白濱亜嵐さん主演の土曜ナイトドラマ『泣くな研修医』のキャストと、あらすじネタバレを最終話までご紹介します。

このドラマは、現役外科医の中山佑次郎さんが医療現場を描いた同名小説が原作です。
医療現場の緊迫感と厳しさが伝わる原作の雰囲気とはまた違い、ドラマは研修医たちが悩み葛藤しながらも医師として成長していく青春群像劇になっています。

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『泣くな研修医』キャスト紹介

主人公 雨野隆治(白濱亜嵐)


地方の大学を卒業して上京してきた1年目の研修医雨野隆治(あめのりゅうじ)。
悩みもがきながら成長する研修医を、GENERATIONS、EXILE、PKCZのメンバー白濱亜嵐さんが演じています。

隆治は幼い頃に兄を亡くしたことをきっかけに、医師の道へ。
一日も早く一人前の研修医になりたいと日々病院での業務に奮闘中です。

患者さんの命を救いたいと思っていますが、まだ現場での対応がわからず空回りすることも。
同期に対して見栄っ張りなところも多々見受けられます。

先輩指導医 佐藤玲(木南晴夏)


主人公隆治の指導医佐藤先生はいつも冷静でとても優秀な外科医。

研修医たちへの指導も厳しく、時にはそこまで言わなくてもいいんじゃ・・・というぐらいキツイ言葉を浴びせます。
ですが心には、医療への信念と覚悟を秘めています。

佐藤先生に木南晴夏さんはピッタリかも。

同期研修医 川村蒼(野村周平)

隆治の同期の研修医のひとり、川村蒼(かわむらそう)。
じつは原作に出てくる隆治の同期は川村だけです。

原作では都内の私大医学部を出て、隆治とは反対にサラッとスマートな研修医生活を送っている川村。
ドラマでは総合病院の次男で、優秀な兄にコンプレックスを抱いており、原作とは全く違った背景を持った役柄になっています。

同期研修医 滝谷すばる(柄本時生)

研修医一年目の滝谷はドラマオリジナルのキャラクターです。

医大を出たものの、サラリーマンとして3年間働いていた異色の経歴を持つ滝谷。
医師として3年スタートが遅れていることを負い目に感じています。

性格はとても素直で、隆治の見栄を張ったウソもすべて信じてしまうほど。
見ていて微笑ましくなります。

同期研修医 中園くるみ(恒松祐里)

同期の中でただ一人の女性、中園くるみもドラマオリジナルの研修医です。

幼い頃に両親が離婚し、母親と二人で暮らしてきました。
これからを生き抜くために資格を手にしたいと考え、手先が器用なこともあって医師を目指します。
学生時代は銀座のクラブでバイトをしていたこともある苦労人です。

拓磨の父親 山下武(木村昴)


交通事故で運ばれてきた10歳の拓磨の父親、山下。
息子を心配するあまり、隆治に息子を何とかしてほしい!と詰め寄ったりします。

演じる木村昴さんは、アニメ『ドラえもん』のジャイアンの声優さん。
現在は「おはスタ!」でもMCを務めています。

外科副部長 岩井智也(高橋和也)

 

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手術の鬼と言われる消化器外科副部長の岩井先生。
厳しい医師でもありますが、隆治を励ましてくれたり優しい一面も。

原作では、隆治が「あんな医師にはなりたくない」と思うほど患者さんへの対応もそっけなく、冷たい岩井先生。

演技派俳優、高橋和也さんが演じる岩井先生に注目です!

