほんま、いっちょかみやな。→ その話にも入ってくるの?本当に何にでも口を出すね。
29. ほたえる
意味:ふざけて騒ぐ、じゃれ合う。
使う場面:子どもなどがはしゃぎすぎているとき。
例文:廊下でほたえたら、花瓶倒れるで。→ 廊下でふざけて騒ぐと、花瓶が倒れるよ。
河内の方言としても記録がある言葉です。
30. 必死のパッチ
意味:必死になって取り組むこと。
使う場面:かなり頑張った様子を少しユーモラスに話すとき。
例文:締め切り前は、必死のパッチで仕上げたわ。→ 締め切り前は、必死になって仕上げたよ。
31. ごんた
意味:わんぱくな子、いたずらっ子。
使う場面:子どものやんちゃな様子を話すとき。
例文:小さいころは、ごんたで毎日怒られてたわ。→ 小さいころはいたずらっ子で、毎日叱られていたよ。
「ごんたくれ」とも。大人への呼びかけでは、非難が強くなる場合があります。
32. しぶちん
意味:けちな人、出し惜しみする人。
使う場面:お金や物を出したがらない様子を評するとき。
例文:お礼の品まで値切ろうとしたら、しぶちん言われるで。→ お礼の品まで値切ろうとしたら、けちだと言われるよ。
昔ながらの言い方です。
33. ええかっこしい
意味:格好をつけたがる人、見栄を張る人。
使う場面:実際以上によく見せようとする様子を話すとき。
例文:読んでへん本まで並べて、ええかっこしいやな。→ 読んでいない本まで並べて、格好をつけたがるね。
見た目が格好いいという賛辞とは違います。
34. げら
意味:よく笑う人、笑い上戸。
使う場面:笑いやすい性格を話すとき。
例文:うち、げらやから、思い出しただけで笑ってまう。→ 私は笑い上戸だから、思い出しただけで笑ってしまう。
35. シュッとしてる
意味:すっきりしている、洗練されている、格好いい。
使う場面:人の装いや物の見た目をほめるとき。
例文:髪切ったんや。前よりシュッとしてるな。→ 髪を切ったんだね。前よりすっきりしていて格好いいね。
細いという意味に限らず、全体の印象にも使う表現です。
大阪のかわいい方言11選|親しみを伝える言葉
36. かいらしい
意味:かわいらしい。
使う場面:小物や動物などをかわいいと思ったとき。
例文:この丸いボタン、かいらしいなあ。→ この丸いボタン、かわいらしいね。
「かいらし」と短く聞こえることもあります。
37. 好きやねん
意味:好きなんだ、好きなの。
使う場面:好意や自分の好みを伝えるとき。
例文:一緒に笑ってる時間が、ほんま好きやねん。→ 一緒に笑っている時間が、本当に好きなんだ。
「〜ねん」は事情や気持ちを説明する形。恋愛だけでなく、食べ物や趣味にも使えます。
38. かまへん
意味:構わない、気にしなくていい。
使う場面:相手の遠慮や軽い謝罪を受け止めるとき。
例文:座る場所ここでもかまへん?→ 座る場所はここでも構わない?
