【出典:3月のライオン9巻表紙】

3月のライオン9巻 あらすじ感想・ネタバレ含みます。今回9巻はひなちゃんに笑顔が戻ったところで新たに“受験問題”が浮上します。そして、ひなちゃんを支える中で一回り大きくなった零君や、宗谷名人VS土橋九段のタイトル戦も描かれております♪

3月のライオン8巻のあらすじ感想はコチラから【3月のライオン8巻あらすじ・感想。柳原棋匠のかっこいい生き様と闘い。

※ネタバレも含みますので、これから読まれる方はご注意ください。

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3月のライオン9巻 あらすじ感想

身近な存在の大切さに気付く、ひなた。

ひなちゃんは三月町祭りを終えて、和菓子作りの楽しさに目覚めます。しかし、中3の夏。高校受験も考えなくてはいけないのですが、高校での新たな人間関係に恐怖心もあり…。そんなひなちゃんを見た零君は、自分の高校に呼び、将科部(放課後将棋科部)メンバーで流しそうめんをするんです!!笑。

【出典:3月のライオン9巻33ページ】

なんとも楽しそう…♡そして、林田先生はそこであかりと初めて出会い、新たな恋が始まっていました(笑)そんなこんなで、楽しいひと時を過ごしたひなたは零と同じ私立駒橋高校を受験することを決意するのです。

で、で、で。ひなちゃんが私立に行くのにお金がかかるのでは…と心配するこのシーン。

おじいちゃんは いったい何個 お菓子をこさえないといけないのだろう

【出典:3月のライオン9巻45ページ】

ひなちゃん…なんて、いい子なんや(>_<)!!
子どもは子どもなりに大人達のことをちゃーんと考えているんですよね。しかも、ひなちゃんは自分で出店を経験したからこそわかることだなぁ、とますます納得してしまいました(笑)
そして、おじいちゃんはひなたの想いを察し、お金のことは気にせずに駒橋高校へ行きなさいって伝えるんですけど、最後の締めくくりに、ひなたに向かってこう伝えるんです。

「じいちゃんはな お前が楽しく過ごしてくれるのが一番なんだ」

おじいちゃん…なんて、かっこいいんや(>_<)!!
思わずエセ関西弁が出るほどに感動しました(;O;)笑

そして、迎える受験…の前にひなたは何と風邪を引いちゃうんです(/_;)しかも、零君から想い人高橋君が野球のために高知に行ってしまうことを初めて知らされて、“自分の元から大事な人が遠くに行ってしまう…”と悲しくなって、真冬の川沿いで考え込んでしまったのが原因という…(;´・ω・)

でもね、ひなちゃんはいつも傍に居てくれる零君をみて、目の前にいてくれる人の存在に気づくのです。

遠くへ行ってしまうものばかりじゃない 消えていくものばかりじゃない
それを ぜったいに 忘れてはいけないんだ

【出典:3月のライオン9巻65ページ】

失ったもの、消えてしまったものってやっっぱり未練や執着が残ってしまって、“今あるもの”、“今いてくれる人”って気づきにくいんですよね。今あるものを大切に思う事の、大切さが伝わってきて、この“ぜったいに 忘れてはいけないんだ”の言葉がすごくズシーーンときました。

…でも、でも、そうは言っても、過去の恋愛って未練が残るよね…(´・ω・`)笑。元カレ(過去)と今彼(現在)と比べがちだよね…(´・ω・`)笑。(←なんの話w)

ひなちゃんの受験とそれぞれの恋。

先ほどもお話した通り、想い人高橋君が三月町を離れてしまうことを知ったひなたはショックを受け…そのショックを受けている顏を見て、また、零君もショックを受け…。これは、やはりひなちゃんとの恋へのフラグでしょうか(/ω\)♡?笑
と思いきや、あかり、お爺ちゃんからは即座に否定されていましたね(笑)あかりお姉ちゃんからは“家族”と化していると表現されている零君ですが、今後の展開はどうなっていくのでしょうか♪