大腸がんの患者 石井直太朗(須賀健太)

 

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隆治と同じ25歳の末期がん患者。
医者になりたかったもののセンター試験の点数が足りずに工学部に入り、医療機器関係の仕事についています。

第1話あらすじ「同期って仲間ですか?」

牛ノ町総合病院で一年目の研修医として働いている主人公雨野隆治(白濱亜嵐)。

同期の研修医、川村(野村周平)、滝谷(柄本時生)、くるみ(恒松祐里)たちと共に、院内の面倒なことに率先して対応する研修医として、毎日院内の雑用で忙しい日々を送っています。

現場に出たばかりの隆治は、急患の患者へ何も対応できずあたふた。

結局、診断も処置も先輩指導医の佐藤先生(木南晴夏)が行いますが、同期たちには処置は自分がした、と見栄を張って話すのでした。

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ある日、腹痛を訴えた14歳の少女のアッペ(虫垂炎)が判明し、後日手術を行うことに。

医師たちは誰もアッペの手術をやりたがらず、外科副部長の岩井(高橋和也)は隆治にオペをやるよう声をかけます。

初オペが決まり、手順の確認に余念がない隆治。

うぬぼれた隆治は、患者さんへの対応でケンカした川村(野村周平)と滝谷(柄本時生)に、俺だけオペできることを妬いてんの?」と言ってしまい、二人に呆れられてしまいます。

いよいよオペの日。

緊張で震える隆治がメスを持った途端、佐藤先生に執刀を代わられてしまいます

手術後、一体何が起こったのかさっぱりわからない隆治は岩井先生のもとへ。

すると、研修医の心構えの研修だと返されてしまいます。

佐藤先生にも、自信のない研修医に執刀はさせられないと言われ、自分の思い上がりが恥ずかしくなる隆治

同期の研修医から初オペについて聞かれると、落ち込みながら「全部佐藤先生がやった」と告げるのでした。

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第2話あらすじ「研修医って何者ですか?」

高速道路で正面衝突が発生し、骨折の父親と母親は別の病院へ搬送。

腹壁損傷の重傷を負った10歳の拓磨だけが隆治の病院に運ばれ、緊急手術を受けることになります。

隆治は拓磨への処置に右往左往し、看護師たちの足手まといに。

挙句の果てには、手術後の拓磨の傷跡を見てバッタリ倒れてしまいます

相変わらず同期には自分がテキパキと治療に関わったかのように話す隆治。
しかし、同期の川村とくるみ(恒松祐里)はすべてはったりだと気づいていました。

ダメダメな現実がわかっている隆治。
それでも母親を心配させないように、自分が医師として役に立っているんだとメールで伝えるのでした。

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看護婦から拓磨の病状について話を聞いているところに、拓磨の父親(木村昴)がやってきます。

拓磨の病状を聞こうと詰め寄ってくる父親に根負けした隆治は質問攻めにあい、「ここ数日がヤマ場」と答えてしまいます。
それを聞いて不安になったと父親は「息子を助けてほしい」と土下座。

外科の鴨下先生(吉田ウーロン太)に、なんで「ヤマ場」だなんて言ったんだと怒られ、指導医の佐藤先生にも、存在が迷惑だと言われてしまうのでした。

がっつりと落ち込んで、珍しく同期の前で弱音を吐く隆治。

そんな時、拓磨の病状が悪化しているという連絡が入り拓磨のもとへ急ぎます。

病棟へ向かいながら、隆治の脳裏には幼い頃の悲しい記憶がよぎるのでした。

 