「かまへんで」と返せば「構わないよ」です。
39. おっちん
意味:座ること。小さい子への言葉。
使う場面:幼い子に座ってもらうとき。
例文:靴履こか。ここにおっちんしてな。→ 靴を履こうか。ここに座ってね。
泉州でも使われる幼児語です。
40. あめちゃん
意味:飴。親しみを込めた呼び方。
使う場面:飴について話したり、勧めたりするとき。
例文:このあめちゃん、袋の絵もかわいいな。→ この飴は、袋の絵もかわいいね。
41. ぬくい
意味:暖かい、温かい。
使う場面:気温や物に触れた感覚を話すとき。
例文:窓際の席、日が当たってぬくいわ。→ 窓際の席は、日が当たって暖かいよ。
42. こそばい
意味:くすぐったい。
使う場面:触れられてくすぐったいとき。
例文:襟のタグが首に当たって、こそばいねん。→ 襟のタグが首に当たって、くすぐったいんだ。
「こしょばい」も同じ項目の言い方です。
43. おぼこい
意味:幼い、あどけない、世慣れていない。
使う場面:幼いころの印象や、うぶな様子を話すとき。
例文:このころの写真、まだおぼこい顔してるな。→ このころの写真は、まだあどけない顔をしているね。
「かわいい」と完全に同じではなく、未熟だという含みになることもあります。
44. むいむい
意味:虫。小さい子に向けた言い方。
使う場面:子どもと虫を見つけたとき。
例文:葉っぱの裏に、むいむいいてるで。→ 葉っぱの裏に、虫がいるよ。
大阪だけでなく、関西の育児の言葉として聞かれます。
45. よせて
意味:仲間に入れて、交ぜて。
使う場面:遊びや輪に参加したいとき。
例文:次のゲーム、うちもよせて。→ 次のゲームは、私も仲間に入れて。
物を近づける「寄せる」とは違う用法。「よして」と言う場合もあります。
46. おいど
意味:お尻。
使う場面:家族との会話などで体の部分を言うとき。
例文:石のベンチやと、おいど冷えるなあ。→ 石のベンチだと、お尻が冷えるね。
昔ながらの柔らかい言い方です。
大阪の難しい方言28選|通じにくい言葉・意味が違う言葉
47. なおす
意味:片付ける、しまう。
使う場面:使った物を元の場所へ戻すとき。
例文:使い終わった絵の具、引き出しになおしといて。→ 使い終わった絵の具を、引き出しにしまっておいて。
「修理する」の意味でも使います。
48. ほかす
意味:捨てる。
使う場面:不要な物を処分するとき。
例文:この箱は使うから、まだほかさんといて。→ この箱は使うから、まだ捨てないで。
「ほる」という言い方もあります。
49. いらう
意味:触る、いじる。
使う場面:物を手で触ったり、動かしたりするとき。
例文:乾いてへんから、絵の表面いらわんといてな。→ 乾いていないから、絵の表面に触らないでね。
50. さら
意味:新品、新しいもの。
使う場面:まだ使っていない物について話すとき。
例文:雨やから、さらの靴は明日にしとこ。→ 雨だから、新しい靴は明日にしよう。
「さらぴん」「さらっぴん」ともいいます。
51. しんどい
意味:疲れている、つらい、負担が大きい。
使う場面:体の疲れや、精神的な大変さを伝えるとき。
例文:立ちっぱなしで、ちょっとしんどいわ。→ ずっと立っていて、少し疲れたよ。
52. えらい
意味:疲れた、体がつらい。
使う場面:体の負担やだるさを話すとき。
例文:荷物持って階段上がったら、えらいわ。→ 荷物を持って階段を上がると、体がつらいよ。
「立派だ」「非常に」という意味もあります。
53. かなん
意味:困る、かなわない、嫌になる。
使う場面:手を焼いていることを話すとき。
例文:干したばっかりやのに雨や。かなんなあ。→ 干したばかりなのに雨だ。困ったなあ。
54. めばちこ
意味:ものもらい。
使う場面:まぶたの腫れなどを日常の言葉で話すとき。
例文:めばちこできたみたいで、まばたきしにくいわ。→ ものもらいができたようで、まばたきしにくいよ。
55. どんつき
意味:道や通路の突き当たり。
使う場面:道順や建物の中を案内するとき。
例文:この廊下のどんつきが会議室やで。→ この廊下の突き当たりが会議室だよ。
