【逃げ上手の若君】第16話から新しいキャラクターが登場しましたね。吹雪(ふぶき)です。二刀流の刀使いで弧次郎と亜矢子二人を相手に戦うあたりとても強そうです。一見クールそうなイケメンにみえますがどうなのでしょう。それでは吹雪という人物をみていきましょう。
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【二刀流だけじゃない?吹雪の強さは?先は逃若党の軍師になる?】
【出典:松井優征『逃げ上手の若君』集英社 週刊少年ジャンプ24号第16話】
敵方の小笠原貞宗(おがさわらさだむね)が諏訪領(すわりょう)の北の堺で不穏な動きをしていると諏訪大社に情報がはいりました。その偵察のため時行ひきいる逃若党(ちょうじゃとう)が、諏訪領地の北限(ほくげん)である中山庄(なかやまのしょう)に向かいます。中山庄に到着し偵察の計画を立てていると、時行たちはとつぜんの攻撃にあいます。そこにあらわれたのが二刀をあやつる吹雪でした。
弧次郎と亜矢子が対抗しますが、二人相手にとても強い!年齢は時行たちより少し上そうです。日々鍛錬をつみ、時行と出会った頃よりもさらに強くなっている弧次郎と亜矢子にも一人で対してもけっして負けていません。戦っているさなか吹雪が雫に気づき、諏訪大社の遣いということが分かり三人の戦いは終わります。
二刀流ときくとそれだけでも強そうにみえますが、二本の刀を同時にあやつるのはとても難しいでしょうね。二刀流の主な使い手はやはり宮本武蔵(みやもとむさし)でしょう。足利尊氏(あしかがたかうじ)と鎌倉幕府を攻め落とした新田義貞(にったよしさだ)も二刀流だったという記録がのこっているそうです。吹雪もまたそうとうな使い手なのでしょう。時行が剣を教わりたいと思うのもよくわかります。
攻撃の面では十分な強さを見せつけた吹雪ですが、能力に長けているのはそれだけではありません。時行一行に攻撃をしかけたときに周りをたいまつで囲い、自分の他にも敵がたくさんいるようにみせ時行側の警戒を高めるなど、とても策士のようです。
実際に周りを囲んでいたのは、大人たちをほんものの敵に殺された子ども達でした。そのほかにも、罠や仕掛けの方法、たくさんの知識をたくわえているようです。親を殺された子ども達の士気を高め、できることを増やし育てることができる力はとても魅力的ですね。
それに兵法(へいほう)にもつうじているようです。兵法は中国で発展した戦に関する学問のことで戦の仕方や戦闘の方法などをまとめたものです。吹雪はそれを学んだのでしょうね。今回の敵の征蟻党の大将も兵法を知っていると吹雪が言っています。
これからいろいろな敵と戦う中で今回の敵の大将のように、戦い方を学んでいる者も出てくることでしょう。吹雪が兵法を学いるということは時行たちの仲間に入ってくれたのなら戦の策を練れるという上で、逃若党の軍師にもなれるような人物なのではないでしょうか。
【クールな二枚目キャラをかぶった3枚目?人気が出そうな吹雪♪】
【出典:松井優征『逃げ上手の若君』集英社 週刊少年ジャンプ25号第17話】
おたがい敵ではないことがわかった吹雪と時行ひきいる逃若党。吹雪は見た目とてもクールそうに見えます。戦いかたも冷静沈着、策をめぐらせ、ただやみくもに攻めるだけのような戦い方はしないところがとてもかっこよくみえます。しかも片方の眼が前髪で隠れています!目隠しキャラといえばNARUTOのカカシ先生や、呪術廻戦の五条先生。とても人気ありますよね。吹雪もまた素顔が全て見えていないところで人気が上がりそうです。
これだけでも人気がでそうにみえますが、時行たちと食事をしながら話しているときのあまりの大食いにみんな呆れています(笑)ただただイケメンなだけでなく、少し抜けているところがあるのも魅力になるのかもしれません。最新話の最後では敵の幹部の前に降り立ち「どちらから殺そうかな。今日は実に楽しい戦だ」というところあたり、戦いを楽しんでいるようなところもあるのかなと。まだまだでてきていない面がたくさんあり、謎めいた部分もまた興味がわいてくるところです。
本日5/24(月)発売の週刊少年ジャンプ25号に #逃げ若 掲載されております!