第3話あらすじ「患者さんの心見えていますか?」

胃がんで入院している87歳の患者・森山さんは、認知症で会話ができません。
森山さんは若い頃、将棋で賞をとったほどの実力の持ち主でした。

治療方針を決めるカンファレンスで、先輩医師たちは森山の手術を行わず、BSC(症状を和らげる治療)で行くことを決めます

治せる腕があるのに手術をしない方針に納得がいかず、医師たちの前で治療を訴える隆治。
しかし、先輩医師たちにも指導医の佐藤先生にも一蹴されてしまいます。

一方、同期のくるみが担当するのはシングルマザーの石原。
放射線治療化学療法での根治を勧めますが、娘の中学受験まで待ってほしいと言われてしまいます。

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納得いかずに悩む二人

夜、隆治が担当する森山がベッドの上に立とうとして転倒。
ベッドに固定されてしまいますが、また別の夜も上に手を挙げて何かをブツブツ話します。

森山の謎の行動が気になる隆治。
同期たちの会話から、天井に将棋盤が見えたのではと思いつき、森山さんに将棋の勝負を挑みます

隆治の森山さんに対する姿を見て、自分は患者さんに何ができるのか考えるくるみ。

くるみは自分が受験で使っていた参考書を持って、患者さんの娘の家庭教師を買って出ます
だから安心して治療を始めてほしいと話し、患者さんも治療を受け入れるのでした。

牛ノ町総合病院にはケアに特化した施設がないため、森山さんは転院が決まります。
隆治は森山さんを見送り、初めて涙を流します。

第4話あらすじ「嘘は悪いことですか?」

大腸がんを患い入院している石井直太朗(須賀健太)は、25歳で隆治と同じ年。
転移が複数で抗がん剤治療をしてきましたが、これ以上抗がん剤治療を行わず痛みをとる治療をメインとすることを医師たちは判断

佐藤先生は石井と父親にそのことを伝え、父親には、息子さんの命は長くて1ヶ月、早くて週単位の状況だとはっきりと言うのでした。

佐藤先生に、あんなにハッキリ言わなくてもよかったのではないかと伝える隆治。
すると、真実をオブラートに包んで嘘を期待させるのは自分が背負いたくないだけじゃないのか、と言われてしまいます。

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隆治の元に、拓磨が嘔吐したものを誤飲してぐったりしていると連絡が入ります。
どうやら、おならが出れば拓磨の具合がよくなると隆治から聞いた父親が、拓磨にサツマイモを食べさせたとのこと。
拓磨は落ち着いたものの、隆治はギクッとするのでした・・・。

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隆治は石井から、医療機器メーカーで仕事をしていて、本当は医者になりたかったけどセンター試験の点数が足りずに工学部に入ったことを聞きます。
複雑な思いになる隆治。
すると石井の具合が悪くなり、突然嘔吐してしまいます。

急いで佐藤先生に相談すると、腸が機能していない腸閉塞によるもので鼻から腸の中のものを出すために挿管することに。
いつまで管を入れたままなのかと聞かれた隆治は思わず、数日で抜けると思いますよ、と嘘をついてしまうのでした。

答えに安心する石井を見て、隆治は自分のついた嘘に落ち込み、同期たちに嘘をついてしまったことを話します
すると同期たちは、人を助けるための嘘だったと言って隆治を励まし、自分たちの嘘をそれぞれ告白。

隆治は同期たちに励まされ元気を取り戻し、不揃いの仲間たちもいいなと思うのでした。

第5話あらすじ「25歳の夢って何ですか?」

容体が悪化し鼻から挿管した石井(須賀健太)でしたが、どうにか持ち直し一安心する隆治(白濱亜嵐)たち。

石井を屋上に連れ出した隆治は、石井から個人情報だという箱を託され、自分に何かあったら処分するか引き取るかしてほしいと言われます。

「これで一つ夢が叶った」と言いながら石井が取り出したメモには、死ぬまでにやりたいことリストが書かれていました。

そこに書いてあるのは、すべて当たり前のこと。
病気になると当たり前のことが夢になるんですね、当たり前って偉大です、と石井は言うのでした。

・・・・・・・・・・・・

ある日隆治は石井から、半日だけでいいから外出させてほしいと言われます。
ずっとベッドで寝ていても現実は何も変わらない、時間がないから夢を叶えて欲しいと言う石井。

隆治は佐藤先生に相談。絶対に半日だけということで許可をもらいます。
そして、このタイミングを逃すともう次はないから最高の外出にしてあげるように言われるのでした。

 

そこへ拓磨が吐いてしまったと連絡が入り、隆治は石井の外出に同行できなくなります。
代わりに同期のくるみが外出に同行することになりますが、石井はどこか嬉しそう。

お茶や買い物など、メモに書かれた当たり前のことを一つ一つこなし、夢を叶えていきます。


石井はくるみに、自分には同期はいないけれども同士がいる。
それはいつも気にかけてくれる患者の徳田(清水ミチコ)だと話します。

石井は外出の最後に、徳田の病室へお見舞いへ。
どうして大事な外出の時間を自分のお見舞いに使ったのかという徳田に、石井は大事な時間だからこそお見舞いに来たんだと言い、くるみと一緒に買ったケーキを渡すのでした。


