子育てって、同じような毎日の繰り返しで、つまらないなぁ、イライラするなあと感じることはありませんか?
毎日あっという間のようで、梅雨時、外遊びができない日なんかは特に、毎朝、今日は何してやり過ごそうかと子供との時間を持て余してしまったり。
確かに、子供の成長に感動する瞬間、天使のような笑顔に癒される瞬間もあるけれど、それが1日続くわけじゃありませんよね。
「めっちゃ可愛い~!!癒される~!!」と、自分より一足早くママになった友達の子供を見ては、そう騒いでいた私はいずこへ・・・。
やっぱり違いますよね、ほんのひととき一緒に過ごすときの可愛さと、24時間毎日一緒、それが自分の日常になるのとは。
支援センターや公園に行くと、おままごとも、ボール遊びも、見ていて本当に楽しそうに相手しているママと、きっと本音はめんどくさいんじゃないかなというママに分かれる気がします(^^;
ちなみに私は、がっつり後者です(笑)
もし、あなたも後者のタイプなら、前者のようなママを見た時に感じてしまう自己嫌悪感、お分かりいただけるのではないでしょうか。
でも、私は元々、子供と遊ぶのが得意なタイプではなかったですし、無理して笑顔だけ作ったって、気持ちがともなっていないんじゃ意味ないですよね。
子供と楽しめるというのも素質というか、一種の才能だと思うんですよ。
私があまり持ち合わせていない才能。
だったら、そういう才能を持つ人のマネをして自分じゃない誰かになろうとするより、「今ある自分の特性で楽しめる方法はないか?」と考える方が楽な気がしたのです。
(これが、このシリーズのテーマにもなっている、いわゆる「あきらめ」です^^)
あまり子供と遊ぶのが得意ではなくっても、子供のためというか、自分のためにも、つまらない毎日より楽しい毎日を送りたいですもんね。
そんなわけで、今日は、私が、変化も少なくつまらない毎日を、少しずつ楽しめるように、そして大切に思えるようになった方法を綴ってみようかなと思います。
こんにちは。学びママです。連日連夜の子育て、いつも本当にお疲れさまです!!
さて、今日は、私が子育て暗黒期を乗り越えた方法、そして、現在の奮闘記を余すところなくお伝えしていくシリーズ「あきらめ子育て論」第5回です。
前回に引き続き、今日も、正しく「あきらめる」ことで、子育てがちょっと楽になった、そんな私の体験談をお届けしていきますね。
◆「あきらめ子育て」って何ぞや?と思われた方は
→《あきらめ子育て論① しんどい心が楽になる「あきらめ子育て」実践記》
1.自分の好みを優先する
私が、変化も少なくつまらない毎日を、少しずつ楽しめるように、そして大切に思えるようになった方法。
では、さっそく本題に入りたいと思いますが、幼い子供との生活をうまく楽しめず、なんだか退屈でつまらない日々を送っていた私が、少しでも子供との時間を楽しむために、まず始めたこと・・・
それは、自分の好きな遊びを優先するということでした。
子供の楽しいにあわせようとすると、めんどくさいし、つまらなく感じてしまう。だから、遊びの中でも自分が楽しめることを優先しようと思ったのです。
子供って、大人である私たちよりも柔軟で、好奇心の塊なので、新しいものには興味津々で食いついてくるし、親の反応の仕方や関わり方によっては、意外になんでも楽しめちゃうんですよね。
だから、おもちゃや本を買ってあげるときも、いつも子供にばかりあわせる必要はなくて、自分も一緒に楽しめそうなものっていう基準で選んだって良いと思うんです。
まぁ、子供にしてみたら、自分が1番気に入ったおもちゃが欲しいかもしれないですけど(^^;
でも、いつもつまらないオーラを出しながら自分の相手をしてくれているママが、楽しそうに一緒に遊んでくれるなら、子供にとっても、そういうプレゼントはありじゃないでしょうか?
