毎日の子育ての中で、「楽しいな」「幸せだな」そう思う瞬間は、どれくらいありますか?
お腹の中に命が宿ったと知ったとき、あんなに嬉しくて、
生まれるまでの時間は、会えるのが待ち遠しくて、あんなに自分のお腹の中にいる我が子が愛しかったはずなのに。
いざ、子育てを始めてみると、想像以上に大変で、孤独で、しんどくて・・・。
そんな毎日の中でも、心の中には、「本当は、もっと子供との時間を楽しみたい」そんな気持ちがあるはず。
辛い、苦しい、誰か助けてって言いたくなる日だってある。
だけど、そんな1日の中にも、ほんの少しかもしれないけれど、楽しい、可愛いって思える瞬間がきっとあるはず。
こんにちは。学びママです。連日連夜の子育て、いつも本当にお疲れさまです!!
さて、今日は、私が子育て暗黒期を乗り越えた方法、そして現在の奮闘記を余すところなくお伝えしていくシリーズ「あきらめ子育て論」第18回です。
前回に引き続き、今日も、正しく「あきらめる」ことで、子育てがちょっと楽になった、そんな私の体験談をお届けしていきますね。
◆「あきらめ子育て」って何ぞや?と思われた方は
→《子育てがしんどい時期はいつまで?心が楽になる【あきらめ子育て論】》
1.転機
人生には、いくつかの大きな転機というものがあると思うのですが、私にもそういう転機が何度か訪れました。
その中でも、私の生き方そのもの、見えている世界のとらえ方を変えてくれた転機は、
ふとした瞬間に「あ、私、今幸せじゃん」って気づいたことでした。
ちょうど辛いことや苦しいことが重なって、その上、子供はイヤイヤ期のピークで。
もう、本当に誰かに助けて欲しかった。
そんなとき、たまたま出会ったあるブログをきっかけに、私は、今ある幸せに気づくことができたのです。
「当たり前」の中で生きていると、気づけない幸せがいっぱいあります。
でも、私たちは、そうい幸せに気づけるチャンスを与えられています。
それは、皮肉にも、災害とか、誰かが亡くなったとか、そういう辛く悲しいニュースに触れたとき。
そういうとき、人は、実はこの、「当たり前そのもの」が幸せなことなのだと気づくのです。
「楽しい」もそれと一緒。
「可愛い」もそれと一緒です。
当たり前にあると、分からないのです。
苦しいことやしんどいことばかりに目が向いているときは、目の前にあっても見えないのです。
本当は、楽しい瞬間も、可愛い瞬間もいっぱいあるのに。
2.小さな幸せ
先日、息子と一緒に近所のスーパーに買い物に行ったときのことです。
レジを済ませたあと、買ったばかりのシール付きのお菓子を早く開けたくて、うずうずしていた息子。
私が買った商品を袋に入れているときに、「開けていい?」ときくので、「おうちに帰ってからにしてくださーい」と答えたら、
「じゃ、早く帰るよ!!」って、お菓子を持ってスタスタと出口の方まで歩いて行ってしまいました(^^;
私は、まぁそういうことは日常茶飯事なので、「もぉ・・・やれやれ」と小さなため息でも出そうな感じだったのですが、
そのとき、隣にいた50代くらいの女性が「クスッ」と笑って、そんな息子を微笑みながら見ていたんです。
その女性が何を思って微笑んでくれたのか分かりません。
もしかしたら、同じくらいのお孫さんがいるのかもしれないし、お子さんが小さかったときのことを思い出したのかもしれません。
でも、私は、その姿を見て、あぁ、こういう「普通の状態」(というより、なんなら、ため息でも出てしまいそうなシチュエーション)でさえも、
きっと、10年後20年後、思い返したら、かけがえのない可愛い時間で、楽しい毎日なんだなと、そう思ったのです。
つい最近出会った言葉に、
人は、人の悪いところを探すのは得意だ。いくらでも見つかる。でも良いところというのは、努力しなければ見つからない。
そんな話がありました。
それと一緒だと思うんです。
子育て中、しんどいこと、大変なことは、嫌というくらいいくらでも見つかる。
だけど、幸せだなぁ、楽しいなぁ、可愛いなぁという瞬間。それは、心に余裕があるときしか見つけられないと思うんです。
余裕のない毎日の中では、意識しないと、なかなか見えないものだと思うんです。
ふぅーっと深呼吸でもして、幸せだったこと、楽しいなぁと思ったこと、可愛いなぁと思った瞬間を思い出してみてください。
探してみてください。
あなたは、楽しそうに子育てをしているママを羨ましく思っていたかもしれない。
もしかすると、そんなママをみて、自己嫌悪に陥ることもあったかもしれない。
でも、心を落ち着かせて探してみれば、あなたの周りにも、そんな風に幸せ、楽しいって思える瞬間がきっとあるはず。
あなたのお子さんにも可愛い瞬間が、いっぱいあるはず。
「楽しいことなんて何もない、しんどいことばっかりだ!!」
そう思っていると、あなたの脳は、楽しくない証拠探しを一生懸命にしてくれます。
「しんどい」「辛い」に支配されていると、そういう証拠ばかりを見つけてしまうようになります。
そうすると、自分の周りには、「しんどい」ことしかないような気がしてきます。
まさに今、もしかしたら、しんどくて、辛くて仕方がない状態かもしれない。
そこから抜け出せなくて、苦しんでいるかもしれない。
でも、そういうときだからこそ、深呼吸をして、冷静になって、「本当にそうだろうか?」って考える時間を少し作ってみてほしいんです。
意識して、今日の楽しかったこと、幸せだったこと、お子さんの可愛かった瞬間を思い出してみてほしいんです。
それを見つけることができたら、愛しくて温かい気持ちに包まれたりします。
楽しいこと、幸せなこと、「私の毎日にもちゃんとあるじゃん!!」って思えるようになります。
そこに目を向ければ向けるほど、「幸せだな」って気持ちが大きくなっていくのです。
だから、もし、大変なことしか見えなくなって、しんどいって気持ちに飲み込まれてしまったとき。
そんなときは、少しだけ、「本当にそうかな?」って疑ってみてください。
楽しかったこと、幸せだったこと、思い出すことを、ほんの少しだけ頑張ってみてください。
3.未来からの応援
それから、もう1つ、誰かに助けて欲しいくらい孤独になったとき、辛くなったとき、私が使っている方法があります。
それは、未来の自分に声をかけてもらうという方法です。
今のこの大変な時間を乗り越えた自分を想像して、「もし、そんな未来の自分だったら、今の自分にどんな風に声をかけるだろうか?」って考えてみるのです。
未来のあなたは、今のあなたをいくらでも応援したいって思っているはずです。
慣れるまで、この方法は、違和感もあるかもしれません。
でも、それが少しずつ習慣になったとき、私がそうであったように、あなたの子育ても、きっと今より少し楽しくて、幸せなものになっているんじゃないかな。
そう思います。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。