第6話あらすじ「医者の日常って何ですか?」

やりたいことリストを着々と実行しエンディングの準備を進めている石井。
隆治は、最後の時にはこれを渡してほしいと、佐藤先生と徳田さんへの手紙を託されます。
自分への手紙がないことに少し引っかかる隆治でした。

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一方同期の川村と滝谷は、連日泊まり込みで疲れている隆治に息抜きさせようと合コンを計画。
無理やり隆治を連れ出します。

川村や滝谷は女の子たちと盛り上がりますが、隆治はひとり席を外して外へ。
そんな隆治のもとへ合コン相手の一人、はるか(芋生悠)がやってきます。

話していると胃がんで亡くなったはるかの母の話になります。
はるかの母の担当医が当時研修医だった佐藤先生だったことがわかり、はるかから今の佐藤先生からはまったく想像できない姿が語られるのでした。

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合コン後、拓磨がまた吐いてしまったとの連絡が入り、隆治は急いで病院へ。
病室に駆けつけたときには、すでに佐藤先生による処置が終わっていました。

佐藤先生に、夕方拓磨の様子を見に行っていれば、その時に異変に気付いて処置できたはずと問い詰められる隆治。
そして、医者は一度でもミスすると患者を殺す仕事であること、覚悟がないならやめるよう言われてしまいます。

その頃石井は、やりたいことリストに書いてあった新商品の企画書を作るため、夜遅くまでパソコンへ。
しかし大量に嘔吐し誤嚥してしまいます。

これ以上病状の改善は見込めないため、挿管しないことを決めた佐藤先生。
石井の父親に、極めて厳しい状況であることを告げるのでした。

それでもパソコンに向かう石井。
隆治は止めますが、石井から、たまには自分の常識を疑わないと大事なことを見失ってしまう、と言われてしまいます。

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夜中の医局でひとり、石井の言葉の意味を考える隆治。

そこに佐藤先生がやってきて、今晩病院に泊って欲しい、何かあったらいつでも連絡するようにと言って帰っていきます。
佐藤の言葉に、石井の状況がそんなにも悪くなっていることに気づくのでした。


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第7話あらすじ「医者にとって死は日常ですか?」

力なく横たわる石井から、引き出しの中の白い封筒を取り出し受け取るよう示される隆治。
石井は弱々しい字の筆談で「なくなよ」と隆治に伝えます
隆治は石井に対して何もできず、見守るしかできない自分を無力だと思うのでした。

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隆治は仮眠で石井の夢を見ます。それは医者になった石井が拓磨に、人には決められた命があって拓磨は大丈夫だ、と話しかけている夢でした。
目が覚めた隆治が思わず石井から渡された封筒を取り出すと、中には隆治宛ての手紙が。
手紙には、石井が医者になって世界中の病気を失くしたかったこと、その夢を隆治に託したいと書かれていました。

そこへ石井の容態が悪化したと連絡が入り、隆治は急いで病室へ。

病室で隆治が石井に声を掛けると、「僕そろそろ行きますね」という言葉を残し、静かに息を引き取ります。

佐藤先生に促されて最後の確認をした後、思わず病室を出て廊下でうずくまりまる隆治。
そこへ外科副部長の岩井先生から、病院の主役は医者じゃなく患者であること。患者から生き方を教えてもらったこと、だから泣くな研修医、と諭されるのでした。

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石井が亡くなった後、隆治が見た夢が現実になったように、無事に拓磨のおならが出ます。