56. てれこ
意味:あべこべ、入れ違い。
使う場面:二つの物や順番が入れ替わったとき。
例文:箱とふたの色、てれこになってるで。→ 箱とふたの色が、入れ違いになっているよ。
57. 行きしな
意味:行く途中、行きがけ。
使う場面:目的地へ向かう道中の用事を話すとき。
例文:行きしなに、駅で切符買っとくわ。→ 行く途中に、駅で切符を買っておくね。
帰る途中は「帰りしな」といいます。
58. モータープール
意味:駐車場。
使う場面:駐車場所の案内や看板で使う地域的な呼び名。
例文:会場の裏にモータープールあるで。→ 会場の裏に駐車場があるよ。
59. あんじょう
意味:うまく、具合よく、きちんと。
使う場面:物事がうまく進むよう伝えるとき。
例文:取っ手、あんじょう付け直しといたで。→ 取っ手を、きちんと付け直しておいたよ。
昔ながらの言い回しです。
60. せんど
意味:何度も、ずいぶん、十分すぎるほど。
使う場面:繰り返したことや、かなりの程度を伝えるとき。
例文:置き場所は、せんど確認したんやけどなあ。→ 置き場所は、何度も確認したんだけれどね。
「せんど言うた」なら、繰り返し言ったという意味です。
61. ねき
意味:そば、近く。
使う場面:人や物のすぐそばを指すとき。
例文:ストーブのねきに、紙置いたらあかんで。→ ストーブのそばに、紙を置いたら駄目だよ。
大阪の昔ながらの言葉の一つ。府外にも分布し、世代によってなじみが異なります。
62. いぬ
意味:帰る、その場を去る。
使う場面:今いる場所から帰ることを伝えるとき。
例文:用事も済んだし、そろそろいのか。→ 用事も済んだし、そろそろ帰ろうか。
泉州にも残る古い言い方。「いの」は「帰ろう」に当たります。「いね」は「帰れ」で、強い表現です。
63. こまい
意味:小さい、細かい。
使う場面:物の小ささを伝えるとき。
例文:このこまい部品、なくさんようにしよ。→ この小さい部品を、なくさないようにしよう。
64. いがむ
意味:ゆがむ、曲がる。
使う場面:形や位置がまっすぐでないとき。
例文:額縁、ちょっといがんでへん?→ 額縁が、少し傾いていない?
65. ぐねる
意味:足首などをひねる。
使う場面:足を踏み外したときなどの動きを話すとき。
例文:段差で足ぐねって、びっくりしたわ。→ 段差で足をひねって、びっくりしたよ。
66. さぶいぼ
意味:鳥肌。
使う場面:寒さや怖さ、強い感動で鳥肌が立つとき。
例文:最後の合唱、さぶいぼ出るくらいよかった。→ 最後の合唱は、鳥肌が立つくらいよかった。
67. つぶれる
意味:機械や道具などが壊れる、故障する。
使う場面:使っていた物が動かなくなったとき。
例文:扇風機つぶれて、風が出えへんねん。→ 扇風機が故障して、風が出ないんだ。
68. つめる
意味:指などを挟む。
使う場面:扉や引き出しで手を挟まないよう伝えるとき。
例文:引き出し閉めるとき、指つめんようにな。→ 引き出しを閉めるとき、指を挟まないようにね。
69. べべ
意味:最下位、いちばん最後。
使う場面:競争や順位について話すとき。
例文:クイズはべべやったけど、よう笑ったわ。→ クイズは最下位だったけれど、よく笑ったよ。
「べべた」「べった」などの言い方もあります。
70. いんじゃん
意味:じゃんけん。
使う場面:順番や役割を決めるとき。
例文:先に選ぶ人、いんじゃんで決めよ。→ 先に選ぶ人を、じゃんけんで決めよう。
71. でんする
意味:タッチする、手で触れて印をつける。
使う場面:鬼ごっこなどで相手に触れるとき。
例文:肩にでんしたから、次は交代やで。→ 肩にタッチしたから、次は交代だよ。
72. やんぴ
意味:やめた、もうやめる。
使う場面:子どもの遊びなどをやめるとき。
例文:雨降ってきたし、外遊びはやんぴ。→ 雨が降ってきたし、外遊びはやめた。
73. 自分(じぶん)
意味:会話の相手を指す「あなた」「君」。
使う場面:親しい相手に話しかけるとき。
例文:自分、次の試合も出るん?→ 君は、次の試合にも出るの?
