山口県の冬、1月2月の観光で足を運ぶなら間違いなくココです!!

生まれも育ちも生粋の地元民のわたしが選んだ山口県の観光スポットをお伝えするシリーズ第4回。
今回は「1月2月に早春の花を楽しむならばココ!!」という定番やのんびり穴場スポットを心をこめてご紹介しますね。地域ブランド情報やカープファンおすすめ情報?まで盛りだくさんでお届けします。
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☆防府天満宮・菅原道真の愛した梅の花を楽しむ

地元民に日ごろから「天神さま」と親しまれている防府天満宮
防府天満宮は学問の神様・菅原道真公を祀った神社で、「日本で最初の天神さま」とされており、京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮と並んで「日本3大天神」と言われています。

天神さまといえば、道真公が愛していた梅の花ですね。
防府天満宮は2月の立春を過ぎたあたりから、咲き誇る梅の花で彩られます。
毎年2月中旬から3月上旬にかけて、梅まつりが催され、まつりの期間中は人形感謝祭や甘酒接待、出世梅の配布などの行事も行われ、出店も多くあり、たくさんのカメラを持った観光客でにぎわいます。

境内には16種類1100本もの梅の木が植えられており、あたりは一面白梅の白と紅梅のピンク色に染められ、花の色だけでなく高貴な香りが漂います。
とくに御手水奥にある梅園の紅白のしだれ梅は、華やかながらも気品があり美しく、訪れる人を魅了します。しだれ梅園からのぞむ楼門は特に美しく、道真公の梅に彩られて楼門も喜んでいるかのようです。ここは絶好のカメラ撮影スポットですよー!

防府天満宮の境内は広く、本殿をはじめ、歴史ある有形文化財が多くあります。
なかでも明治6年に完工した春風楼の楼上からは防府市街が一望でき、建物の歴史とともに景色を味わうことができます。楼閣の中には造られた時代の建造様式が見られ、その歴史の息吹を感じ、思わず楼閣内にじっとたたずんでしまいます。

参道右側にある茶室・芳松庵では作品展やお茶会も開かれ、美しい日本庭園を望めます(こちらは紅葉時期がおススメです)。お抹茶をいただきながら、ゆっくりと庭園を眺めてみてはいかがでしょうか(有料になります)。
芳松庵の入り口すぐの左手「暁天楼」奥には、防府天満宮のご神木が鎮座しています。参拝とともに、千年の歴史を見守ってきたご神木から、パワーを分けていただいてくださいね。

防府天満宮では年中行事も多く、七夕まつり、8月の御誕辰祭(夏祭り)、11月の御神幸祭(裸坊祭)など、年間を通じて見どころがいっぱい。参拝客が絶えることはありません。とくに11月の裸坊祭は天下の荒祭と言われ、すごい迫力です!またの機会にご紹介しますねー!!

さて、防府天満宮参道入口には、まちの駅「うめてらす」があり、山口県のお土産品の数々を販売しています。
なかでもおススメは、防府オリジナルブランド「幸せます」グッズです!!

「幸せます」は、ありがたいです、うれしく思いますなど感謝の意味を表す防府市の方言です。2010年に防府商工高等学校の生徒から方言「幸せます」のブランド化が提案され、地域で協議の末に実現した、市民が心を込めて育ててきたブランドです。
色んなグッズがありますので、ご覧になってより幸せ増す気分になってくださいね^^

防府天満宮
〒747-0029   防府市松崎町14-1
詳しくは防府天満宮公式ホームページにてご確認ください。

☆冠山総合公園・お散歩気分で山口県最大級の梅園を楽しんで

国道188号線沿いにある光市冠山総合公園
そこは梅や桜、バラ、ショウブなど、たくさんの花々を四季を通じて楽しめる、ゆっくりとお散歩しながらじっくりと花を楽しめる、そんなのんびりした憩いのスポットです。