拓磨はサプライズで退院したお母さんに会うことができて大喜び。
佐藤先生が出勤前に拓磨のお母さんの病院に寄って、拓磨の様子を動画で見せてあげたりしていたのでした。

屋上で七夕の笹飾りを見ていた研修医たち。
短冊を結ぼうとしていると、くるみが石井のベッドの下から出てきたメモを隆治に渡します。

メモには「いい医師研修医に診てもらう」と書かれ、叶った証のチェックが入れられていました。
それを見た隆治は、ボロボロと涙を流すのでした。

第8話あらすじ「自分らしさって何ですか?」

隆治たち研修医は、そろそろ専攻を決める時期。
それぞれが進路を考え始めていました。

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腹痛を訴えるコピーライターの北村(トリンドル玲奈)が診察にやってきます。
診察を担当したくるみは、婦人科の方がいいのではと佐藤先生に相談しますが、患者の希望ならと外科で受け入れることに。

くるみは北村のエコーの練習のために研修医たちに協力をお願いし、お互いにエコーをしあうことに。
くるみの番になり、モニターをチェックした隆治は気になる影を見つけますが、思わず「異常なし」だと言ってしまいます。

後日、北村のエコー検査をしたくるみは腹水の溜まりを見つけ、検査入院をすすめます。

忙しいくるみのもとに、心配する隆治から無理をしないようにとのメッセージが送られてきます。
嬉しくなるくるみですが、合コンで出会ったはるかから手作り弁当を渡されている姿を見てしまい、複雑な気持ちに。

隆治は忙しそうなくるみを心配して声を掛けますが、逆に「邪魔しないで」と言われてしまうのでした。

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気になる隆治は、放射線科の藤堂先生に患者のものと言ってくるみのエコー画像を見てもらうことに。
はっきりわからないが子宮頸がんの可能性があると言われた矢先、研修医室に戻ったくるみが倒れてしまいます。

急いで放射線科で見てもらうと、相当前から痛みが出ていたはずとのこと。
隆治は佐藤先生に、くるみの腹水に気づいていたのに自分らしく話せなかったことを伝えると、そんな自意識邪魔だと言われてしまいます。

同じ腹痛を抱えるくるみと北村。
子宮頸がんではないかと不安になる北村でしたが、腹痛は子宮浸潤であることがわかります。

そしてくるみは子宮内膜症であることが判明し、5日間の安静入院に。
くるみはこれから美容整形に進みたいことを佐藤先生に話すと、どんな道でも誰かの支えになって自分らしくいられるならいいんじゃない、と背中を押されるのでした。


第9話あらすじ

いよいよ進路を決める期限が迫り、真剣に将来を考え始める研修医たち。
そんな中、第2外科は超過勤務が問題になっていて、強制的に土曜日を完全リフレッシュ休暇として大バーベキュー大会を開催。入院中のくるみ以外、研修医たちも佐藤先生、看護師たちも参加することになります。

バーベキューや自然散策など、キャンプ場で楽しむ一行。
そのキャンプ場は拓磨が毎年家族で遊びに行っているキャンプ場でした。

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その頃くるみは入院で後れを取ったことを不安に感じ、美容整形にしようと思っていた進路について悩み始めていました。
悩みを聞いていた北村から、「恋してる?」と聞かれるくるみは戸惑います。

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キャンプ場に来れない拓磨のために写真を撮っていた隆治は、ふと川村がいないことに気づき、川で浮かんでいる川村の姿を発見

心臓マッサージや人工呼吸などを行い心拍が戻るものの、心拍が弱く右肺が動いていない川村。
佐藤先生の指示のもと、医療器具がない中テキパキと手当を行う一行でしたが、その中で滝谷はひとり、動けないままでした。
みんなの手当のおかげで川村は意識を取り戻し、無事に病院に運ばれます。

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くるみは佐藤先生に、なぜ他の病院が誤診した患者さんを受け入れることにしたのかを尋ねます。

佐藤先生は自分にはダウン症の弟がいて、母親がいつも病院で、通常の治療でうまくいくかわからないと言われてきたことを話し始めます。患者さんが聞きたいのは絶対うまくいくという言葉ではなく、全力で治療するという言葉なのだと。

