怪獣9号は、少年ジャンプ+で連載中の『怪獣8号』に登場する不気味な敵です。怪獣9号は他の怪獣よりも圧倒的な強さを持ち、多種多様な能力で防衛隊を混乱に陥れています。しかし、目的がわかっておらず、何のために動いているのか、そもそも怪獣なのに話せるのはなぜか等不明なことが多い存在です。
今回は、最強の敵怪獣9号の正体を、強さや能力、目的、フォルティチュードなどから徹底考察していきます!
※ネタバレも含んでしまうので、ネタバレが嫌いな方はお気を付けください。
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怪獣9号とは何者?!経緯や性格など徹底解説!!
【松本直也 「怪獣8号」 集英社 少年ジャンプ+ 1巻 第6話】
怪獣9号は唐突に現れました。初登場は、日比野カフカや四ノ宮キコルが参加した防衛隊選抜試験二次最終試験終了後でした。四ノ宮キコルの解放戦力46%という圧倒的な実力により、最終試験で登場した怪獣は全て撃退されました。しかし、その直後、怪獣9号は煙の中から不気味に現れたのでした。
性格は残虐非道で狡猾です。四ノ宮キコルの前に現れた怪獣9号は出会い頭に指から光線をぶっ放します。そして、再生させた本獣や余獣たちに四ノ宮キコルを餌として食べていいよと語ります。それだけでなく、相模原掃討作戦にて市川レノと古橋伊春と遭遇した際、狩りとして楽しもうとしていました。平気で人を傷つけた上、人を怪獣の餌扱いする残虐さは恐ろしいですね。
その上、人の姿に化けて、人語を話し、株式会社モンスタースイーパーの社員に化けていました。それだけに留まらず、相模原掃討作戦にて出会った市川レノと古橋伊春を逃さないために結界に閉じ込めたり、顔がバレてしまったので、突如現れた一般人を捕食して、顔を変えたりとしたたかに隠れる姿は狡猾そのものです。
怪獣9号の最強の能力とは?!強さの秘密やフォルティチュードを徹底解説!!
【松本直也 「怪獣8号」 集英社 少年ジャンプ+ 6巻 第47話】
怪獣9号は、他の怪獣と比べても多彩な能力を持ち合わせており、それらの能力によって生き延びています。身体能力もさることながら、特殊能力も恐るべきものがあります。怪獣9号の強さの秘密を能力やフォルティチュードから解説したいと思います。
身体能力
【松本直也 「怪獣8号」 集英社 少年ジャンプ+ 3巻 第18話】
細胞レベルで違いますが、身体の能力自体が凄まじいです。拳銃は指で簡単に弾けます。また、指から光線を放つことができます。これだけでも普通の人には太刀打ちできません。しかしこれは序の口です。とにかく再生能力が半端ありません。怪獣8号と相模原で戦った際、核と骨だけになったとしても、数秒で逃亡できるまで再生していました。脅威の再生力があるため、何体も分裂したり、千手観音のように腕を数十本も生やしたりできるのです。しかもこれだけではありません。学習能力が半端ありません。狡猾だと書きましたが、それも学習能力があるからです。品川での戦闘の際、鳴海弦隊長からの銃剣術を学習し、避けられるようになっていました。もし怪獣1号の網膜がなければ太刀打ちできなかったでしょう。
特殊能力
【松本直也 「怪獣8号」 集英社 少年ジャンプ+ 3巻 第21話】
先程は身体能力を書きましたが、他の能力も特殊であり、不気味な能力を持っています。
まず人に擬態できます。人を食うことで、その人の容姿を模倣することができるため、人社会に潜伏できるのです。隣の人が怪獣だったと思うと恐怖で震え上がってしまいますね。この他にも、外から隔離し出られないようにする結界、他の怪獣との融合、死体となった本獣・余獣を蘇生し、数倍に強化できるなど今日よくな特殊能力を持っているのです。
フォルティチュード
【松本直也 「怪獣8号」 集英社 少年ジャンプ+ 6巻 第49話】
怪獣9号の強さは始めからとてつもなかったですが、脱皮することで成長するというとんでもない怪獣なのです。相模原掃討作戦時は、8.5でした。怪獣8号に負けており、怪獣8号のフォルティチュード9.8だったので、それより下と判断されています。しかし、品川に現れた際は、四ノ宮功長官の目の前に現れた際、一撃で倒されています。怪獣8号と互角に渡り合った四ノ宮功長官を一撃で倒す実力があるので、品川に現れた怪獣9号は10を超えていると推定されます。脱皮で成長すると言え、怪獣8号が歴史に残る大怪獣といわれているので、その恐ろしさがわかります。
怪獣9号VS四ノ宮長官?!怪獣9号一世一代の勝負の結果は!!