先週、逃若党の前に現れた青年の正体とは一体…!そして迫る新たな脅威とは…!殺陣も見どころです!是非、ご覧ください!#スタートダッシュ漫画賞 はいよいよ締切まであと1週間!力作お待ちしてます! pic.twitter.com/GMXdpqq0up— 『逃げ上手の若君』(松井優征作品)公式 (@ansatsu_k) May 24, 2021
【グッときた吹雪の名言・名シーンをご紹介!】
初登場
【出典:松井優征『逃げ上手の若君』集英社 週刊少年ジャンプ25号第17話】
第16話で登場した吹雪ですが、弧次郎と亜矢子との対戦シーンは圧巻でしたね。二刀を使い、時行が驚くほどの速さで攻撃をしてくる強さにまた頼もしいキャラクターが出てきたとわくわくしました。時行も玄蕃に逃げようと言われてもそれを制し三人の戦いを、くいいるように見つめています。吹雪の強さを見せつけた登場シーンでした。
お互い敵ではないとわかった後、吹雪は「この世のどこかに教えを欲する天下人でもいれば話が早いのですが」と、自分は仕える主(あるじ)をさがしていると言います。時行、良かったね。と思いました(笑)これから仕えてくれるかどうかはともかく、こんなに実力のある人物が仲間になってくれるとしたらどんなに力強いことでしょう。鎌倉幕府奪還のための力がまたひとつ加わることになります。本誌でもあるようにのどから手がでるほど、仲間になってほしい人物です。
食事をしながらおこなっていた軍議もすばらしいですね。時行たちが今滞在している中山庄は敵の小笠原にも諏訪にも重要な拠点だと吹雪はいいます。みなが気づいていないところをすでに把握しており、それを敵方の武将も気づいている。というところまで理解しています。雫も時行に進言をすることがありますが、戦いの場でのアドバイスは難しいでしょう。吹雪はみずからも戦い、その場の軍略もたてることができる。キングダムの李牧みたいです。
中山庄の戦い
【出典:松井優征『逃げ上手の若君』集英社 週刊少年ジャンプ28号第20話】
中山庄で敵との戦いがはじまりました。吹雪自体の戦うシーンは次週以降のようですが、各所で吹雪が立てた作戦が効果をあらわしていますね。あらかじめ地面を凍らせたり、落とし穴を作っておいたり、諏訪神党の援軍を家の屋根に配置するなど。戦いの場の全体像を把握して策をめぐらせ味方を勝利に導く。かっこいいですね!
さらにその作戦がうまくいかない場合はどうするかまで考えています。次の手、その次の手を考えて策を練っているところが感心してしまいます。弧次郎と亜矢子が鎧をつけた敵の大将との戦いに苦戦していた時もその戦い方はダメだ。と言っています。弧次郎と亜矢子は鎧武者と戦うのは初めてだったようですが、吹雪は戦い方を知っていたということは鎧武者とも戦った経験があるのかもしれませんね。戦いの場での経験も豊富そうです。
時行に頼まれ、逃げの才を生かした技も教えていました。まだその技は登場していませんが、「鬼神仏刀(きしんぶっとう)」。どんな技なのでしょうね。吹雪は一騎打ちでしか使えないとつぶやいていますが、なにか他の策と組み合わせて使うことを考えているようです。自身でも言っていましたが、個人の才能を見抜き育てる能力もすばらしいものがありますね。
【まとめ】
【出典:松井優征『逃げ上手の若君』集英社 週刊少年ジャンプ26号第18話】
新たに登場した吹雪。初めは敵かと思いましたがあらたに仲間になりそうな予感がしますね。諏訪頼重(すわよりしげ)が保護者的立場なら時行たちより少し年上な頼れるお兄さんてきなキャラクターになりそうです。強さもばつぐん、軍議の才能もばつぐん。人を育てる才能もある。仲間になってもらえたらとても頼もしいですよね。
まだ中山庄での戦いは続きますが、次週は吹雪と敵方の幹部二人との戦いを見ることができそうです。弧次郎と亜矢子との戦いはすぐ終わってしまい、吹雪の強さの片鱗しか見ることができませんでしたが、敵の幹部二人との戦いです。ぞんぶんに吹雪の強さを出してくれることでしょう。次週からの戦いもとても楽しみです。