ちなみに我が家では、どうやら私自身が創作が好きなようで、個人的な好みで、レゴ、マグフォーマー(お財布に優しくないので、じじばばからのプレゼント^^)、ニューブロック・・・気づけばブロック系が集まってしまいました。
戦隊モノのおもちゃもありますけど、戦いごっこは痛いし疲れるので、基本、相手はパパにお願いしてます(笑)
そして、子供のテレビを一緒に見てみるようにしました。(これも気が向いたとき限定ですけど)
以前の私は、大人しくテレビを見てくれている時間こそ家事のチャンス!と言わんばかりに、子供のテレビタイムは、洗濯物を取り込んだり、ご飯の支度をしたりしていたわけです。
でも、男の子の定番、〇〇レンジャーとか仮面ライダーも、ある時、ちゃんと見てみると、泣けるシーンがあったり、話の展開が入り組んでいて、意外と親の方が真剣に見ちゃったり(^^;
もっと小さな子のものであれば、みんなのうたの歌詞がこんなに深いものだったなんて、大人になってから知りましたし、しまじろうも、大人目線で見てみると、大切なことを教えてくれているなぁと思えたり。
そんな風に、子供と一緒に楽しめるものが増えると、前だったら「あ~また、ものが増える~!!しかも高い~~!!」と悲観的にしかなれなかったガチャガチャも、何が当たるか一緒に楽しめたりするようになりましたし、
東京ドームシティのヒーローショーも率先して座席予約してしまうまでになりました(笑)
私は、元々、コレといった趣味があまりないので、子供のハマるものに一緒にハマってみる(ただし、無理やりじゃなくて、自分が楽しめるもの!!←この基準は重要だと思います)というのも、共通の趣味ができて、結構楽しく、おすすめです。
子供番組と思って見くびらずに、一緒に見てみると意外と大人も楽しめたりするんですよね。
最近、うちの息子はプライムビデオで妖怪ウォッチにハマっていますが、これなんか、どう考えても大人にしか分からないだろうっていう、プリズンブレイクや金八先生、その他にも色々なパロディがはさみこまれていたりして、キッチンに立ちながらも結構見てしまっています。
そんな風に子供の好きなものから、自分も楽しめそうなものを選んで合わせていく、ということが1つ。
もう1つは、完全に自分の趣味に、子供を巻き込んで一緒に楽しむことです。
先日もちょっと書いたのですが、私は時々、息子とハンドメイド系のイベントに行って、一緒にワークショップを楽しんだりしています。
よく、お母さんがあるアーティストのファンで、娘もファンになってライブに行くとか、お父さんがバイクに乗るから、子供もバイク好きになったっていう話がありますよね。
スポーツなんかは、最たる例だと思います。
そんな風に、自分の好きなものを、自然と(?)一緒に楽しめるように仕向けてみるのも手だなぁと。
まだ、うちの場合は5歳なので、将来どうなるか分かりませんが、共通の趣味や共通の好きなものがあると、成長して少しずつ親離れしてからも、その趣味の時間は、一緒に楽しめるみたいです。
一緒にスポーツ観戦をしたり、コンサートに行ったり、ツーリングに行ったり。
将来のことを考えて、そういうのもいいなぁ♪と思いますし、今から一緒に楽しみながら、種まきをしとくのもアリですよね^^
《【この記事もオススメです♪】→大人も一緒に楽しめる深イイ絵本はコレ!!》
2.後悔話に触れる
それから、私が「つまらない毎日」を大切な時間だと感じられるようになりたくて、やるようになったことがあります。
それは、時々、先輩ママたちに話を聞いたり、インターネットでお子さんに手がかからなくなった方の気持ちが綴られた文章を読むということなんです。
あのとき、もっと優しくできたら良かった、もっと楽しく過ごせたら良かったっていう、かけがえのない時間を大切に過ごせなかった先輩の後悔話です。
今や、良くも悪くも、インターネットで検索すれば、色んな人の子育て体験談が読める時代、そういう話はいくらでも出てきます。
それで、私がそういう情報に触れる目的は何かというと、子供の親離れを身近なことに感じるということなのです。
