山口県の紅葉は素晴らしいところが沢山ありますが・・・11月12月に抑えるのはココです!!

生まれも育ちも生粋の山口県民のわたしが選んだ定番・穴場の山口県の観光スポットをお伝えするシリーズ第3回。
今回は「山口で11月12月に紅葉を見るならばココです!!」というスポットを心をこめてご紹介しますね。
県下の有名な紅葉スポットから、紅葉にはちょっと意外?な有名スポットと明治維新150年企画情報まで、合わせてお届けします!
7月8月の観光おススメスポット9月10月の観光おススメスポットもあわせてどうぞ。)

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☆長門峡・中原中也も絶賛した名勝

山肌を彩る色鮮やかな木々の紅葉、穏やかな水面に映る山の彩り。秋の長門峡は自然の宝石箱のよう・・・。

四季折々に美しい景観を見せる長門峡。秋には色づいた渓谷を見ようと、たくさんの観光客でにぎわいます。
山口県出身の詩人・中原中也も在りし日にこの渓谷の景観を絶賛しました。

長門峡は二か所入り口があり、ひとつは山口市阿東町の道の駅・長門峡側、もう一方は萩市竜宮淵側にあります。どちらも無料駐車場があります。

遊歩道の総距離は約5.1キロ。片道およそ100分の所要時間がかかります・・・。
秋のよい運動にはなりますが、長時間の散策になりますのでお体に無理のない距離の散策をお勧めします!
紅葉シーズンの11月には、竜宮淵から道の駅・長門峡を結ぶ有料のシャトルバスが運行されますので、ご利用ください(今年の運行は事前にご確認ください)。

散策路は整備されていますが、狭いところや、路面が濡れて滑りやすい場所もあるので、歩きやすい靴での散策をおすすめします。
トイレは渓谷内にはありません。道の駅・長門峡と竜宮淵にありますので渓谷に入る前にご利用くださいね。

渓谷のなかに入ると、徐々に両側が鋭く切り立った山肌を色とりどりの木々が覆いかぶさるように迫ってきます。
せり出した遊歩道から見る山の木々の景色は美しく、山の紅葉を映し出す静かな水面と、大きな音をたてて岩の間を流れる激流の静と動の対比をお楽しみいただけます。

どの場所も美しく紅葉を堪能できますが、短い距離で紅葉をより楽しむのであれば、萩市竜宮淵から散策することをおススメします。(竜宮淵までの車道は狭くなっておりますので、運転にはお気を付けください。)
竜宮淵はゆったりとした淵に色とりどりの紅葉が映り込み、竜宮城を思わせるようだったことからこの名がついたそうです。
竜宮淵からおよそ15分歩くと、急流の上にかかった紅葉橋とよばれる赤い吊り橋があります。赤い橋が山の紅葉の景色によく映えて、ここが長門峡内でのいちばんの紅葉撮影スポットと言われています。

渓谷内の休憩スポットは、竜宮淵と道の駅長門峡の真ん中あたりにある「鈴ケ茶屋」です(不定休)。川の流れのすぐそばで鮮やかな色彩の渓谷を間近で楽しみながら、アユ料理やうどんをいただける、風情のあるお茶屋さんです。
川沿いのお座敷はとてもすがすがしく、いつまでもこの大自然のなかにいたい・・・とついほっこりしてしまいます。

道の駅・長門峡付近では県道に添ってJR山口線が走っており、時期とタイミングがあえばSL「やまぐち」号を間近で迫力いっぱいに見ることもできますよ(SL「やまぐち」号は9月10月観光おススメ記事でご紹介しています)。

長門峡は目で足で肌で口で、五感をフルに使って自然を感じていただける場所です。ぜひこの秋、紅葉のシーズンにお越しください。

道の駅・長門峡
〒759-1231 山口市阿東町徳佐出雲東分47-1
詳細はNPOあとう観光協会サイトにてご確認ください。

☆大寧寺・大内氏ゆかりの古刹で秋の色どりを味わって

大寧寺は、「西の高野山」と呼ばれた古刹。室町時代、応永17年(1470年)に山口の大名であった大内氏が開山した禅寺です。大内義隆氏親子の自刀の場所でもあります。
ここは秋には多くの観光客が訪れる、山口県内でも有数の紅葉スポットです。

