奏和高校2年生高谷煉。奏和高校は能京高校カバディ部のライバル校です。その中でも高谷煉はかなりイケメンの人気者です。ファンクラブもある程の人気ですが、カバディの実力は折り紙付きです。奏和高校のエースである高谷煉は能京高校宵越竜哉だけでなく王城正人にも通用する実力があるでしょう。

今回は、マンガワン内の人気である、高谷煉のキャラクター紹介・名言・名シーンを徹底的に紹介していきます!

※アニメ派の方は、ネタバレも含んでしまうので、ネタバレが嫌いな方はお気を付けください。

 

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キャラクター紹介

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 12巻 第123話】

奏和高校に通う高校2年生。奏和高校カバディ部のエース。ポジションは攻撃手。身長は185cm、体重75kg、BMI21.9。奏和高校カバディ部は歴史があり人数も多い。ベンチ入りできない人間もザラにいる中、エースとして活躍しています。中学までは水泳に取り組んでおり、中学時代は1位になっています。また非公式でありますが、大人と勝負し、当時の中学生の世界記録を更新したほどの実力者でありました。しかし、1位になったのでもういいかなという理由で水泳をやめ、カバディを始めた経緯があります。リーチもスピードも高い能力がありますが、ボディコントロールが素晴らしく多様な戻り方ができます。生意気ではあるが、誰にでも話しかけるおしゃべり好きな一面があります。趣味はテナーサックスと井浦慶の調査で判明しており、調べるほどモテる要素がでてくるが天然ではないかと井浦慶は分析しています。

 

高谷煉はなぜ強いの!天才高谷煉の強さの秘密とは?!

ボディコントロールが抜群!!

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 2巻 第15話】

身長が185cmとリーチもあり、能京高校宵越竜哉の動きについていけるほどのスピードをもつ高谷煉。しかし、高谷煉の身体能力の特徴は、ボディコントロールにあると言われています。上記シーンは奏和高校が能京高校と初めて練習試合した時、高谷煉が能京高校に攻撃した時に戻ってくるシーンであります。能京高校の守備メンバーに外に追い出されそうになりましたが、あえて外に飛び上がり回り込んで、自陣コートにタッチすることができました。カバディのルールでは、コートから追い出される前に身体の一部が自陣コートに触れていれば、攻撃成功となります。しかし、こんなことを普通できる選手はいないです。身体の柔軟性もさることながら、身体を空中でしならせバランスをとる能力はボディコントロールが優れているからこそできます。これのおかげで多彩な戻り方ができるのです。

キャントの長さが驚異的!!

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 12巻 第127話】

後述しますが、高谷煉は元水泳選手でした。水泳は心肺機能が深くかかわっているスポーツです。そして、カバディも心肺機能が大きくかかわるスポーツです。なぜなら、攻撃時にカバディと言い続ける必要があるからです。カバディと言い続ける時間が長いほど攻撃できます。これをカバディ用語でキャントといいます。そのキャント時間が異常に長いのです。

上記シーンですが、関東大会2回戦、埼玉紅葉高校との試合後半戦、奏和高校は六弦歩を追い出されてしまいました。さらに追いつめるかのように、埼玉紅葉高校は攻撃させないために、攻撃手をすぐに追い出して時間稼ぎをしたのでした。しかし、相手の作戦を利用し、奏和高校も攻撃手を追い出すことをすることで、六弦歩を守備に戻そうとします。お互い攻撃手を何回も追い出しました。その時間は計5分以上でした。それにもかかわらず、息をきらすことなく、キャントを続け、最後の攻撃で奏和に4点を与えました。これが元1位水泳選手の心肺機能なのです。

音を感じる力(特殊能力)

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 12巻 第121話】

高谷煉の特殊能力でありますが、耳が異常に発達しています。水泳をやっていた頃は泡の生まれる音や水のはじける音、相手や自分の心臓の鼓動を聞きながら泳いでいました。高谷煉はこの聴力をカバディや日常生活に応用しています。日常生活では、相手が怒っているのかいなかを心音から判断することができます。相手が表情にださなくても音でわかるのです。そのレベルでききわけられるので、カバディにおいてはかなりの武器になります。上記シーンは、関東大会2回戦、埼玉紅葉高校試合の際、相手の攻撃を見事に回避し、点数を獲得した後のセリフです。埼玉紅葉高校は足音などを駆使して、音をかき消そうとしましたが、その雑音に邪魔されながらも、相手が本気で倒しに来る時を音を経由して読み取ったのです。化け物級の能力です。

頂点の器とは!高谷煉の過去!性格や考え方!!