自分自身ではなく、話し相手を指すことがあります。親しい間柄で使うくだけた呼び方です。
74. コマ
意味:自転車の補助輪。
使う場面:子どもの自転車や練習について話すとき。
例文:この自転車、まだコマ付いてるん?→ この自転車には、まだ補助輪が付いているの?
食べ物・台所にまつわる大阪の言葉13選
75. かしわ
意味:鶏肉。
使う場面:献立や肉の種類を話すとき。
例文:今日はかしわと野菜で鍋にしよか。→ 今日は鶏肉と野菜で鍋にしようか。
76. 炊いたん
意味:煮たもの、煮物。
使う場面:野菜などを煮た料理について話すとき。
例文:大根の炊いたん、少し残してあるで。→ 大根を煮たものを、少し残してあるよ。
ご飯以外の煮物にも「炊く」を使う言い方です。
77. あて
意味:酒のつまみ。
使う場面:お酒と一緒に食べる物を選ぶとき。
例文:この枝豆、今晩のあてにしよ。→ この枝豆を、今晩のおつまみにしよう。
78. かやくご飯
意味:具材を一緒に炊き込んだご飯。
使う場面:家の献立やお店のメニューを話すとき。
例文:きのこ余ってるし、かやくご飯にしよか。→ きのこが余っているし、炊き込みご飯にしようか。
「加薬ご飯」とも書きます。
79. 菊菜(きくな)
意味:春菊の呼び名。
使う場面:野菜を買ったり、鍋の用意をしたりするとき。
例文:菊菜は最後に入れたらええかな。→ 春菊は最後に入れればいいかな。
80. きずし
意味:酢でしめた魚。とくに、しめさばを指すことが多い。
使う場面:魚料理を注文したり、献立を話したりするとき。
例文:このきずし、しょうがと一緒に食べよ。→ このしめさばを、しょうがと一緒に食べよう。
名前に「すし」があっても、すし飯付きとは限りません。
81. なんきん
意味:かぼちゃ。
使う場面:野菜の買い物や調理のとき。
例文:なんきん半分、スープ用に取っといて。→ かぼちゃを半分、スープ用に取っておいて。
82. にぬき
意味:ゆで卵。
使う場面:卵料理について話すとき。
例文:にぬき一つ、明日の弁当に入れよか。→ ゆで卵を一つ、明日のお弁当に入れようか。
関西の昔ながらの呼び名です。
83. しゅむ
意味:味や汁などが染み込む。
使う場面:煮物の味の入り方などを話すとき。
例文:厚揚げにだしがしゅんで、おいしいわ。→ 厚揚げにだしが染み込んで、おいしいよ。
84. よばれる
意味:ごちそうになる、食事をいただく。
使う場面:食べ物を勧められて受けるとき。
例文:焼きたてなん?ほな、一つよばれるわ。→ 焼きたてなの?じゃあ、一ついただくね。
85. おこうこ
意味:たくあん。
使う場面:食卓の漬物を指すとき。
例文:おこうこ、薄めに切っとこか。→ たくあんを、薄めに切っておこうか。
「こうこ」とも。漬物一般を指す地域もありますが、ここでは関西のたくあんの用法を紹介しています。
86. レイコー
意味:アイスコーヒー。
使う場面:喫茶店などで冷たいコーヒーを注文するとき。
例文:今日は暑いし、レイコーにしよかな。→ 今日は暑いし、アイスコーヒーにしようかな。
喫茶店などで使われてきた昔ながらの呼び方です。
87. しがむ
意味:かみしめる、繰り返しかむ。
使う場面:かみごたえのある食べ物を食べるとき。
例文:この干し芋、しがんでたら甘みが出てくるな。→ この干し芋は、かみしめていると甘みが出てくるね。
大阪弁の語尾・言い回し9選|意味と例文
88. 〜や
意味:〜だ。名詞などの後に付く。
使う場面:物事を説明したり、言い切ったりするとき。
例文:次の当番は、うちの班や。→ 次の当番は、私たちの班だ。