境内は大変広く、山門跡や本堂、長門豊川稲荷などいくつもの紅葉撮影スポットがあり、ゆったりと時間をかけて紅葉を楽しんでいただけます。
なかでもすぐそばに流れている大寧寺川にせり出す紅葉は色とりどりに美しく、とても見ごたえがあります。山の緑とのコントラストが紅葉の美しさを引き立て、じっくりとご覧いただきたい景色です。


紅葉シーズン中は夜間11時までライトアップされています。
昼間とは違った、明かりに照らし出される艶やかな紅葉もおすすめです! ライトアップは毎年紅葉の時期に応じて期間が変わりますので、事前にお確かめください。

大寧寺の近くには歩いて行ける距離に、山口県の名湯・湯本温泉があります。山間の音信川(おとづれがわ)沿いに温泉旅館が立ち並ぶ、大変風情のある温泉街です。
2017年にプーチン大統領と安倍総理が湯本温泉の老舗旅館・大谷山荘に宿泊したのを覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
川沿いには遊歩道もあり、のんびりと温泉街の風情を楽しむこともできます。
お時間が許すようでしたらぜひ、大寧寺の紅葉とともに秋の湯本温泉もあわせてお楽しみください。

大寧寺
〒759-4103  山口県長門市深川湯本1074
詳細は大寧護国禅寺公式ホームページをご覧ください。
湯本温泉
〒759-4103  山口県長門市深川湯本1257
詳細は湯本温泉旅館協同組合公式サイトをご覧ください。

☆秋吉台・色づく草原に奇岩の群れは果てなく続く・・・

「草紅葉」(くさもみじ)という言葉をご存知ですか?

石灰岩の奇岩が群れを成すカルスト台地・秋吉台。四季を通じて折々に、その表情を変えていきます。
中でも秋の深まる10月下旬から11月にかけては、「草紅葉(くさもみじ)」と言われる下草が美しく色づく様子がご覧いただけます。

秋にはたくさんのススキが見られ、ほわほわの綿毛になったススキが紅葉して色づいた草原にそよぐ様子は、秋の風情とともに、広がる大地の力強さを感じます。夕陽に照らされた色づく草原は黄金色に輝き、思わずほぉーっとため息をついてしまいます。

わたしのおすすめは秋ですが、もちろん秋だけではなく、ぜひ四季それぞれのカルスト台地の美しさを体験していただきたいほど、どの季節も見逃せません!!(5月の秋吉台カルスト台地体験記事はこちら!

気候の良い時期にはたくさんの車がカルストロードをドライブしています。ドライブも爽快な気分を味わえますが、散策もおすすめです。
カルスト台地の中にはたくさんの探索ルートがあり、短い距離から本格的な散策までルートを選ぶことができます(長門峡同様、お身体に無理のないように散策くださいね)。
秋の散策では、足もとにかわいらしいリンドウが見られますよ。
また展望台からの眺めは、秋吉台を一望できてとても気持ちいいですよ。

さてさて、知る人ぞ知る秋吉台名物と言えば・・・夏みかんソフトクリームです!
夏みかんソフトクリームはチャイナドレスを着た看板娘のマネキンさんが目印の「台観望」というお店で売っています。
ソフトクリームのお味は夏みかんらしいさわやかなお味。ぜひマネキンさんと雄大なカルスト台地を眺めつつ、夏みかんソフトクリームを味わっていただきたいです^^

秋吉台国定公園
山口県美祢市秋吉台秋吉
詳細は秋吉台国定公園公式サイトをご覧ください。

なお、2018年は明治維新150年を記念して、11月に秋吉台国定公園で「未来維新 光響ファンタジー」と題したイベントが行われます!!
秋芳洞でのプロジェクションマッピングとLED光響ファンタジー、カルスト台地での光のイベントを実施する予定だそうです。これは見逃せませんね!!
イベントの詳細は公式サイトにてお確かめください。

まとめ

今回は、山口県の秋本番のおススメ紅葉スポットをご紹介しました。いかがでしたか?
自然豊かな山口県が誇る紅葉スポットに足を運んでいただき、のんびりとご覧いただけたら、幸せます(嬉しいです)。
次回は、1月2月の山口県おススメ観光スポットをご紹介しますね。
(あわせてご覧くださいませ。7月8月の観光おすすめスポット9月10月観光おすすめスポット

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