水泳時代に生じた悪癖

高谷煉は中学時代は全国1位になる程の水泳選手でした。当時の水泳のコーチはやめてしまったことを後悔するほどの選手だったのです。高谷煉は水泳が嫌いだったわけではないことは水泳のコーチが語っています。コーチ曰く、水泳をやっていた頃は基本的にいつも楽しそうにしていたそうです。速い選手だろうが、遅い選手だろうが、水泳を楽しんでいたそうでした。ある日、大人と水泳で勝負した機会がありました。その時の記録が当時の中学生世界記録に届くほどもの凄いものでした。しかし、それを知った高谷煉は、何かに失望したような顔をしていたそうでした。

その出来事があってから、戦う相手によってムラのある選手になってしまったそうです。それは相手に合わせることで自分が楽しめるようにするためです。その悪癖は自分でも把握している癖であることが星海高校を訪れた際に判明しています。高谷煉は自分が楽しめる相手を求め続けています。

高谷煉を疑わないこと

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 14巻 第159話】

高谷煉はムラがあります。練習もさぼる時がありますし、試合中にわがままに動いて作戦を乱したりする時もあります。でも奏和高校のエースであるのは、口だけでなく実力があるからです。能京高校との練習試合の際も、高谷煉は20点以上得点したことからも実力がわかります。そういう天才的な強さの原動力は、高谷煉が自分を貫き続けていることにあります。常に自分らしく、いや高谷煉らしくあることを怠りませんでした。とはいえ練習にどん欲に取り組み、追い込むことは決してしません。練習をサボることもやります。適度に緩めて、適度に決めて、余裕をもって楽しむのが高谷煉の流儀です。この流儀でいこうと思っても、実力がなかったり、環境や人間関係に流されたりするのが大半だと思います。周りに流されず貫けるのは、自分が完璧だからと心の底から信じているからです。そして自分を貫き頂点を獲った自負もあります。高谷煉が強いのは、自分の絶対的な真理を疑っていないからなのです。

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高谷煉がよくわかる名言・名シーン

その1「一番星を見に、ね。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 8巻 第70話】

高谷煉は自分が楽しむために遊び相手を探し続けている一面があります。高谷煉が1年生で星海高校と戦った際、高谷煉は不破仁に来年こそは自分が遊び相手になってやると話していました。高谷煉にとって、1番の相手と戦うことは自分が楽しむ最高の機会なのです。上記シーンは、宵越竜哉と畦道相馬が帰宅途中に、高谷煉が現れます。実は畦道相馬とメールアドレスを好感していたのでした。高谷煉はカバディ会長水堀新から星海高校が公開練習をやっていることを聞きつけます。もしかしたら、1位の選手と試合できるかもしれない。そういう機会に楽しみにしつつ、偵察に行こうと誘ったのでした。意外と気さくなキャラクターなんですよね。クールな感じを出さないのが高谷煉らしいです。

 

その2「雲泥の差だぜ。1位を知ってる人間とそれ以外の人間は。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 11巻 第117話】

高谷煉を語る上で欠かせない単語は、一番というフレーズです。頂点をとってきた自負を持っている中で、1位をとらずにカバディのスポーツをやり始めた人を下に見る傾向にあります。宵越竜哉と初めて対面した際も全国4位と聞いて、なぜ1位をとらずになんでやめているのと尋ねています。上記シーンは、関東大会2回戦埼玉紅葉高校との試合前、高谷煉が佐倉学と会話するシーンです。高谷煉は試合前に対戦校と会話する習慣になっています。高谷煉は佐倉学が元世界組にもかかわらず、世界大会を経験する前に辞めてしまったことを聞き、世界組の1位を経験しなかったことがもったいないと感じているからこそのセリフでした。こういうところは生意気だなと感じますが、それも高谷煉なのです。

 

その3「学ぶ・・・ね・・・」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 3巻 第18話】

その3とその4の名シーンは、高谷煉の別な側面をご紹介します。上記シーンは、能京高校との練習試合の時です。その当時の能京高校カバディ部は弱小校という認識でした。部長六弦歩から王城正人が強いということは聞いていましたが、それ以外は大したことないと思っていました。実際高谷煉は能京高校カバディ部から点数をとりまくり、10点以上獲得していました。高谷煉のスピード、テクニック、奇抜な戻り方を生み出すセンスどれもずば抜けていました。しかし、その様子を悔しがりながら見ていた宵越竜哉は、後半ラスト2分前、攻撃の際高谷煉が見せた自陣に帰るテクニックを使い、自陣に戻り、攻撃を成功させました。まさか自分が下に見ていた選手から真似され、コートから追い出されるほど追い込まれると思っていなかった高谷煉は、悔しさをにじませている貴重なシーンです。

 

その4「・・・水泳でもね、バチャバチャ手足動かしゃあ、タイムが知縮む訳じゃない。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 12巻 第125話】

