2015年から連載が始まり、2021年4月からアニメが始まった『灼熱カバディ』の主人公、宵越竜哉(よいごしたつや)。元サッカー部のフィジカルの強さと判断力、何より成長速度が速く、試合で大活躍の選手です。今回はマンガワン内の人気投票で1位だった宵越竜哉の強さの秘密や名言・覚醒シーンなどの名シーンを徹底的に考察します!

※アニメ派の方は、ネタバレも含んでしまうので、ネタバレが嫌いな方はお気を付けください。

 

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カバディ部へ入部するきっかけとは?!

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第7話】

宵越竜哉は私立能京高校に通う高校1年生。中学時代までは、サッカーで全国ベスト4にまで進出したスター選手で、接触が多いサッカーで倒されたことがないという異様な回避能力から、不倒の宵越という異名で呼ばれていました。しかし、マスコミの過剰な報道やチームメイトとの軋轢によって、サッカーだけでなくスポーツ自体が大嫌いになっており、高校では帰宅部として、ネット配信動画で生配信を行う日々をすごしていました。しかし、カバディ部員である1年畦道相馬の勧誘とカバディ部副部長2年井浦慶のネット配信動画を利用したアメとムチの戦略により、なし崩し的にカバディ部に入部することになります。

 

宵越竜哉の強さの原動力とは?!マインドや考え方など背景を解説!!

その1負けず嫌い

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第30話】

宵越竜哉は極端の負けず嫌いです。極端とつけたのは、負けた相手は勝つまで一生忘れないことが中学時代のインタビューで明らかになっています。カバディをやり始めたのも、カバディで初めてハットトリック決めた時も、今年は攻撃手になれるのを諦めなさいとコーチから言われた時も、そして関東大会奏和高校での高谷煉との再戦時も、異常な負けず嫌いが滲み出ています。さらに言えば、体育祭でも騎馬戦でも負けず嫌いでした。上記は、体育祭の騎馬戦で、体育館の使用権をかけた勝負をした際のシーンです。体育祭なのにとても迫力あるシーンで、たまりませんでした。

 

その2ストイックさ

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第6話】

「勝負なら常に最善を尽くすのが・・・普通だろを」これを当たり前のように話しています。スポーツする人は大勢いますが、全国大会にいける人たちは必ずもっている価値観だと思います。カバディ部にはいやいや入部させたとしても、この価値観を貫けるからこそ強いのかなと感じています。人を見る目に定評のある副部長井浦慶も練習で手を抜いたことがないと感じており、第三者からみても徹底さが伝わるレベルなのが、宵越竜哉の強みであり、成長の原動力だなと感じています。

 

その3スポーツに対する考え方

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第35話】

3校合同合宿での出来事。宵越竜哉は初日、英峰高校とのミニゲームで相当やられました。しかし、翌日の朝食時、英峰高校若葉剛に自分から誘い、教えてもらっているシーンがあります。これをみた王城正人はスポーツに対する考え方は一流と称しています。また、合同合宿時、別シーンでは、練習の方向性が大事であり、汗なら誰でも流せると話しています。このように、助言をうけいれる素直さや失敗を改める潔さ、負けを呑みこみ耐えるメンタルのタフさなどはスポーツ選手として一流なのです。

 

その4判断力

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第1話】

宵越竜哉の判断力も特質すべきものです。初めてやったカバディ体験用鬼ごっこにて、副部長井浦慶のタッチの仕方の意図に気づくエピソードがあります。初めてのスポーツでどうやったら負けるのかシュミレーションできる力は中々できることではないだろう。また別のシーンでは、自分が何回タッチされ、何失点したのかを一字一句覚えているエピソードもあります。この判断力の高さは宵越竜哉のプレイスタイルに大きく影響しています。

 

その5元全国レベルのフィジカル

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第39話】

身長187.5cm、体重75kgと身体能力に恵まれています。しかし、宵越竜哉の身体能力の強みはフットワークです。長年、サッカーの練習をし、全国大会ベスト4までたどり着いた選手。サッカー部時代は不倒の宵越の異名があったのは、走りの技術のおかげでした。3校合同合宿中、コース取り、体重移動、歩幅の作り方の走りの技術をカバディ用に修正するのに苦労していましたが、この修正が宵越竜哉のメイン武器につながっていきます。

 

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宵越竜哉は脚力が特徴?!カバディスタイルを徹底解説!!