中でも早春の梅園は素晴らしく、100種類およそ2000本の梅の木が植えられており、山口県最大級の規模です。
紅白の梅の花が一斉に花を咲かせている様子はとても美しく、上品な香りに満ち、見ごたえ十分です。中には蝋梅もあり、独特の色香を放っています。

2月中旬から3月初めにかけて、梅まつりが開催されます。出店や特産品の販売があり(土日のみ)、多くの人でにぎわいます。通常は入園無料ですが、まつり期間中のみ入園料100円がかかります。

公園内はとても広く、小高い丘になっており、梅を鑑賞しながらしっかりとよいウォーキングにもなります(山道のような場所もありますので、歩きやすい靴がおすすめです!)。
丘の頂上あたりにつくと、ぱっと目の前に穏やかな瀬戸内海が見られ、ほおっと心が落ち着きます。梅とともに、頂からの景色の良さもゆっくりと満喫ください。

日本庭園や水路、オートキャンプ場が整備されており、誰もが自然と親しめる公園になっています。
公園奥の山の斜面には、たくさんの遊具を備えた「こどもの森」もありますので、お子さまもしっかり存分に楽しめちゃいますよ。

また庭園の修景池では、広島カープのCマークが頭についている鯉の「カープちゃん」が2016年に発見され、公園の人気者になっています!! 写真の池の鯉のどれかが、カープちゃんです・・・。
カープファンのみなさん、ぜひカープちゃんを探しにいらしてくださいねー^^カープちゃんを見てカープを応援しよう!

光市冠山総合公園
〒743-0001  光市室積村6288
詳細は光市観光協会公式ウェブサイトをご覧ください。

☆萩市笠山・椿の群生林が冬の景色を彩って

歴史の街・萩。
3年前にその街並みが世界遺産に指定されたことは、記憶に新しいかと思います。
城下町の街並みではなく、同じ萩市にある東洋一低い火山といわれる、自然豊かな笠山一帯をご紹介します。早春の時期は、笠山の椿群生林をぜひご覧ください。

笠山には約25000本ものヤブ椿の群生林があり、冬には美しい椿の花が咲き誇ります。
群生林の中は、あたり一面の椿に圧倒され、歩道に飾るように落ちている赤い椿の花は本当に美しく、ゆったりと椿の花をお楽しみいただけます。
その赤色の美しさは、冬のこの時期になると毎年見に行きたいと思う場所です。

見ごろを迎える2月中旬から3月初めにかけて、笠山では椿まつりが催されます。まつり期間中は越ケ浜市営駐車場から笠山群生林の間で無料シャトルバスが出ています。ご利用ください。
まつり中の土日には、ステージイベントやお茶席、地元特産品の販売も設けられます。

笠山にはそのほか、多くの見どころスポットがあります。
山頂近くまではドライブウェイがつながっており(道が細いのでご注意ください)、気軽に山頂へ登れます。山頂には直径30メートル、深さ30メートルの噴火口があります。中には遊歩道が設置されていて、なんと!噴火口内を見学することができます!

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明神池(国指定天然記念物)は、溶岩の割れ目から海水が潮の満ち引きによって出入りする塩水湖です。池であるのに、ボラやマダイ、スズキなど海の魚が生息している不思議な水族館のような池です。

また笠山は「日本の夕陽百選」に選ばれた場所です。笠山の山頂から広々とした日本海を望む夕暮れは、大変美しい景色です。お時間が許すようでしたら、ぜひ絶景をご覧ください。

そしてそして、萩は日本海で獲れた海産物がとーってもおいしいところです!!
笠山から2~3キロの場所にある道の駅「萩しーまーと」にて、獲れたて新鮮な海産物を味わうことができます。海産物もお土産品もたくさん。椿や景色を目で楽しんだ後は、どうぞお腹もいっぱいになってくださいねー。

萩市・笠山
萩市椿東越ケ浜
詳細は萩市観光協会公式サイトをご覧ください。

☆まとめ

今回は山口県で早春の花を楽しめるおすすめスポットをご紹介しました。いかがでしたか?
寒い冬の時期、少し早い春の訪れを山口県で感じていただけると、幸せます。
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