その3と続く高谷煉の貴重なシーンです。高谷煉は追い込まれれば追い込まれるほど強くなる稀有な選手であるため、試合中にイライラすることはほとんどありません。しかし、そんな高谷煉が怒りを見せたシーンになります。上記シーンは、関東大会2回戦埼玉紅葉高校との試合、佐倉学の攻撃を守備最強六弦歩が止められませんでした。奏和高校の柱である六弦歩が退場となり、追い込まれる奏和高校。しかし、この状況でも面白いと感じている高谷煉であったが、チームメイトからこんな時に何をいっているんだとつぶやきます。それを聞いた高谷煉が相手の胸倉をつかみ、自身の信念をぶつけているセリフなのです。頂点を知るために勝ち続けた男だからこそ言えるセリフに高谷煉の迫力を感じます。

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その5「こうしよう。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 13巻 第144話】

高谷煉の基本スタイルがよくわかるセリフです。高谷煉であることが高谷煉の原動力です。だからこそプレイスタイルも高谷煉であろうとします。上記シーンは、関東大会3回戦、奏和高校は8対14と引き離されており、追い込まれていました。しかしそういう状況でも、高谷煉は楽しめる人です。そういうメンタルを持っている高谷煉はプレイ中何を考えているのでしょうか。「高谷煉どうする」と何度も問いかけていました。「こういう時、高谷煉ならどうする?」「こんな時、高谷煉ならどうする?」と問いかけて、完璧な自分がする行動をとっていたのです。

 

その6「招待するぜ。俺のいた世界に。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 14巻 第150話】

上記シーンは高谷煉を象徴するシーンです。高谷煉は元水泳選手でした。水泳は息継ぎが必要なスポーツであり、水の中に潜るために息を止めることもあります。そして水泳をやっているからこそ、心肺機能が高いのです。なので、息継ぎ回数が少なくても、長時間動ける能力があります。攻防の展開が早く、他の選手の息継ぎが追いつけない中、高谷煉は息が続いているのです。まるで水中に沈められているような世界が高谷煉が味わっている世界なのです。それを表現したシーンがこの水中の世界なのです。そして、このシーンはある選手と対比になっています。それは宵越竜哉です。宵越竜哉の世界観のテーマは灼熱であり、炎の世界です。主人公、宵越竜哉のライバルのようなポジションである高谷煉にふさわしいシーンです。

 

その7「お前は、奏和の誇りだ。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 16巻 第177話】

私は思わず泣いてしまいました。子供のような無邪気な男、高谷煉が男泣きしている貴重なシーンです。関東大会3回戦、能京高校との試合は、能京高校井浦慶の値千金のレイドにより、延長戦にもつれ込みます。カバディの延長戦は、サッカーのPKのように攻防を5回繰り返します。5回繰り返し、得点数が大きい方が勝ちます。奏和高校最後の攻撃は、高谷煉でした。この最後攻撃に珍しく燃え上がる高谷煉、畦道相馬に攻撃しようとしたが、宵越竜哉から後ろから羽交い絞めにされ、後ろに倒されます。その影響で自陣に戻ってきた高谷煉は、攻撃成功となります。宵越竜哉に触れていたので、畦道相馬に触れていれば、再延長です。審判が2点と言おうとする最中、高谷煉は畦道相馬に触れていないですと自己申告します。

スポーツの世界、審判の言うことが優先されます。もし言わなければ勝てたかもしれない。でも嘘をつけば、自分が死んでしまうとわかっていたからこそ自己申告したのです。このシーンは感情が湧き上がり、つい涙を流しそうになります。このシーンで、私は高谷煉が好きになりました。

 

その8「あー!楽しかった!!。」

【武蔵野創 「灼熱カバディ」 裏少年サンデーコミックス 16巻 第177話】

奏和高校は負けてしまいました。関東大会3回戦で負けてしまいました。六弦歩は引退してしまうのに、勝つことができず、泣いてしまうほど悔しい気持ちでいっぱいでした。さすがにいつもの高谷煉でいられそうになかった高谷煉は、宵越竜哉から立ち去ろうとします。宵越竜哉はそんな高谷煉の肩をつかんで、回転させ、正面を向き、顔を見ながら、「最後は、カッコ良かったぜ。先輩。」と握手します。宵越竜哉に握られた手を見つめながら、カッコいいという宵越竜哉のセリフにクスリと笑い、そして最後にのびながら、つぶやきます。「あー! 楽しかった!!」と。高谷煉らしい最後でした。

 

まとめ

高谷煉について語りました。実は始めは生意気なところが目につき、あまり好きになれませんでした。でも物語が進むにつれて、高谷煉の清廉さを知るにつれて、かなり好きになっていました。特に関東大会の最後に流した涙をみて、私も涙を流さずにはいられませんでした。高谷煉のあどけなさ、無邪気さ、純粋さに魅かれてしまいます。今後も灼熱カバディの魅力的なキャラクターや熱くなる試合などを伝えていきます。

読んでくださり、ありがとうございました。以下の記事もお時間ある方はぜひ!!