【出典:3月のライオン4巻 表紙】

もう、3月のライオンも4巻まで来ましたね。今日も3月のライオンが大好きで仕方ない私が(笑)張り切ってあらすじと感想をお伝えしていきますね^^今回の主役は表紙から分かるように島田八段です‼なんとも幸薄そうな(笑)島田八段ですが、将棋に込める熱い思いが描かれていますので、お楽しみに♪

 

※ネタバレも含みますので、これから読まれる方はご注意ください。

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3月のライオン4巻あらすじ。

坂の途中

3巻最終話で島田八段の研究会入りを申し出た零。今回は初めての研究会の模様が描かれております。研究会のメンバーは島田八段、二階堂そして新登場の重田盛夫君。この4人が繰り広げるコント…(笑)ではなく将棋研究がまた見所です。

銀の糸、水面

師子王戦トーナメントを勝ち抜いた島田は現タイトル保持者である天才棋士宗谷冬司との対局がいよいよ始まります。零目線で描かれる島田八段VS宗谷名人の対局はいかに…⁉というところで、零の前に義姉香子が現れ、父に叱られたことを零のせいだと責め立てます。さらに川本3姉妹も現れ、香子と川本3姉妹の直接対決⁉と思われましたが、ひなたがひな祭りに作ったお稲荷さんを零に渡し帰宅。一触即発を免れたのでした。

青い夜の底

義姉香子は零の家に上がり込み、お稲荷さんを。パクパク…さらにパクパク…三段あったお重はほとんど香子がいただくのでした(笑)そのまま零の家に泊まることにした香子は、後九藤段との関係に対する想いを零に話し出します。それを静かに聞く零はどうすればいいのか、どうしてあげればいいのか、、、結局は家を出てもなお香子との関係性を変えられないままでいる自分に思い悩みます。

奔流

師子王戦7対局中2連敗の島田。宗谷名人と零の思考が似ており、島田と零の2人で対局をすることに。A級八段である島田の対局中の思考をもろに受け取り、うろたえる零だったが、何か差し出せるものがあるのでは、と必死に食い下がるのでした。

経る時、夜を往く

零はやり直した高校1年生の修了式を迎え、春休みへと突入。師子王戦第3局も敗退し、もう後がない島田は零と2人で対局を重ねる日々。そしてふと故郷のことを思い返す。山形の田舎で育った島田は、同級生もほとんどおらず遊びと言えばゲームか、虫を取るかくらいで、近所のお爺さんたちが将棋を教えてくれたのをきっかけに将棋の面白さにのめりこみ、メキメキと実力をつけていく。故郷のお爺さんたちの応援により、夜行バスで奨励会に通い詰めた日々。その想いを乗せて第4局に挑むのです。

京都①②

そし師子王戦て第4局は京都。胃痛がひどく体調が思わしくない島田を気遣って零も京都までついていくことに。決戦の前日、島田は夢を見る。プロ棋士を諦め故郷に帰り、家庭を築いている自分…しかし、その夢の中でも「棋士になりたかった」と将棋を続けていた自分、悔やんでやっぱり胃を痛めていた自分がいた。4連敗で負けそうな現実と「どっちが悪夢かとことん味わってやる」と腹をくくる島田。一方零は、島田を見守るつもりが解説者がインフルエンザとなり、急遽、藤本雷堂棋竜(名人)と共に解説に入る。だがしかし。藤本棋竜の気迫に負けまくり、A級棋士のクセの強さを体感する(笑)

京都③

第4局が始まり攻めていく島田。しかし、宗谷名人の反撃に手も足も出ず…対局を見守っていたすべての人が宗谷名人の勝ちを見越した。だが、零だけは“この盤面は死んでいない”と起死回生の一手を解説の盤面に打つ。そして島田を追いかけるが、すでに島田は負けを宣言した後だった。こうして師子王戦は宗谷名人が死守。零はこの対戦を隣で見守ることで、勝負することの厳しさを、幾度どなく戦い続ける“嵐”の中を進んでいくことを覚悟する。

3月のライオン4巻感想。

仲良し二階堂&零君&盛夫

重田盛夫出てきましたね!公式サイトの登場人物にも登場しないくらいモブキャラなんですけど(笑)ちょい、ちょい出てきて、ちょい、ちょい3人でケンカしだすのが面白いのです^^そして、どんどん仲良くなっていく零君&二階堂も♡言い争いをしていたら、川面の野鳥が潜って浮かんでこないことに二人とも真剣に心配するこのシーン、探求心のカタマリすぎでしょ^^

【出典:3月のライオン4巻 32ページ】

「がんばってたよ」の一言に涙。

やー、前巻から名言続出の林田先生がまた、零君を泣かせにかかってきました(>_<)‼4巻はここしか登場シーン無いんですけどね、私の胸を強く打ってくれました。
それがここ。

「がんばってたよ 俺は見てたよ」

【出典:3月のライオン4巻 96ページ】

こんなこと言われたらもう…泣くしかないじゃないか‼‼‼笑
自分で決めてやり直した高校生活なのに、結局は友達もできなくて、満足な高校生活を送れたとは言えない零にとってこの一言はすごく沁みてしまったはずで。
一人暮らしって地味に大変ですよね(;´・ω・)炊事、洗濯、掃除をして、自分で生活費稼いで、高校生活も…ってなったら、私には無理だろうなー(笑)
自分で自分を認められない零君は、林田先生に褒められてどう反応していいかわからないのでした。

名人宗谷冬司という男。

この巻では、宗谷名人がどんな人なのか少しずつ浮かび上がってきましたねー‼零君は“彼の姿を見た瞬間世界から音が消えた”と表現していますが、無色透明というか、まばゆい光みたいな感じで描かれています。これから宗谷名人の対戦も描かれていきますので、お楽しみに♡

【出典:3月のライオン4巻 44ページ】

島田段八が抱える想いと熱意。

島田八段の生い立ちも描かれていて、もーーー後半は感情移入しっぱなしでした‼物静かで優しさの中にある闘志っていうんですかね?いうなればメラメラとする真っ赤な炎ではなく、青い炎て感じです。そして、青い炎の方が温度が高いように志がすごくしっかりしている。宗谷名人と自分をウサギとカメではなく、地を這う虫くらい違うと対比する描写があるんですけど、最後のこの一言にしびれます。

「抜けないことがあきらか」だからってオレが「努力しなくていい」ってことにはならない。

【出典:3月のライオン4巻 119ページ】

そう、そうなんですよねーーー。誰かと比べてしまう自分はもちろんいて、“勝負”の世界ならなおさらに勝てない相手がいたら、やる気そがれますよね。それでも、自分は自分としての道を歩む強さが惚れ惚れとしました(*´ω`*)♪(ちょっとハゲてきてるけどw←おい。)

まとめ

ということで、4巻の主人公は島田八段でしたね‼棋士が歩む道、人生そのものが描かれていて、読み応えありまくりでした。そして、研究会に入った零君の今後、将棋における成長も見どころですね♪