愛岐トンネルに紅葉散策に行ってみたところ・・・感動するレベルですごかったので、愛知在住の私が、写真つきで見どころや混雑状況、撮影ポイント、アクセス情報まで徹底ご紹介させて頂きます!
愛知県で紅葉が有名なところといえば、多くの方は香嵐渓を思い浮かべるのではないでしょうか。全国的にも有名な紅葉スポットですよね。約4000本ものもみじが色づくので、多くの方が足を運ぶのもうなずけます。
他には、茶臼山高原、岩屋堂公園、鳳来寺山など、いくつも有名紅葉スポットがありますよね。
有名すぎて、皆知っているし…もっと他に穴場はないかな~?」と、お探しの方に愛知在住松子おすすめ!!
普段は立ち入ることができない貴重な場所に、期間限定で足を踏み入れることが許される知る人ぞ知る!穴場な紅葉スポットをご紹介したいと思います。
その名も…愛岐トンネル群!
登録有形文化財に登録されている愛岐トンネル群は、とっても素敵な場所のため、近年訪問者が増加傾向にあります。けれど、まだまだ知らない人も多く、話題になること間違いなし!</

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愛岐トンネル群の歴史と特徴!

紅葉をより楽しむために、愛岐トンネル群とは何なのか?歴史と特徴についてご紹介していきたいと思います。

歴史~愛岐トンネル群発見まで~

愛岐トンネルは、明治29年(1886年)に建設され、明治33年(1900年)に開通。
昭和41年(1966年)に廃線となった、愛知県と岐阜県の境にある旧国鉄中央線の廃線跡です。
1~14号までのレンガで作られたトンネルがあり、現在使用されているのが1,2号。
3~14号は廃線となってからは、長い間忘れ去られ放置されていました。
※9号は昭和40年(1965年)に撤去されたそうです。
古老の発した一言により、レンガのトンネルの存在を知り、市民有志者が探し回り、苦労の末発見!
平成19年(2007年)から、現・NPO法人愛岐トンネル群保存再生委員会の方の活動により、現在公開されている、3~6号のトンネルが開拓・整備されるようになりました。

特徴その1~近代化産業遺産と登録有形文化財に認定~

平成21年(2009年)2月、近代化産業遺産 続33に認定。
平成28年(2016年)7月、愛岐トンネル群の3つの施設が国の登録有形文化財に登録。
鉄道トンネルとして東海3県下で初めて登録されました。
NPO法人愛岐トンネル群保存再生委員会の方の活動のおかげで、長い間眠っていた貴重なトンネルは、文化財として認められるまでに。
次は国の重要文化財指定を目指しているそうなので、今後が楽しみですね。

特徴その2~レンガ~

愛岐トンネル群はレンガ積みを基本としています。内部も全てレンガ積みだそうです。
そのため、名古屋から多治見間で使用されたレンガは約1890万本にのぼり、レンガ構築物で日本一の可能性があるようです(現在調査中)。
そして、いくつもあるトンネルの入り口は、どれも違ったデザインだそうで、トンネルに対する思いが伝わってきますね。

写真を撮らずにはいられません!

特徴3~豊かな自然~

開通してから廃線になるまでは伐採され寂しい風景だったようですが、廃線後~2007年に発見されるまでの間で、豊かな自然が回復。
樹木の本数621本、草花類約160種、昆虫類は約226種確認されているようです。
NPO法人愛岐トンネル群保存再生委員会の方は、“近代化産業遺産と自然との共生”を目指し、極力手を加えないようにされているとのこと。
実際に行ってみると、色んな発見があり好奇心がくすぐられ、子供の頃の純粋な気持ちを思い出すことができます。
豊かな自然に囲まれて過ごしていると、あくせくした毎日がちっぽけに感じ、日ごろの疲れなんてどこへやら!ですね。

紅葉や周辺の様子

松子が実際に足を運び、撮影してきた写真たちを公開します。

まず最初に目にしたのは、大きな暖簾が出迎えてくれる3号のトンネルです。
入場料の100円を払っていざ出陣!一気にテンションが上がりますよ~!

このようにライトアップされているトンネルもあれば、されていないトンネルもあります。
懐中電灯は忘れずに!暗いので、足元には十分に気を付けてくださいね。

沢山の方が行き来しています。カメラを持った方も沢山いました!
赤、緑、黄色と、色どり豊かな道はどこまでも続きます。
道中、コンサートの開催や売店などもありました。

もみじで埋め尽くされた絨毯も発見。思わずダイブしたくなりますよね!(実際はしないでくださいね笑)

自然な岩なのに…ゴリラにしか見えません!!

この水車は、釘を1本も使わずに作られた木製の水車だそうです。NPO法人愛岐トンネル群保存再生委員会の方の手作りなようで、愛岐トンネル群を活性化させたい!という熱い想いが伝わってくるかのように、元気よく回っていました。

川に映った木々たちが、まるで鏡に映っているかのようにきれいです。
このように、撮影スポットはそこら中にあふれています。

健脚者コースの玉野古道の一コマ。
健脚者という一言に、普段運動をしない松子は歩ききれるのかドキドキしながら足を踏み入れました。
登り下りがあるので多少息が切れる場面もありましたが、運動不足の松子でも、無事歩ききることができました!せっかくなので行きと帰りで違う道を歩まれることをお勧めします。
5号と6号の間に、玉野古道へ行くことができる道があります。
行きでトンネルを楽しんだ後は、帰り道はぜひ玉野古道へ!

公開の期間は?

春と秋の年に2回、約計10日間一般公開されます。まだ2018年の秋公開の日程は公表されていませんが、昨年は11月25日(土)~12月3日(日)の9日間公開されていました。

散策にはどのくらい時間がかかるの?

片道約1.7kmの区間を往復します。所要時間は約2時間ですが、休憩をしたり写真を撮ったりして楽しんでいると、あっという間に時間が経ってしまいます。存分に楽しみたい方は余裕をもってお出かけください。

トイレは?

入り口階段下、レンガ広場、6号多治見口の3か所と、定光寺駅の計4か所あります。
愛岐トンネル群保存再生委員会のHPに詳しい図が記載されています→https://aigi-tunnel.org/about_tunnel.html

アクセスは?

会場や会場付近には駐車場がありません。
JR中央線の定光寺駅が最寄り駅となっていますので、電車をご利用ください。
平日は1時間に2本の普通電車が停まるそうですが、特別公開の時には土日祝日に快速電車が停まります。
名古屋からは約30分で行くことができます。
受付はJR中央線 定光寺駅を下車し上流300m先で行っております。
見学料として100円(保険料・会場整備費含む)をお支払いください。
※小学生以下は無料

持ち物や注意事項は?

トンネル内は暗いため、懐中電灯を持参ください。
歩きづらい場所もあるため、履きなれた運動靴や登山靴などで行かれることをお勧めします。
近年ペットを連れてお出かけされる方が増えていますが、こちらはペット入場不可となっておりますのでお気を付けください。
詳しくは、愛岐トンネル群保存再生委員会の公式サイトをご覧ください→https://aigi-tunnel.org/

まとめ

豊かな自然がたっぷりで、文化財にも登録されている愛岐トンネル群。
年々来場者数が増え、昨年公開時は過去最高の25,263人の方が訪れたそうです。
愛岐トンネル群保存再生委員会の方のご尽力はもちろん、愛岐トンネルの魅力がたくさんの方に広まってきているからだと思います。
けれど、まだまだ知らない人も多く、存分に紅葉が楽しめる穴場スポットです!
ぜひ足を運んでみてくださいね。

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