話は戻って、ひなちゃんの恋はどうなるの!?と思っていたら、零君が高橋君とのもんじゃの会をセッティングしてくれるのです。そこで、高橋君と色んな話をして、高橋君が高知に行ってしまうことを受け入れていくひなた。お互いに頑張ろうと高橋君にエールを来るのでした。

そうして失恋をのりこえた、ひなたはイメチェンを図ります。が、完成形はこちらw

【出典:3月のライオン9巻122ページ】

な、な、なんとカワイイ(・∀・)!!さらに家族からのいじりがまた面白い( *´艸`)笑。
ひなちゃんの高校生活は今後どうなるのやら…♪

一皮むけた?穏やかな零君。

今回は終始零君が穏やかキャラでしたねー(*´ω`*)ひなちゃんのために、受験勉強をみてあげて、ひなちゃんが気にしないように対局も勝ち進んで、そして、ひなちゃんのために高橋君との食事会のセッティングをする。
ちょっと、お母さんなのかな?ってなりますけど(笑)
今までの闘う理由がないと思い悩んでいた零君はどこかへ行って、“自分が進んできた道は間違ってないんだ”とひなちゃんの言葉によって確信を持てた零君は、前に前に進む勇気が持ててすっきりしたんだろうなと思いました。
今度は義理父である幸田八段と同じ組になる零君ですが、すごく穏やかな笑顔で接してしていますよねー♪

【出典:3月のライオン9巻81ページ】

新たな棋士が続々登場!

9巻は新キャラ続出でしたねー!!

まずは、この方。滑川臨也 35歳 七段。
急に陰キャラ出てきましたよΣ(・□・;)しかも、滑川棋士が登場する回のタイトルが「死神と呼ばれた男」しかも、しかも、9巻の99ページから始まるという不吉さ(や、逆にラッキーなのかな?笑)謎深いし、笑顔怖いし、ナニ立ち位置!?っていう(笑)すごく嫌味なキャラなのかと言えば、そうでもなさそうで、今後の活躍に期待します(笑)

【出典:3月のライオン9巻113ページ】

そしてお次は、土橋健司 九段。
こちらは、宗谷名人とのタイトル戦を戦う棋士。土橋棋士を支えるご両親目線で対局が描かれていましたね(^^)

勝敗は…7局フルセットを使い、宗谷名人がタイトルを防衛しました。

幼い頃から、いつも宗谷名人の隣にいた土橋棋士。そして、いつも宗谷名人に勝てない姿を目の当たりにしていた土橋棋士の母親。これ以上どうやって頑張っていけばいいのか、どうやって支えていけばいいのかと、思い悩みます。
けれど、そんなことは土橋棋士はつゆ知らず、負けてもケロッとした顔をして土橋棋士は帰宅し、「宗谷君と一緒に将棋の研究をすることにした」と伝えます。

まだまだ探求を続ける息子の姿をみて、また、支え続けようと決意するご両親なのでした。

棋士を支える家族もまた、同様に苦しい思いをしているんですよね。というか、見守っている方が逆に辛い時すらあったりして。そして、印象に残たのがこの言葉。

あの頃は夢中で この道がどこまで続いているのかなんて
本当には、考えたことが無かった…

【出典:3月のライオン9巻165ページ】

勝てば、タイトルを取れば、そこで終わり。ではなくて、らせんのように道は続いていて、あー人生もそうだよなってしんみり思ったりして(笑)
でも、だからこそ、“人生”はあらゆることに挑戦し甲斐があるのかなーと思ったのでした☆

まとめ

今回は久々に(笑)心穏やかに読み終えることができました(*´ω`*)とは言え、ひなちゃんと零君の高校生活も気になるし、恋のゆくへも気になるし、そろそろ零君の対戦も恋しくなってきたし、10巻も楽しみだらけですね♪

 

☆1-7巻、13巻のあらすじと感想も書いてます☆

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