キャンプ場での出来事や入院などで、それぞれ進路希望をどうするか、悩む研修医たち。

くるみは佐藤先生の話を聞き、もともとの志望である外科医でいいんだと気づきます。
そして夜の研修医室で、突然くるみは隆治にキスを・・・。

 

最終話あらすじ

進路希望提出を前に、研修医たちはその話題でいっぱい。
隆治は医師になると決めた時から変わらず、外科を希望。
進路を迷っていたくるみは外科医になることを隆治に宣言し、キスしたことはを忘れるように言うのでした。

オンライン診察に興味があった川村は、鴨下先生に新部署に誘われ、そこに進むことを決めます。
滝谷は内科に誘われ、それぞれが進路を真剣に考えていました。

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岩井先生の研修医時代の同期で、現在は医療途上国を飛び回っている医師の仲川(谷中敦)が入院してきます。
両脚の感覚障害と右脚の運動障害があり、仲川先生は治療後、すぐにでも赴任地に戻ることを希望していました。

しかし検査の結果、直腸がんの多発転移が脊椎に確認されます。
サポートとして仲川先生の担当をすることになった隆治は、仲川先生にどうするかを問われ返答しますが、岩井先生から自分が執刀医だった場合どうするかを考えて、答えをもってくるよう言われてしまうのでした。

なかなか仲川先生の治療法の答えが見つからない隆治は、研修医仲間に意見を聞きます。
4人で協力して調べたり意見を出し合っていく中で、隆治なりの答えを見つけ、岩井先生と仲川先生に治療法を提案。

手術によっては半身不随のリスクがあるのでは、と岩井から問われ言葉に詰まっていると、川村が現れてオンライン診療で世界とつなぐから医者を続けられると答えます。

そんな中、滝谷が病院を辞めて外から医師を支えると言い出し、川村も新部署でオンライン診療に携わることを白紙に戻すことを決心するのでした。

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拓磨のリハビリが終了し、退院が決まります。
両親と一緒に立ち去っていく拓磨を見ながら、事故で運ばれてきたときの拓磨を思い出した隆治は、拓磨を呼び止めて自分がどうして医師をめざすようになったのかを伝えます。

自分の兄が食べたものが原因で呼吸が止まり、病院に運んだけれども亡くなったこと。
ずっと兄が死んだのは自分のせいだと思ってきたこと。
両親が泣いて悲しむ姿を見て、もう誰にもそんな思いはさせないと思い、医者になろうと決めたこと。

その後、拓磨を見送りながらなぜか涙が出ない隆治でした。

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最後に4人で海に行く同期たち。
砂浜に寝そべりながら、隆治は4人の少し先の未来を想像します。

くるみは着々と外科医としての腕を上げ、川村は僻地医療へ、滝谷は医療ジャーナリストに。
隆治は外科医として走り回る日々。

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隆治は鹿児島に兄のお墓参りに行き、絶対にいい医者になり、その日が来るまでもう泣かないことを誓うのでした。

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『泣くな研修医』ドラマと原作との違いをチェック

『泣くな研修医』、ドラマではオリジナルのキャラクターも増えて、内容もかなり変わっています。
ドラマと原作の違いを楽しみながら観るのも面白いですね。
こちらでは1話ずつ、原作との違いをチェックしています。

原作『泣くな研修医』のあらすじ感想はこちらでご紹介。
泣くな研修医【ドラマ化】原作あらすじ感想・主人公の葛藤と成長に感動!

第1話の原作との違いは?

びっくりしたのが、隆治の初オペ。

ドラマでは隆治はオペの臨場感を味わうだけの「岩井スペシャル」、いわゆるドッキリで終わりましたが、原作では本当に執刀します!
オペが終わって床に座り込んで眠ってしまうんです。

原作を読んでいたので、ドラマを観ながら「え?うそでしょ?」って感じでした(笑)

第2話の原作との違いは?