その1テクニック

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第83話】

元全国大会出場サッカー選手である宵越竜哉は、回避のテクニックがずば抜けていました。サッカーで培ったフットワークもあるため、能京高校では攻撃手のポジションにつきました。そして、3校合同合宿で編み出した走りの技。それが、曲がり(カット)と戻り(バック)です。このテクニックは初見だと相手から消えたようにみえ、相手は何が起きたのか混乱してしまいます。宵越竜哉はこのようなテクニックを吸収するセンスが卓越しており、大きな武器となっています。この曲がり(カット)と戻り(バック)という必殺技をみた時、宵越竜哉超カッコいいなと感じていました。

 

その2序盤を作る力

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第13話】

能京高校には、最強の攻撃手王城正人がいます。なので、今年攻撃手として活躍することは諦めさないと日本代表で「日本一の守備」の名をもつ久納栄司コーチに指摘されました。しかし、唯一王城正人より勝るものがあるといわれた力が序盤を作る力でした。上記シーンは、奏和高校との練習試合にて、10回に1回にしか成功しなかったロールキックを試合中に成功させ、流れをつかんだシーンです。他校からもMr序盤と呼ばれるほど脅威です。

 

その3変化速度

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第109話】

3校合同合宿の7日間のうちに長年の走り方の癖をカバディ用に修正したり、関東大会3回戦前に埼玉紅葉高校佐倉学から教えられた回転の技術を試合中に発揮したりと、吸収・変化の速度が尋常ではありませんでした。長年カバディをやっており、成長が止まっている王城正人とは違い、この半年間でカバディというスポーツに適応してきたことを考えると異常さが目に浮かびます。元々サッカーとしてどうやったら成長するのか日々考えてきた経験が生かされていると推測します。久納コーチもより変化できるのは宵越だと指摘しており、変化速度は宵越竜哉の強みの一部なのです。

 

その4守備の目線の目覚め

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第112話】

宵越竜哉は守備が苦手でした。3校合同合宿後、元に就任するまで、守備での連携に一度も成功したことがありませんでした。久納コーチに指摘されたのが、守備目線でした。久納コーチ就任後は、関東大会1回戦までチーム練習に混ざらず、ひたすらボールキャッチをし、守備の基本フォームを叩き込んでいました。その成果がでたのは、律心高校との試合中でした。守備のキャッチを叩き込んだ宵越竜哉が、律心高校部長大和の足を初キャッチを成功させました。そして、その支援により、水澄京平と伊達真司のタックルの時間を稼ぎ、相手を倒せました。このシーンで、宵越竜哉は初めて守備を成功させることができました。

 

その5負けず嫌い

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第166話】

先ほども記載しましたが、やはりここは宵越竜哉の特徴です。カバディは点数の変化が激しいスポーツです。とはいえ、残り時間が少なくなれば、逆転の可能性は消えてします。しかし、宵越竜哉は、例え負けが濃厚になる程の点差と残り時間であったとしても、もがくことができます。それが能京高校快進撃の突破口だったことに間違いはないです。関東大会3回戦、奏和高校との試合は、宵越竜哉の負けず嫌い、執念がつないだものでした。この特徴は、宵越竜哉の最大の武器です。

 

イケメンだけど、残念!?宵越竜哉の恋愛事情

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第179話】

イケメンと呼ばれる部類に入り、文化祭ではイケメンコンテストにでるほどの美形。自分でもモテないはずはなく、本気になればできると豪語しております。しかし、残念ながら彼女はいません。

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第68話】

同級生の畦道相馬が彼女いると聞いた時の嫉妬ぶりは、狂気を感じずにはいられません。デートがあるとわかった時は途中で帰宅しようとしていたのやめて後をつけ、デートを妨害しようと決心。一緒にいた人見祐樹を女装させ、ダブルデートという設定で畦道相馬のデートを監視していました。

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第20話】

また、度々畦道と上半身裸の姿で目撃されていることから、能京高校のサッカー部のメンバーを含めて、勘違いが広がり、宵越竜哉はそちらの気があると誤解される始末。恋愛面でも活躍があることを祈ります。

 

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灼熱の世界へようこそ!宵越竜哉の名言・覚醒シーンなど名シーンを徹底解説!!