89. 〜へん
意味:〜ない。動作などを否定する。
使う場面:しないことや分からないことを伝えるとき。
例文:この説明だけやと、順番が分からへん。→ この説明だけだと、順番が分からない。
動詞によって形が変わり、「する」は「せえへん」などになります。
90. 〜んといて
意味:〜しないで。
使う場面:相手に行動を控えてほしいと頼むとき。
例文:答えはまだ言わんといて。自分で考えたいねん。→ 答えはまだ言わないで。自分で考えたいんだ。
91. 〜てまう
意味:〜てしまう。
使う場面:思わずしたことや、してしまった結果を話すとき。
例文:この曲聞くと、つい口ずさんでまうわ。→ この曲を聞くと、つい口ずさんでしまうよ。
過去の「〜てもうた」「〜てしもた」も関連する形です。
92. 〜はる
意味:相手の動作を敬っていう表現。
使う場面:先生や知り合いの行動を敬意を添えて話すとき。
例文:先生、もう教室に来てはるで。→ 先生は、もう教室にいらっしゃっているよ。
93. 〜さかい
意味:〜だから、〜ので。理由を表す。
使う場面:理由を添えて予定やお願いを話すとき。
例文:荷物多いさかい、台車借りよか。→ 荷物が多いから、台車を借りようか。
昔ながらの響きがある言い方で、日常では「〜から」を使う人もいます。
94. 〜やろ
意味:〜だろう、〜でしょう。推測や確認。
使う場面:予想を伝えたり、相手に確かめたりするとき。
例文:この席からやと、舞台よう見えるやろ?→ この席からだと、舞台がよく見えるでしょう?
95. 〜で
意味:〜よ。知らせたり念を押したりする文末の言葉。
使う場面:相手が知らない情報を伝えるとき。
例文:裏の入口も開いてるで。→ 裏の入口も開いているよ。
96. 〜やん
意味:〜じゃないか、〜だね。気付きや確認を表す。
使う場面:相手と発見や評価を共有するとき。
例文:このかばん、見た目より軽いやん。→ このかばんは、見た目より軽いじゃないか。
ここでは確認の用法です。地域によってある「〜やん=〜ない」という否定の用法とは分けて考えます。
意味を知っておきたい強い表現4選
97. あほ
意味:ばか、愚かなことや人。
使う場面:失敗を振り返ったり、人の行動を非難したりするとき。
例文:鍵持たずに出てもうた。自分でもあほやと思うわ。→ 鍵を持たずに出てしまった。自分でもばかだと思うよ。
98. しばく
意味:たたく、殴る。
使う場面:けんかの話や、強い言い方の意味を理解するとき。
例文:腹立っても、人しばいたらあかんで。→ 腹が立っても、人を殴ったら駄目だよ。
「茶しばく」は「お茶を飲む」という別の言い回しです。
99. いけず
意味:意地悪、意地悪な人。
使う場面:わざと困らせるような行動を話すとき。
例文:知ってるのに教えてくれへんの、いけずやな。→ 知っているのに教えてくれないなんて、意地悪だね。
100. がめつい
意味:欲深い、利益を得ようとする気持ちが強い。
使う場面:取り分などへの執着を非難するとき。
例文:一人で景品全部持っていったら、がめつい言われるで。→ 一人で景品を全部持っていったら、欲深いと言われるよ。
大阪弁の地域差|関西弁・河内弁・泉州弁との違い
関西弁の一つである大阪弁は、府内でも摂津・河内・和泉(泉州)などで言葉やアクセントが異なります。大阪市内の船場にも特徴的な言い回しがあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。お気に入りの方言や、初めて知った言葉はありましたか?
私は、ユニークな言い回しが多い大阪の方言が好きです^^