  • 倒れたのは傷跡を見てびっくりしたからじゃない

隆治は拓磨の手術後の傷跡を見てバッタリ倒れますが、原作でも気を失います。
が、原作では傷跡を見てびっくりしたのではなく、疲れもあって立ち眩みで失神。

  • 母親と連絡はとらず

原作の中では最後の最後まで実家の両親とは連絡をとっていません。
兄が亡くなった原因を自分にあると思い、両親には遠慮しているところがあるようです。

  • 拓磨の父に「ここ数日がヤマ場」は言ってない

拓磨の父に質問攻めされるシーンはありましたが、隆治は「ここ数日がヤマ場」は言っていません。
拓磨が元気になるまで毎日病院に泊まり込みます!一緒に頑張りましょうって宣言しています。

第3話の原作との違いは?

  • 森山さんとの交流はなかった

隆治はカンファレンスで森山さんの治療を訴えますが、原作では先輩医師たちの前で自分の意見は言っていません。

ひとり悶々と悩み、同期の川村と意見を交わしています。

患者の森山さんとも将棋を通した交流もありませんでした。

ドラマでは森山さんと隆治の交流がクローズアップされていましたね。ドラマはドラマですごくよかったです!

第4話の原作との違いは?

  • 隆治のついた嘘を励ますのは、看護婦の吉川さん

石井さんに嘘を言ったあと、吉川さんに相談します。

原作では吉川さんは隆治のことをよく気にかけてくれて、隆治も吉川さんをとても頼りにしているんですよ。

吉川さんは隆治に、それは人を助ける『優しい嘘』なんだと言います。
優しい嘘を言った人には相手のすべてを受け止めるぐらいの覚悟が必要なんだ、でなければ『優しい嘘』はついてはいけないと言うのです。

わたしは原作のこのシーンが大好きです。
ドラマみたいに同期で励まし合うのもいいですね。

第5話の原作との違いとは?

  • 石井さんは外出していません。

原作では、石井さんは隆治が鼻から管を入れて優しい嘘をついた後も容態がよくならず、翌日には意識が混とんとしてしまいます。

外出するとか、やりたいことリストも出てこず、当たり前のことを楽しむ時間もなかったです。

ドラマでは容態が安定して、少しでも25歳の当たり前の夢を叶えることができてよかったなあ・・・涙。

第6話の原作との違いとは?

  • はるかの母の担当研修医は石井先生

ドラマでは佐藤先生の無表情なところや不愛想なところが強調されていますが、原作では、隆治にとって石井先生がああなりたくない医師でした。

6話での、医者は一度でもミスすると患者を殺す仕事だという言葉は、原作でも同じ場面で佐藤先生が隆治に言った言葉です。

第7話の原作との違いは?

石井さんは隆治にも手紙を残すことはなかったですし、最後に言葉を残すこともありませんでした。

ほんとにドラマでは、石井さんが「生き切れて」よかったです。

拓磨くんのおならが出て、お母さんに再会できて。原作では隆治はその後、兄の死の記憶に向き合うために鹿児島の実家に旅立つのですが、ドラマではまだエピソードがあるみたいですね。最終回は一体どうなるのでしょう・・・。

第8話、第9話の原作との違いは?

8話はすべて原作にないエピソードでした。

第9話も全然違いますね。

第10話の原作との違いは?

隆治が医師を目指した理由を拓磨が退院するときに話していましたが、原作では拓磨に話していません。

原作では拓磨親子を見て、自分も家族の在り方を見直したい、もう一度兄の死と両親と向き合おうと決めて鹿児島に帰省したのでした。

ドラマでも鹿児島にお墓参りに帰りましたが、さらっと終わりましたね。

原作の最後は?最終回ネタバレ

原作ではエピローグで、実家のある鹿児島に帰省します。

拓磨親子を見て、幼い頃に亡くなった兄・裕一の記憶の真実と向き合う覚悟を決めたためです。

両親の話から兄の死の真実を知る隆治は、兄の死をきっかけに両親に対して抱いていた思いを吐露。
わだかまりが解けた隆治は兄にすごい医者になることを誓うのでした。