宵越竜哉入部~奏和高校との練習試合

その1「俺は汗臭い連中やスポーツが嫌いだが・・・負けっぱなしが一番嫌いだ・・・!!」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第3話】

半強制的に入部しても、手を抜かず練習をしていた宵越竜哉。同期畦道相馬は同じ練習で点数を獲得しているにもかかわらず、宵越竜哉はなかなか点数をとれずにいました。畦道相馬に負けている状況が許せない宵越相馬が意地でも勝ちたいのがわかるシーンとセリフです。初めたばかりのスポーツでは、出来ないのは当たり前。でも、悔しくて悔しくてたまらないので、勝つために観察しようとした結果、ガン見になってしまうのです。宵越達哉は筋金の負けず嫌いがわかる象徴的なシーンです。

その2「なんだこの感覚は!?」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第6話】

入部した当初の宵越竜哉は、男同士で手をつなぐカバディ独特の守備、チェーンをどうしてもやりたくありませんでした。そのせいで、守備で全く連携ができず、成功した試しがありませんでした。そこでカバディ部副部長井浦慶は、宵越竜哉と畦道相馬の1年コンビと水澄京平と伊達真司の2年コンビの練習試合を組みました。練習を重ねていたある試合のこと。宵越竜哉が水澄京平を倒せる機会を得ましたが、自分のサインの欠陥でそのチャンスを棒にふってしまうところでありました。しかし、サインがないのにもかかわらず、畦道相馬がタックルしてくれていました。初めて仲間に声が届き、本当の意味で連携できた喜びをかみしめているセリフです。

その3「この燃える世界は、気持ちがいいんだ。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第7話】

宵越竜哉はスポーツが大嫌いで、1点の攻防で一喜一憂する暑苦しさなど理由をあげればキリがありません。宵越竜哉は畦道相馬とコンビを組んで、水澄京平と伊達真司の2年コンビと練習試合をしている時、「なぜスポーツをしているのか、なぜこんなに熱くなっているのか」と自問自答していました。そんな中水澄京平が攻撃している際、宵越竜哉は初めて畦道相馬と手をつないでいました。宵越竜哉がまさか手をつなぐと誰も予想していませんでしたが、それでも水澄京平は飛び上がり回避しました。そして「一朝一夕の連携は通用しない」と。宵越竜哉はカバディを通じて限界を超えていました。この出来事で、自分が好きな世界はここだったんだと思い出したのでした。私はこのシーンが一番大好きです。

その4「『初心者』として、チームを勝たせる事だけを考えている。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第18話】

奏和高校との練習試合後半戦、相手が王城正人の攻撃に慣れてきた上に、序盤からでてきたため疲労が蓄積されていた王城正人にはけがの危険がありました。そのため、王城正人をベンチに下げたうえで、宵越竜哉に託すことになりました。初心者なのに重要な局面を任されることになった宵越竜哉は、サッカーで元全国大会出場経験があります。だからこそ、このベンチ入りの心境が痛いほどよくわかりました。今まとは違い、初心者としてチームを勝たせることだけを考えたシーンに宵越竜哉と同様に胸が熱くなりました。

 

部活対抗騎馬戦~3校合同合宿

その5「ウチの先輩を、笑うな。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第30話】

能京高校カバディ部は旧体育館で練習をしていました。しかし、能京高校でもっとも成果をあげている野球部から、部員増加のため、備品置き場として使用したいと言い出したのです。そのため、体育祭の部活対抗騎馬戦で勝った方が旧体育館の使用権を得られることになったのです。部活対抗騎馬戦では、様々な部が使用権をかけて争いましたが、野球部との一騎打ちになりました。能京高校野球部のエースである安堂は、マイナースポーツであるカバディを馬鹿にしました。しかし、カバディを馬鹿にする安堂に対して怒りをあらわにしたのです。カバディを本気でやっているからこその怒りなのです。ここまで本気になれるのはとてもかっこいいですね。

その6「超えていくぞ。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第34話】

能京高校は、関東大会で優勝するために夏合宿をやることになりました。夏合宿には、能京高校でなく、昨年ベスト8進出の埼玉紅葉高校、関東大会無冠の帝王である英峰高校も参加していました。メジャースポーツでないカバディは確立された練習方法はありません。練習相手がいるだけでもありがたいのです。そして、宵越竜哉はワクワクして仕方がありませんでした。なぜならボコボコにされても、少しずつ試して一歩ずつ進めるからでした。夏合宿にて、新たな成長を覚悟する宵越竜哉でした。

その7「・・・すみません・・・・・・でした・・・」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第49話】

夏合宿最終日、総仕上げとして各高校と練習試合を組むことになりました。宵越竜哉は夏合宿で研鑽した新たな武器であるカットとバックを元世界組に試しました。英峰高校に対して初めてカットとバックを試しました。しかし、英峰高校の守備に対して惨敗したのでした。自分がカバディで身に着けた初めての技術でしたが、元全国大会経験者である宵越竜哉はその失敗に気を落としていたわけではありません。宵越竜哉が気にしていたのは、努力の方向性でした。どんな選手でも努力するのは当たり前、差が出るのは努力の質だということをわかっているからです。宵越竜哉はセルフマネジメントもできる優秀なスポーツマンであることがよくわかります。こういう厳しさだからこそ、全国大会に出場したのかと納得しました。宵越竜哉の一面が垣間見えるシーンです。