以前は、「過ぎてしまえば、本当に幸せな時間だって思えるよ。」「今だけだよ、そんなママ、ママってきてくれるのは。」なんて言われても、毎日がいっぱいいっぱいすぎて、終わりが見えず、まったく心に響きませんでした。
イヤイヤ期の最中には、そんなの気が遠くなるほど先の未来でした。
それは、親離れは早くて思春期、まだ10年以上も先のことのように思っていたからです。
でも、息子が4歳になって、まだまだ、グズグズ言ったり、時には甘えて抱っこして欲しがったり、そんなこともあるけれど、少しずつ我慢もできるようになってきて、
5歳を迎えた今、抱っこすることもほぼなくなり。(たまにあっても、重いしほんの一瞬です)
小学校になったら、送迎もなく学校へ行くようになる。子供だけでお友達と遊んだりするようになる。
低学年の子でも、ママが用事で出かけていたら、学校から帰って荷物を置いて、近所の習い事にひとりで行くという話も聞きます。
そう考えたら、最近は、あと何年、こうやってベッタリ過ごせるんだろう、いつまで手をつないで歩いてくれるんだろう、いつまでこうして一緒に寝られるんだろう。
そんなことを思うようになりました。
こんな風に過ごすことのできる時間をカウントダウンのように感じている自分がいるんです。
時々、そのことを思い出しながら過ごす。
そうすると、例えば、毎日のお風呂や歯磨きや寝かしつけ、そういう、つまらなくてめんどくさかった日々の繰り返しの作業が、そのときだけは、長い人生で見たら、とっても貴重な時間のように思えるようになったんです。
きっと、それでもやっぱり、10年後に、「あのときもっと・・・」って後悔して、戻らない日々を嘆いたりもするんでしょうけどね(^^;
本当の親離れはまだまだ先かもしれないけど、子供って、1年1年確実に親から離れていきます。
だから、あなたが思うよりずっと早くに、「あれ?なんか最近、さびしいな」って思うときが来るかもしれませんよ?
子供の成長は、嬉しいけどさびしい。
そのことが、私も少し理解できるようになってきたこの頃です。
3.自分の周期に気づいてみる
さて、最後にもうひとつ、私と同じような方がいたらと思って、周期についての話をしておこうと思います。
心に余裕があるときは、イヤイヤ期のすべてに泣き叫んで反抗する姿ですら、可愛いな~って吹き出しちゃったりするくらい愛しいわが子・・・
でも・・・でも!!
自分でもどうしたら良いのか分からないくらい、手を挙げてしまいそうになるくらい、イライラする時期もありました。
怒れば怒るほど、ギャンギャン泣いてすがりついてくる息子の手を振り払って、隣の部屋にしばしこもったこともありました。(自分を落ち着かせるまでのほんの数分ですけど・・・)
今は、さすがに、そこまではないんですけど、ただ、普段だったら許せることが許せないときが、今でも時々あって。
最初はあまり意識していなかったんですが、ふと気づいて確認してみると、ちょうど私がそうなる時期って、排卵前と生理前だったんです!
若い頃は、全然、生理でも感情の起伏なんてなかったのに、こういうのも、やっぱり年齢とともに変わっていくようで。
きっと私以外にも、こういう女性特有のホルモンバランスの関係でイライラしてしまっているのに、それに気づかず自分を責めてしまっている方がいるんじゃないかなと思いまして、ここにこうして書いてみています。
私は、こういう自分の周期に気づいてから、この時期だけは、少し自分に優しくしてあげようっていう気持ちになれたんですよね。
食べたいなって思うものがあれば食べてみたり、その時期だけは、子供にちょっとゴメンね~と思いながら、いつもよりもイライラしてしまう自分も許すことにしてるんです。
人それぞれ不安定になるタイミングは違うと思いますし、私のようなイライラではなくて、自暴自棄になってしまったり、鬱っぽくなってしまったりと色々な形であらわれることもあるかと思いますが、少し自分の周期(パターン)を意識することで、もしかしたら、あなたの気持ちも少し楽になるかもしれません。
そんなこんなで、最後はちょっと、つまらない毎日を変えた話ではなかったんですけど、少しでもあなたの心が軽くなったら嬉しいです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。