戸田市には氷川神社が3社あります。
それぞれの地域に鎮座されている氷川神社を地元民が詳しくご紹介いたします。
御朱印情報やそれぞれの由来などもご一緒に!

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氷川神社とは

埼玉県大宮に鎮座する武蔵一宮として関東一円の日本でも指折りの古社。約280社鎮座している氷川神社の本社であり2400年以上の歴史を持ち、大いなる宮居として大宮の地名の由来にもなった神社です。
*こちらは戸田市新曽神社

下戸田氷川神社

下戸田氷川神社は戸田市中町にあります。

こちらは古くより鎮座され下戸田の鎮守社だったとされています。明治6年村社に列格、明治40年大字下戸田字赤木の山王社、字鬼沢の神明社・稲荷社・八幡社・天神社、字渡舟場の稲荷社など六社を合祀したとされています。また、ここには近隣の洞の神様を合祀しています。

元禄の頃に行われていた「ささら獅子舞」が今でも7月の夏祭りと10月の秋祭りの2回疫病退散・五穀豊穣を祈願して奉納されているそうです。
「ささら獅子舞」とは、戸田市中町に伝わる民俗芸能です。寛政年間(1789~1801)頃に始まり昭和49年(1974)戸田市の指定文化財になった戸田市唯一の獅子舞だそうです。

大通りを一本横に入った道沿いに敷石が敷かれた長い参道があります。一の鳥居をくぐりそのまま進むと二の鳥居があります。そちらをくぐると両脇に狛犬。
左側に手水石、その先に拝殿があり左側には社務所があります。

全体的にはあまり大きい神社ではないのですが、おとなりは公園となっていて、更にテニスコートが併設されております。
日中は公園で遊ぶ子ども達やテニスを楽しむ人達でまわりは賑やかですが、境内に入るととても静かで清らかな空気を感じます。周りは木々に囲まれていてとても厳かな雰囲気です。

アクセス
住所  埼玉県戸田市中町1-28-7
電話番号 048-431-2549
JR「戸田公園駅」東口から徒歩約19分

上戸田氷川神社

上戸田氷川神社は戸田市上戸田にあります。

上戸田の鎮守様で、境内にはお稲荷様も祭られています。
こちらの神社には三つの神様が鎮座されており境内にはお参りの順路が示されています。
正面に「天照大神」(ご利益は健康・五穀豊穣)右手に「羽黒山大権現」(ご利益は開運・招福)左手には「正一位・伏見稲荷」(御利益は商売繁盛・金運)
かつて親水公園の辺りにあったと言われる「羽黒権現社」狛犬芭蕉の句碑(涼しさや ほの三日月の 羽黒山)などが移設してあります。

ここの狛犬は子犬を抱いているんです。かわいいですよ。
またこちらには市内で最も古い(延宝元年、1673)庚申塔があります。

普段は静かで社務所も留守な時が多いのですが、七五三や例大祭は人出が多くなります。大晦日や初詣は地域の人達でとても賑わっております。境内には大きな木が何本もそびえ立ち、ゆったりと静かにお参りが出来ます。
普段の日に地元の人が自転車をとめてお参りしている姿を良くみかけます。地域の皆さんが昔からお奉りし大切に思っている。そんな印象を受けます。

平成二十九年八月より御朱印が頂けるようになったそうです。初穂料は300円書置きの対応です。

アクセス
住所 埼玉県戸田市上戸田3-20-11
電話番号 048-443-6030
JR埼京線「戸田公園」駅より徒歩約10分
JR埼京線「戸田」駅より徒歩約15分

新曽氷川神社

新曽氷川神社は戸田市氷川町にあります。

こちらは1429年に大宮の氷川神社を勧請して造られ、古くより新曾村の鎮守として祀られてきたという記録が残されています。
明治6年村社に列格、明治40年に字柳原の八幡社、字小玉の神明社、字稲荷耕地の稲荷社、字前谷耕地の稲荷社を合祀されたそうです。

また境内には有名な「夫婦柿」の木があります。高さ10メートルを越える大きな柿の木です。
1本の木に雌型(丸形)と雄型(細形)の柿が実るとても珍しいものです。柿は一般に雌雄異花(しゆういか)といって、1本の木に雌花と雄花ができて授粉し雌花に結実するようになっていますが、この夫婦柿には雄花にも実がなるものです。
退化したはずの「めしべ」が突然変異によって不完全ながらその役を取り戻したためと考えられているそうです。

この夫婦柿は、戸田市内ではここにしか見られず、市の天然記念物となっています。
夫婦柿の果実は10月上旬から色付き始め、11月末から12月初めあたりに木の葉が落ちて見ごろを迎えます。
戸田市ポータルサイトより

戸田市の氷川神社の中では一番大きく有名な神社です。
一の鳥居をくぐると狭い道幅ではありますが、両脇には様々な季節折々の種類の花や草木がキレイに手入れされています。ベンチも設置されていてずっと座って眺めていたい、そんな気持ちにさせられます。
そのまま歩くと道路になり、参道と神社境内がわかれています。道路はバスも走っている結構大きい通りなので、中々面白い光景だなあと思います(笑)

また、ここから戸田競艇場が近いので、聞くところによるとお参りをされてから競艇場へ向かう方も多いそうです。御利益ありそうですね(笑)

そして道路を渡り二の鳥居をくぐると、左側に手水石。右側には大きな「夫婦柿」の木がありその脇には「力石」があります。正面の拝殿の左奥にはお稲荷様も祭られています。
拝殿手前の右側に社務所があり、おみくじが3種類ありました。お守りもあります。

社務所の方(神主さん?)がとてもきさくに色々お話しをして下さいました。
パンフレットを下さりそれを見ながら境内の案内や昔は参道から境内までは繋がっていた話。そして「夫婦柿」。何でも見頃を迎える頃は神社がとても賑やかになるそうです。その実を狙っての鳥やカメラマン達で(笑)

お話がとても楽しく、そして丁寧に対応して下さいました。
緊張していて(何故?笑)聞いているだけでしたが帰りがてら「もっと色々聞けば良かったなぁ」と思いました。
社務所の方のお時間に余裕がある時には色んなお話が聞けるかも知れませんね!

御朱印も頂きました!書置きで日付をその場で入れて頂きました。初穂料300円。

アクセス
住所 埼玉県戸田市氷川町2丁目12−9
電話番号 048-443-9448
電車 JR埼京線「戸田駅」西口から徒歩約23分
JR埼京線「戸田公園駅」西口から徒歩約26分
JR埼京線「北戸田駅」西口から徒歩約27分
バス JR埼京線「戸田公園駅」から国際興業バス「下笹目行き」に乗車し「新曽氷川神社」下車
臨時駐車場あり

まとめ

戸田市内の氷川神社3社をご紹介いたしました。
それぞれの地域で古くからお奉りされている神社。
近くまでいらした際には是非、お参りに訪れて頂きたいと思います。

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