 

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関東大会1回戦,2回戦

その8「全員、球拾い以下ですかァ?あんなにしてたのになぁ・・・チーム練習。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第83話】

関東大会1回戦、宵越竜哉が初めて公式試合でしたが、全く動じませんでした。1回戦序盤から攻撃を成功させただけでなく、追撃を成功させ、能京高校のピンチを救いました。仲間たちが助かったと声をかけたいところでしたが、宵越竜哉は上記のセリフを語ったのです。能京高校カバディ部は夏合宿後、久納 栄司がコーチ兼監督になりました。久納栄司コーチは宵越竜哉を控えにするといいました。そのため、メインの守備練習には参加できませんでした。試合のレギュラーでなく、守備練習にも参加できなかったため、まじめに練習しても本音では恨んでいたのでしょう。宵越竜哉の発散の仕方であると同時に、チームに発破かけるためでもあるでしょう。宵越竜哉らしいですね。

その9「良く寝た。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第83話】

関東大会2回戦、宵越竜哉は珍しく緊張していました。能京高校の2回戦の相手は、昨年敗れた競合、大山律心高校でした。井浦慶を始め、先輩たちは練習に力を入れていました。井浦慶からもしもの時のために守備練習を言い渡されていました。守備の練習をしたものの、この時の宵越竜哉は一度も守備で倒すことに成功していませんでした。それが影響し、試合前にも関わらず眠れなくなっていたのです。でも、同じ1年生の畦道相馬が部屋まで来てくれて一緒に話したことで、元に戻った宵越竜哉はいつも通り睡眠していました。試合前の緊張をよく描写されているいいシーンだなと選びました。

その10「カバディ・・・」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第83話】

関東大会2回戦、大山律心高校と戦っている能京高校は最終局面に来ていました。29対31と2点差に迫った能京高校は相手のタイムで、戦略を考える時間を手に入れました。メンバーやコーチの話し合いにより、タイム後の攻撃は宵越竜哉でした。2点以上取らなければいけない、仲間たちに託された思い、攻撃手としての矜持、守備を成功させるための戦略など色々と頭の中で考えておりました。しかし、久納栄司コーチから言われたアドバイス、守備目線を思い出しました。そうしたところ、目の前が静寂になりました。スポーツで言われているゾーンに近い感覚だと思います。その初めての感覚の後、宵越竜哉は3得点をとり、能京高校に流れを引き寄せたのでした。今までになかった感覚の目覚め、宵越竜哉はこの頃から覚醒に近づいていたのだと思います。灼熱カバディにあるこういう描写が好きで、つい名シーンとして選びました。

その11「今、ここで終わる。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第112話】

関東大会2回戦、大山律心高校との試合をしている能京高校。能京高校が7人で活動してから、宵越竜哉は連携による守備成功回数は0回でした。周りよりも早く動いてしまう宵越竜哉は守備にとって、邪魔な存在でした。久納栄司コーチがスタメンから外したり理由の1つでもありました。守備の連携練習には参加できず、ひたすらキャッチ練習をする日々。それでも中々成功しなかったが、大山律心高校戦にて初めて連携による守備が成功しました。しかも、宵越竜哉のキャッチがきっかけでした。それにしても、宵越竜哉の表情。宵越竜哉のめっちゃ喜んでいるこの表情がとても好きなのです。

 

関東大会3回戦

その12「ありがとう、ございました!!」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第130話】

関東大会2回戦大山律心高校に勝利した能京高校は、次の試合奏和高校と戦うことになりました。その間に埼玉紅葉高校の佐倉学にあっていました。埼玉紅葉高校は2回戦で奏和高校と戦いましたが、激戦の上、敗北しました。埼玉紅葉高校の夏は終わったのです。そんな埼玉紅葉高校の佐倉学から、宵越竜哉は攻撃の技術を教えてもらっていました。佐倉学は天才型の攻撃手で、回転という技術を多用していました。その回転を宵越竜哉に伝授していました。本来ならば、その回転を使って自分が戦いたかったのにです。そういう想いを受けとった宵越竜哉は素直に感謝を述べたのです。素直でない宵越竜哉がこうやって感謝をいえるのは素晴らしいスポーツ選手だなと感じさせられます。