【松本直也 「怪獣8号」 集英社 少年ジャンプ+ 6巻 第49話】
品川に現れた怪獣9号は、第1部隊で活動している怪獣8号事日比野カフカと第1部隊隊長鳴海弦と交戦していましたが、それは分身体でした。品川に現れた目的は、怪獣2号に適合した四ノ宮長官を手に入れるためでした。第1部隊が戦っていた怪獣9号よりも、身体の大きさもオーラもけた違いです。
【松本直也 「怪獣8号」 集英社 少年ジャンプ+ 6巻 第51話】
四ノ宮長官は現役から退きながらも怪獣2号の適合者です。怪獣2号が札幌を壊滅させたときのメインバーストを放ちました。しかし、これは元は怪獣2号が放つ技であり、人間では耐えられません。それを2発も放ったのです。さすがの怪獣9号も身体の再生が間に合わず核が見えるほどでした。これで倒されたと思いました。
【松本直也 「怪獣8号」 集英社 少年ジャンプ+ 6巻 第51話】
しかし、徹底的に狡猾な怪獣9号は準備を怠りませんでした。怪獣2号の攻撃にも耐えられるように備えていたのです。人間最強の技を受けても、怪獣の心臓である核が全く壊れなかったとは脅威でしかありません。そして、あの四ノ宮長官が取り込まれてしまうのをみるのはとても耐えられませんでした。ああー四ノ宮長官!!
【松本直也 「怪獣8号」 集英社 少年ジャンプ+ 6巻 第52話】
怪獣9号は怪獣2号を手に入れました。今までとは別物で、四ノ宮長官が最強の部隊として用意した怪獣8号である日比野カフカと第1部隊の鳴海弦が同時に戦っても余裕だったのです。そして、四ノ宮長官の娘であり、未来のエースである四ノ宮キコルでは全く歯が立ちませんでした。しかも、娘の前で父親の姿を見せようとするのは、意地がわるいです。ほんとうに狡猾で、いやらしいですね、怪獣9号は。憎たらしくて、いやらしくて、嫌われる理由がよくわかります。
怪獣9号の目的とは?!今後の怪獣9号を徹底考察!!
【松本直也 「怪獣8号」 集英社 少年ジャンプ+ 5巻 第38話】
唐突に現れた怪獣9号は、他の怪獣と違い、ただ街を破壊するだけではありません。では、怪獣9号は何の目的のために動いているのでしょうか。それを紐解くセリフやシーンがそろってきました。まず上記のセリフになります。立川基地付近に現れ、怪獣8号の傷で深手を負っていた怪獣9号は、脱皮によって傷を癒すと共に体の進化を図っていました。脱皮が完了した怪獣9号が言ったセリフとなります。正直、真意は図りかねます。たしかに怪獣は倒された後、弾丸などの材料にされたり、識別怪獣兵器として防衛隊の最終兵器にされたりします。つまり、怪獣の力が人間の手に落ちているといえます。識別怪獣とされる大怪獣も人間の手にあり、怪獣兵器となっています。そんな人間の手にある怪獣の力を集めているのです。しかし、怪獣の力を集めて何がしたいのかは語られていません。
【松本直也 「怪獣8号」 集英社 少年ジャンプ+ 6巻 第53話】
次のキーポイントは上記のセリフです。怪獣9号は怪獣を取り込み、成長することができますが、なんと四ノ宮長官を取り込むことで、怪獣2号の力を手に入れてしまったのです。怪獣の力も吸収し、さらに強力な怪獣になることが目的だと思っていましたが、怪獣2号を取り込んだことは、さらなる目的のためといえます。怪獣の時代とはなんでしょうか。怪獣の背景がいまだに語られていないので、気になって仕方がないですね。そろそろ怪獣9号の背景がでてきてほしいところです。
まとめ
怪獣9号について徹底的に紹介しました。魅力がない、気持ちわるいなどと騒がれている怪獣9号ですが、本来嫌悪感と恐怖を抱く怪獣という存在を象徴しているともいえるでしょう。怪獣9号は他の怪獣と違い、多彩な能力と驚異的な再生能力、ウィルスのような学習能力などがあり、最恐にふさわしい怪獣です。そして、ただ強いだけでなく、残虐で狡猾な性格を持っており、人間をいたぶり殺すことも躊躇しません。こんな凶悪な怪獣がある目的のために動いているのが末恐ろしいです。怪獣9号の目的は強さを求めているだけかもしれませんが、怪獣8号は未回収の伏線があるため、今後の怪獣たちの動向に目が離せません。今後も怪獣9号の正体に迫り続けます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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※今後もどんどん情報を追記予定です!