その13「届かず。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第141話】

関東大会3回戦、能京高校は奏和高校と対決しました。能京高校は、練習試合で奏和高校に負けており、因縁の相手です。宵越竜哉もリベンジに萌えています。以前戦った際、宵越竜哉はカバディのことをほとんど知らない状態で臨みました。しかし、3回戦で戦った時は違います。走りの技術を磨き、守備の目線に目覚めました。そして、さらに宵越竜哉は攻撃の手段も増やしていました。それが、埼玉紅葉高校の佐倉学から学んだ回転の技術です。前のシーンで解説しましたが、学んだ際はついこの間でした。しかし、その技術を試合本番で発揮したのは、運動神経の賜物です。さすが宵越竜哉だなと感じさせられます。

その14「勝つまでは忘れない。たぶん、一生・・・・・・・・」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第141話】

関東大会3回戦にでてきた宵越竜哉の過去のシーンです。灼熱カバディは各々のキャラクターの設定がよく練られています。キャラクター設定から生み出される物語が灼熱カバディの魅力なのです。このシーンは、奏和高校1年緒方蒼介の父親の回想シーンです。緒方蒼介の父親はスポーツライターを仕事としています。その父親が記憶に残っていたのが、全国大会に出場していたサッカー時代の宵越竜哉でした。宵越竜哉が緒方蒼介の父親からインタビューを受けていましたが、ずっと練習をしながらでした。練習しながらのインタビューで、宵越竜哉は以前負けた相手への執念を語っていました。それにしても、負けたことを一生覚えていると言い切る小学生なんて、すごいですね。恐ろしさを感じます。

その15「この灼熱が、俺の世界だ!!!」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第176話】

これこそ宵越竜哉であり、宵越竜哉の名シーンの中の名シーンでしょう。ほとんどないカラーで表現されたシーンは、まさに灼熱カバディを象徴するシーンであることは、ファンとしてとても興奮しました。宵越竜哉がサッカーをやっていた時代、冷めていました。仲間からはぶられた結果、サッカーに情熱を感じなくなってしまった、宵越竜哉。でも、カバディを通して、情熱を思い出したのです。能京高校の練習で、自分のいる世界は灼熱の世界だということに気づいていたのです。関東大会3回戦、試合が同点となり、延長戦にもつれこみました。奏和高校高谷煉の最後の攻撃の前に、宵越竜哉が立ちふさがって語ったセリフがこれだったのは、ほんとにしびれました。

 

関東大会決勝リーグ

その16「学ぶ気が起きない。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第199話】

関東大会もついに決勝リーグになりました。決勝リーグは総当たり戦であり、4校が優勝を目指します。能京高校の1回戦の相手は、奥武高校でした。奥武高校は決勝リーグ常連であり、シード校の1つでした。奥武高校には、カバディ中学生世界大会元MVP選手であるヴィハーンがメンバーになっていました。中学時代から神がかり的な天性をもっていた化け物ですが、高校時代にスランプに陥ってしまいました。しかし、決勝リーグの試合中にスランプを脱しました。その攻撃は舞のように美しく、誰も近づけませんでした。まさにカバディの神です。そんな攻撃をみて、あの宵越竜哉ですら、学ぶ気が起きないと悟ったのです。宵越竜哉は相当な負けず嫌いです。でも、熱血バカではありません。力量差を図る知恵をもっているのです。

その17「世界一 VS. 不倒」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 第200話】

関東大会決勝リーグ1回戦奥武高校と戦っている能京高校は、カバディの神となったヴィハーンに苦戦していました。人間離れしたヴィハーンの攻撃になすすべもありませんでした。しかし、それに立ち向かう男が1人いました。それが不倒宵越竜哉です。神がかったヴィハーンの攻撃を、天性の反射神経でかわす宵越竜哉。ヴィハーンも覚醒しましたが、宵越竜哉も覚醒したと言えるでしょう。井浦慶が宵越竜哉にアドバイスした時間の殺し屋(クロックキラー)をヴィハーンに対してやるとは思いませんでした。宵越竜哉のファンにはたまらなかったシーンですね。

 

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まとめ

能京高校カバディ部1年生宵越竜哉の魅力について語りました。運動神経などの身体能力もさることながら、強烈な負けん気、サインなど戦略をたてることができるクレバーさ、そして勝つためには現実をうけいれる素直さなどを活用して、たくさんの試合に活躍していたことがわかったと思います。そして、宵越竜哉の灼熱の世界はカバディ界を変えていくことでしょう。これからも宵越竜哉を追っていきます。そして、今後も灼熱カバディの魅力的なキャラクターや熱くなる試合などを伝えていきます。

読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

※今後も追記予定です!